相槌術 | アルツフルデイズ

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アルツハイマー型認知症になった実母のことと、
アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねます

先日あーちゃんの面会に行き外出する時、下の階に行くため、エレベーターの鍵を施設長さんが開けてくれた。

その時に
と言われた。
と、あーちゃんの方を見ると、
あーちゃんはコロコロと笑いながら、ワフウフをバシッと叩き、
…はあ?
ワ、ワフウフ⁉︎
と驚いて言うが、あーちゃんはコロコロ笑い続けるだけ。

施設長さんが、
とフォロー(⁉︎)して下さり、そのままエレベーターに乗って下の階に降りた。
 

二人になってからあーちゃんに
と聞くと、
あーちゃんは看護師さんやスタッフさんに対してよくこういうことを言う。
そういう人もまあ居るだろうけど、施設長さんは基本的に誰に対しても腰が低く穏やかな人だ。(だから看護師さんにも使われているし、お茶くみまでやっている)
なので、



なんかもう、まともな会話にならなかったけど、
あーちゃんが多分、施設長さんが話してくれた内容が全然理解できなかったんだろうことをなんとなく察した。
理解出来なかったから笑って誤魔化して、ワフウフに話を振ったんだろうなー。いや、振られても困るけど…。


認知症になってから、
長いこと高度な相槌術で相手に会話が理解出来ていないことを気取られずに頑張ってきたあーちゃん。
初期の頃は娘のなーにゃんとワフウフですから、あーちゃんが会話を理解できていない事に気付かないくらいだった。

でも、
いよいよ相槌術だけじゃ誤魔化せなくなるほど、相手の話が理解出来なくなってきたのかなー。



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