【違和感その2】理系は頭が良い
よく理系は頭が良いと言われる。
私も理系出身だが、理系にだって出来ない人っていうのはいくらでもいた。でも、なぜ理系が賢いと思われるのか?またまた頭の体操がてら、なるべく客観的に考えてみることにした。
頭が良いかという指標は、やはり試験であろう。文系理系が同じ条件で受ける、センター試験主要3科目合計の平均点を見ると、ほとんどの年において理系が高い。
では、理系と文系の分岐点はどこか?と考えると、数学ができるかで別れてしまう。つまり文系科目が得意というわけではないけど、消去法で文系という人達がいる。そういえば消去法で理系って人はあまり聞いたことがない。
なるほどね・・・。
とはならない。
国語と英語は文系の方が平均点が高い。2科目できる方が頭が良いのではないだろうか?あいつ数学しかできねーじゃねーか!とか言われた事があるような気がする。結局よくわからない。
本当にそうだろうか?
ちなみに私は理学部数学科であったのだが、数学っていうのは哲学的要素を持つ。なので、文系の方が上手く理論を展開する事ができるのではないか?と思ったことがある。しかし実際に文系にやらせてみるとそうはいかない。
大学院時代、教育学部の教養数学のアシスタントをした事があるのだが、忘れられない試験解答がある。
【問】
時速100kmで走る電車の中でボールを落とすと、外から見たボールはどのように見えるか?
【解答】
時速100kmで走る電車の中なんて見えない。
筋の通った素晴らしい解答である。
もちろん正解は『ボールが斜めに落ちているように見える』である。ザックリだけどw
ちなみに『2x - x = 2』なんて答えも文系からは出てくるらしい。理由なんて考えなければ正しい。。。
と言う事で、筋道立てて考える事が出来るから、理系が頭が良いと言う訳でもなさそうである。しかし2つの解答には、決定的に違う要素がある。解答の基準が『自分が正しいと思う』か『客観的に正しい』かである。自分が正しいと思うという発想は、思考停止状態に近い。
この傾向は次の話題からも読み取れる。
プレジデントなどに掲載されるような、人気企業ランキングは流行企業がランクインする傾向が強いという分析がある。特に文系のランキングは謙虚に傾向が現れるという。学生に良い企業を選ぶセンスがあるとは思っていないが、メディアで話題になるような企業は良い企業に違いないという、客観的判断とは程遠い考えが伺える。ナウい言葉で表現すればミーハーである。理系ランキングには、少しながらではあるがジョブを売り込む姿勢が見られる。単に客観的に物事を考える姿勢が知的に見えているのではないだろうか?
余談だが、理系にも理系女子と呼ばれて嬉しそうにしている人もいる。既に客観的判断ができていないので、単純に『かわいい女子』って呼べばいいんじゃないかな?なんて心から思ってしまう。そっちの方がよっぽど喜びそうだ。
なんだか文系バッシングみたいになってしまったが、時代のトレンドを見る幅広いバランス感覚を持っていると解釈することもできる。逆に理系は、興味無いことには関わらずにいたい傾向がある。没頭力、追求力が強い故に、人間の感情を度外視して真実、正しい世界観を導き出すことを重要視する。余談だが授業中に寝るのは理系が多いらしい。どちらが良いかと言えば微妙だ。
本当に頭が良いと言われるのは、バランス感覚、つまり間主観性に長けている。国立大学は頭が良いと言われる理由は、このバランス感覚かもしれない。
となると私立文系、私立理系の人の知識は偏りが大きい事になる。NHKを除く報道局は、私立文系出身者で構成されているという。思考停止的であり、大衆迎合的で裏を取らない報道が目立つのも納得できる。アベノミクス批判もあるけど、成功にしろ失敗にしろ根拠が全く語られない。経済学は文系とされているけど、今の経済は複雑になりすぎて、基盤となる数学をぶっ飛ばして語ることなんてできないのである。
これは一つの答えであり、答えは一つではない。念のため。こんな事をやってる時点で、この典型的な理系野郎め!とバッシングが来そうだけど、まぁいいやw