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認知症の病院へ行く際、バスを使った。
バスの停留所でバスを待つ間、停留所のベンチに座っていた高齢のご夫婦のうち、奥様の方があーちゃんに席を譲ってくださった。
キチンとお礼を言って、ありがたく席に座らせていただいたあーちゃん。
しかし、数秒後
さらにまたその数秒後
さらに…
ヒイ〜
はじめはギョッとされていたご夫婦だけど、あーちゃんの状態を察してくださったのか奥様がサラッと話題を変えて話しかけてくださった。
ご主人のカート話をあーちゃんはニコニコして「まあ、そうなんですかー」と聞いていたけど…
絶対自分に関係ない話だと思っているでしょ…。
ケアマネさんに勧められた時はこんな反応だったけど、
「自分に関係ない」と思っているからにこやかに手押しカートの話を聞けているんだよね〜。
ご主人はあーちゃんの状態を見てカートの話をしてくださったはずなんだけどな。
優しいご夫婦に救われたわ…。
でも、驚かせてしまっただろうなー。
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