老人ホーム内の自販機にある、甘いコーヒー。
甘いものに飢えているあーちゃんは日に何度もコーヒーを買ってしまったりしていたので、糖尿病の悪化を心配してなーにゃんとワフウフはコーヒー購入を禁じた。
お財布の中にも「コーヒーは買わない!買うならお茶!」とメモを入れたり、
なんとかあーちゃんの頭の中にインプットさせた。
あーちゃんはちゃんと言いつけを守っていた。
ただ、ホーム内で週に何度か「お茶」の時間があり、コーヒーを振舞われる。その時にあーちゃんはコーヒーに砂糖を入れて飲んでいたようだ。
しかし先日、部屋の浄水器の水が無くなっていたため足そうとして浄水器を持ち上げると、また浄水器の後ろにペットボトルの甘ーいコーヒーが隠してあった。
なーにゃんが
「…いつのか分からないから捨てるね」
と言うと、
「今日買ったのだから捨てなくていいわよ」
と言うあーちゃん。
ブツを前にすっとぼけるあーちゃん。
相変わらずあちこちに物を隠しまくっているあーちゃんだけど、ここ最近何回か隠したお金が見つからないまま微妙に減っていた。
それは隠したのではなく、コーヒーを買っていたのかもしれない。
多分あーちゃんは「コーヒーを買ったらダメ」という事は分かっていると思う。
だけど、物を隠す時と同じで、自分ではコントロール出来ない認知症スイッチが入る瞬間にやってしまうのかもしれない。
…あるいは単に甘いものが我慢できないだけかもしれないが。
お水もお茶もホーム内で自由に飲めるし困る事はないので、もうお金を持たせるのはやめるつもり。
隠すしコーヒーを買うし、持たせて良いことがないからね…。
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