形が無くなるということ | アルツフルデイズ

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アルツハイマー型認知症になった実母のことと、
アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねます



あーちゃんへ沢山のコメント、メッセージをありがとうございます。
ブログを通してあーちゃんはこんなに皆さんにお気持ちをいただいていたのだなあと改めて感謝の気持ちでいっぱいです。

おひとりおひとりへのお返事をするのは難しいため、こちらでご挨拶にかえさせていただければと思います。


ご訪問ありがとうございます


2017年にアルツハイマー型認知症と診断された母の介護日記を書いています。
母は現在介護付有料老人ホームで暮らしています。
詳しくはこちらをどうぞ↓

 

 

 

とりあえず読んでみようかなと思う方は先ずはここちらをご覧ください↓

 

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亡くなった後、あーちゃんの身体にはもうあーちゃんの魂は入っていないことはわかった。

あーちゃんの身体はまだ温かかったけど、あーちゃんの魂は身体の痛みや息苦しさなどから解放され、どこかへ旅立ったのだとわかった。


だけど、それでも…。


葬儀で最後のお別れを済ませて火葬路に吸い込まれていく棺を見送った時、なーにゃんは小さく、

「あーちゃんの身体が無くなっちゃう…!」

と、悲鳴のような声をあげたが、ワフウフは声が出せなかった。


あーちゃんを象っていたあーちゃんの身体が、あーちゃんという形が無くなってしまうと思ったら

、自分の身体が千切れてしまいそうな衝撃に見舞われたのだ。

 


亡くなったと理解しているのに。もう笑ってもくれない、返事もしてくれない、魂の入っていない動かない身体なのに。

ただの形なのに。

その形が無くなり、ニ度とあーちゃんの顔が見られない、身体に触れられないということにこんなにも胸を掻きむしられるものなのか。


葬儀の後、お骨になることは当たり前に理解していたはずなのに、ワフウフはあーちゃんを一度ならずニ度までも失った気分を味わってしまった。


 

  

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