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5/5のあーちゃんとの面会の最大の目的は、杖の練習だった。
その為、初めて杖を持って散歩へ連れ出した。
杖には案外抵抗を見せなかったあーちゃん。
しかしこの日は杖を見ると
と若干嫌そうな素ぶりを見せた。
でも、素直に杖を持ってくれた。
しかし…
外で見かける杖をついている方とは杖への体重のかけ方が全然違う。なんか、ただ持っているだけで支えに出来ないのよねー。
杖をついてでも自分で歩こうとしている感がないというか…。
まあ、慣れも必要かもしれないね。
片方の腕を組み、もう片方で杖を持っていても何度もよろけたり転びかけたりしているのに、杖を持つことが不満なのか
と納得が行かなそうに何度も聞いてくるあーちゃん。
そのうち、
自分は歳をとることなんかないみたいな顔をして言うあーちゃん。
(たんたんとはもう丸四年も会っていないことは置いておいて)
杖までつくようになって、何言ってるんだ⁉︎
ええ、あーちゃんは歳をとりましたよ。
老人ホームに入る前とはもはや別人レベルですよ。
…と、ワフウフたちは思ってるよ。
見た目だけじゃないよ、出来なくなったことだってたくさんあるんだよ。
いい加減自分の老いを認めて素直に言うことを聞いてくれ〜!
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