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Number主催のスポーツライティング、第3回目の講座が、6月14日の20時から約90分に渡り開催された。この日は出張先ではあったが、仕事予定も会食予定も入れず、初回ぶりの生配信を視聴した。

 

今回のテーマは、「ライターが身に付けるべき素養 プランニング力」というものだった。

 

例によって、詳しいレポートは書けないが、簡単に言えば、ライターになった場合、書くこと以外に、どんな要素が求められるのか、事例を使って説明頂いた。

 

・仕事をGETする為に必要なこと

・基本は「企画」して「取材」し「執筆」する

・良い「企画」のポイント

(サプライズ)

・「企画」の考え方

(インプット習慣化&ターゲットニーズ)

・事例「Number渋谷編集室 with ABEMA」

(概要・目次案・実現内容など)

・「企画」のプレゼン

(なぜ?今この企画?この人?)

・オファーレターの書き方

 

それから、前回課題の優秀企画作の紹介と講評があった。4つ紹介されたが、特集テーマとポイントだけピックアップ。

 

「女性アスリート」特集

※女性の方。これまでに女性テーマの特集が少ない。

(本当にそうらしい)

「甲子園」特集

※高校野球好きな男性。マニアネタのオンパレード。

(引退されて甲子園近郊にお住まいらしい。そういう生き方、いいなあ!)

「魔球の系譜」特集

※大谷のスイーパー話題から。

「Jリーグ30年」特集

※節目を歩みで振り返る。

(欧州と比較してフランチャイズの在り方について、訴求されたかった?!)

 

この中では、やはり自分と同じ大谷絡みの発想を起点とする「魔球」に焦点を当てたテーマに関心が向いた。

 

内容的には、スイーパーに始まり、ジャイロや150キロのフォーク等、歴代の「魔球」を振り返る目次案企画。発想素は、WBC決勝最後のトラウトを仕留めた大谷のスイーパーだったそうだ。

 

編集局長の松井氏からは、「フレームワークがいい!」という評価だった。「フォーク進化論」や「烈伝」風に企画をまとめてみるのも、面白い企画になるのではとのコメントもあった。

 

正直、やられた!感はあった。

 

なるほどな!と思った。

 

まだまだ自分は浅い。

 

そして、3回目の課題宿題は、

 

「前回の第2回課題で考えたプランの中から一つを選び、その企画の取材対象者への出演交渉企画書を作成してください ※フォーマット自由。ポイントは、いま、なぜを大事に!

 

というものだった。

 

自分の提出企画は、もちろん大谷翔平特集。シーズン終了後にFAをむかえる大谷に対して、今後の展望などを球界関係者に語って頂く企画を提出した。

 

内容とフィードバックは、以下のブログを参照。

 

 

 

メインの取材対象は、大谷を指導されてきたおふたり、佐々木洋監督と栗山英樹元監督。栗山監督は、WBC関係で取材も多いから、今回の取材交渉企画は、佐々木監督宛にした。

 

第3回講座でオファーレターの書き方参考例があったので、そのまま佐々木監督に当てはめてみた。

 

前段は、背景含めた企画の骨子の紹介。後段は、なぜ、佐々木監督なのかを、これまでの対象者の言葉の振り返りや選定意図を書いてみた。

 

以下が、提出した課題レポートだ。

 

佐々木洋 様

 

Number 大谷翔平選手特集号への取材のお願い

 

このたび Sports Graphic Number では、2023 年 11 月発売号にて大谷翔平選手の特集号を 企画しております。特集テーマは、 二刀流は、何処へ』 仮題)。今シーズン、メジャー2 回 目の MVP がほぼ当確となっている大谷選手は、このオフ FA になられます。大谷選手は、 「一番の選手になりたい」ことを公言し、海を渡りメジャーへ挑戦されました。そんな大谷 選手が次々と偉業を成し遂げていく中、今後のネクストステージに向けて、ワクワクする 「展望」、「期待」、「激励」を関係者の皆様方からお伺いし、誌面にまとめて読者にお届けし たいと考えております。つきましては、今回の企画の中で、先の WBC で監督を担われた栗 山英樹さんとの対談形式の取材をお願いしたくご連絡差し上げました。お忙しい中恐縮で すが、以下の内容をご確認の上、ご検討の程、宜しくお願い致します。

 

【ご相談内容】

 

佐々木さんは、高校時代の大谷選手に常日頃から、「目標を大きく持ちなさい」、「開拓者で あってほしい」と指導されてきたと伺っています。2 度の MVP 獲得、春には日本中を虜に した WBC 優勝など、「一番の選手」に向けて邁進している大谷選手に対して、今後に期待 するお話を伺いたいと考えております。また、日本で 5 年間大谷選手を指導され「二刀流」 選手に育てあげた栗山さんにも同様のお話を伺いたいと考えております。可能であれば、 佐々木さんと栗山さんに対談形式でお話を伺い、今春の WBC に関する「大谷選手」、「監督 業」、「采配」、についての討論も行って頂き、佐々木さんにとっても、ファンにとっても、 有意義な記事にできればと考えております。大谷選手をご指導されてきたお二人の対談は、 未だ実現していないと記憶しております。大谷選手の次の未来を展望するこのタイミングで、 ぜひ貴重なお二人の対談を実現できればと切に願っております。ご検討の程、宜しくお願い 致します。

 

【取材者】 石田雄太(予定)

【取材時期】2023 年 10 月上旬頃

 

以上、

 

仕事上の夜の会食が多かった時期ということもあり(言い訳?汗)、正直ゆっくり考えたり、背景を伝えるうえであらためて佐々木監督について、振り返るインプットタイムは、ほとんど取れなかった。

 

単純に、書き方参考例に、今回の主旨を当てはめてみただけだ。

 

自己評価としては、あんまりコンプリート感は無かった。

 

今週になって、講座担当の藤森三奈さんからフィードバックを頂いた。簡単にまとめると、以下の指南を頂いた。

 

・頭に企画が何なのかズバリ書いた方が、わかりやすくていいと思う。

(タイトルに、栗山英樹さんとの対談のお願いなど)

 

・人にお願いする際に、どうしてもへりくだり過ぎることがままある。敬語の使い方には注意すべき。

(お届けしたい→届けたい。ご指導されてきた→「ご」不要など)

 

・全体の作りはOK。企画の説明→お願いしたいこと、よくまとまっていると思う。

 

・よんでみたいです!

 

最後に、「よんでみたいです!」と、びっくりマークまだ頂いた!

 

褒められると、やっぱ嬉しいものだ。

 

最近は仕事上で、添削されるようなことは無いから新鮮さもあった。

 

褒めるの大切さも、身をもって学んだかな(笑)

 

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