無意識で打つ。 | スポーツ大好き!!

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野球が専門ですが、野球以外のスポーツも大好きです(^^)/
また観客や歓声に包まれたスポーツシーンが見れる日が来る事を期待しています。

今回の話はちょっとややこしいですから、野球の・・・特にバッティングが好きな方以外には

読むのが辛いかも知れませんけど 笑 興味があったら読んでみてください。

意外と深いですよ・・・・ニコ

 

少し前に再放送だと思うのですが・・・・、

スポーツXヒューマンと言う番組を見ました。

 

 

その日取り上げられていたのは阪神の近本選手。

 

阪神優勝の立役者と言って良いと思います。

MVPに最高の得点圏打率。

 

同じ左打者で身長もほぼ同じ。

ただ 打者としてのタイプが違うので興味津々で見ていたのですが・・・・、

その中で「無意識で打つ」と言う言葉が出てきてビックリしました。

 

考えて考えて打っていた近本選手が無意識で打つようになったと言う話です。

無意識で打つ・・・と言うのは、どうやって打ったかを覚えていないと言う事

 

実は僕も、特にホームランや3塁打など長打を打った時、どうやって打ったかを覚えてない笑い泣き

「来た!」と思った後 打球が飛んで行ってるのを見るまでまったく覚えていません 笑

反対に 外角の難しい球を上手くレフト前や三遊間に打った時はよく覚えています。

 

これがどう言う事かと言うと・・・・、

普通 目で見た事を後頭部の視覚野から前頭前野で理解して運動野に送って体が反応します。

 

無意識のバッティングは、②から前頭前野を飛ばして運動野に送ると言う事らしい・・・。

前者が0.3秒かかるのに対して後者は0.13秒で済むそうで、この違いは大きいですよ。

体が反応するまでの時間が短いと言う事は、投手の投げた球を長く見られると言う事。

速い球も長く見られるし、変化球が変化するまで見られると言う事。

ただ それを覚えていないけど 笑

 

例えば 右投手の真ん中から内角に入ってくるボールをホームラン打った事があるのですが、

「カーブだ!」と分かったからタイミングも合ったと思うのですが、ベンチに帰って来て

「カーブを上手く溜めて打ったね。」と言われるまで、カーブだったと知りませんでした 笑

不思議ですよね・・・・。

 

打者ならみんなこれが出来ればもっと打てるようになるはずなんですけど、これに必要なのは

ここに来たらこう打つ、変化球だった場合はこう打つ・・・と言うプログラムが出来てないと、

無意識で対応できません。

その為の気が遠くなるような練習の繰り返しが必要ですよね。

 

よくストライクゾーンを9分割した図が出て来ますよね。

僕は9分割ではなく下矢印こう言うイメージで素振りしていました。

    

ADGBHCFIの 内外角、高低の厳しいゾーンと後は甘い球 笑

一回一回 ここの球はこう打つ、変化球だったらこう打つ・・・と考えながら

数千回 数万回バットを振っているうちに体が覚えたんだと思います。

例えば 料理の名人は何か作る時に、まずはこれ・・・え~と次は何だっかな とは

考えないと思いますし、玉葱を切ったりキャベツの千切りする時に 繊維に沿うのはどっちかな

とか 手を切らないように、左手は猫の手で包丁を高く上げないようにと考えないでしょう。

それと同じ事だと思いますよ。

 

高校のまだレギュラーじゃなかった時に、雨の日にみんなで素振りしていた事があるんですけど

号令に合わせてバット振るんですけど、50回くらいバット振った時に監督さんにお前はコースを意識して振っているのか? と聞かれた事がありました。

はいと答えると、その監督さんがみんなに お前達すぐにこいつに抜かれるぞと仰いました。

真ん中ばっかりバット振っても意味が無いのをみんな知らないんだ・・・思ってビックリしたのは僕の方でしたけど、何も考えずに言われたから素振りするのと自分で打てるようになるために

考えて考えて練習するのは明らかに違いますよね。

2年の秋からずっと4番を打ちましたから、監督さんの予言は見事に当たりました 笑い泣き

 

 

打席ではまず コースを見ます、次にまっすぐか変化球かを見る。

変化球なら糸の赤が見える話は前に書きましたね。

その時点で体が覚えているたくさんのスィングの中で どの打ち方が一番良いのかを無意識に

判断してそのスィングをしていたんだと思います。

 

こう書くと、僕が物凄い選手だったみたいですけど 笑 王選手の様に凄いホームランが打ってみたい という夢がありましたからね 笑

頑張れるだけ頑張って見よう と思ったら物凄く頑張れました \(^o^)/

 

練習は充分やってきましたから、打席に立つ時に考えていた事は・・・・・、

① 今どうする事がチームにとって一番良いのかと言う事

② 打ちたがらないと言う事・・・・ストライクしかバットを振らないと言う事

③ フルスィングする球かそうではないのかを判断する事

 

これを確認した後は、偉いお坊さんのように無心で打席に立つ事を大切にしていました。

きっと 途中から無意識のバッティングを信じていたんだと思います。

 

で・・・、どう打ったかを覚えているのは、欲が出てヤマを張ったら全然違っていて 笑

必死になってバットに当てたヒットなんかが多いです 笑笑

 

来た! と思った次の記憶は、打球が高く遠くに飛んでいるのを見た時です 爆  笑

素晴らしい光景でしたよ。

この気持ち良さが忘れられずにずっと野球を続けられました\(^o^)/

 

またまた昔の自慢も入りましたけど 笑 考えなくても出来るまでやってみると良いですよね。

なにも努力しないで、またはちょっと頑張ったくらいでは何も出来ないですよ。

今 自分がいる所を深く深く掘ってみる・・・・そこに泉がありますよニコ

簡単に諦めないでねニコニコ

僕に出来たんだから誰にでも出来ますよ。