あーちゃんの給付金はあーちゃんのもの | アルツフルデイズ

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アルツハイマー型認知症になった実母のことと、
アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねます

新型コロナウィルス感染症対策のひとつで、国民全員に一律10万円の給付金が出ることになった。
そして、その給付金の申請書が世帯主宛に送付されるのも皆さんご存知の通り。

この、世帯主が家族分まとめて受け取るという形には様々な声が上がっている。
アメブロでも、いくつも「世帯主宛にされると困る!」という記事を拝見した。


あーちゃんもそのひとり。
あーちゃんはたんたんから逃れるために夜逃げならぬ昼逃げをした。
たんたんにあーちゃんのいる老人ホームを突き止められたら困るから、住民票を移していないのだ。


総務省のHPに
「配偶者からの暴力を理由とした避難事例の取扱い」
というものは載っているけど、

何しろ条件が厳しいのよね。
接近禁止令だとか、婦人相談所の証明書だとか。

「暴力」って言っても、たんたんは経済的なDVと言葉の暴力、そして薬の管理や食事の管理の協力をしてくれないネグレクトなんだよ。
1番外から分かりにくいタイプのDVなんだよね。


ホームにあーちゃんを逃す前、地域包括支援センター、区役所、弁護士事務所、人権団体、あちこちに相談した。
けど、どこも「婦人相談所」なんて教えてくれなかった。そもそも「虐待」扱いじゃなかったのかもしれないけど。

相談に行けば証明書はもらえるかもしれないけど、今はあーちゃんコロナで外出も出来ないし。


だけど、このままではたんたんにあーちゃんの分の給付金10万円を取られてしまう。
あーちゃんの分の給付金を渡してくれと言っても、たんたんは決して渡さないだろう。
とでも言いかねない。
というか、言うだろう。
住んでいないのに毎月請求されている生活費と相殺ってね。


それで、ホームのある区や実家のある区、そして地域包括支援センターにも電話で相談した上で、
「薬の管理や食事について夫の協力が得られない」と書いてある病院の診断書や、地域包括支援センターとのやり取りの記録、弁護士さんとのやり取りなど、
たんたんの非道な行為に関して相談した記録をすべて添付して、あーちゃんの分の給付金は世帯主ではなくあーちゃんがもらえるように申請してみることにした。
ダメ元で。


地域包括支援センターと実家のある区との、あーちゃんに関するやり取りの記録はあるようで、
ホームのある区からそれを確認してくれるというし、
地域包括支援センターの方もホームのある区へ事情を説明してくれるというし、
もう、手が離れた案件だろうに本当にありがたい…!


結局のところお上がどういう判断をするかは分からないけど、やれる事はやった!
…なーにゃんが‼︎
全て‼︎
なーにゃんどうもありがとう!
任せきりにしてホントスマン。

やれる事はやったから、あまり結果には拘らないことにしようと、なーにゃんと決めた。
たんたんに10万円盗られたら悔しいけど、それならそれで別の形で回収してやるさ!


それにしても、国民一人一人にマイナンバー付けているんだから、こんな時こそそれを生かしてくれないかしらね。

暴力を受けていなくたって、世の中そんな円満な家族ばかりじゃないのにね。



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