ギア灯台の隣に佇む、ギア聖母礼拝堂。
主祭壇には、マリア様が祀られています。
このギアの丘には、ある伝説が残されているんですよ。
むかしむかし。
中国と日本の間を航海していたポルトガル人の航海士が、台風に巻き込まれました
方角を見失い、あわや遭難かと思われたそのとき!
この丘の上から数本の強い光線が発射され、無事進路を導いてくれたといいます
ポルトガル人たちは、聖母マリアのご加護のおかげだと大変感謝しました。
そして彼らは、伝説の場所にこの礼拝堂を建てました
というわけで、この礼拝堂はギアの丘に建てられた最初の建造物です。
ところで、こちらの礼拝堂。
1番の見どころは、天井や壁に描かれたフレスコ画です。
なんと、普通の教会には絶対にないものが描かれているんです。
では、ここで問題です。
ここに描かれているものは、なんでしょうか?
正解は、
こま犬!
魔除けの獅子です。
東洋と西洋の文化が交わる、ここマカオならではの感覚ですね
マリア様や天使とともに、盆栽やこま犬が描かれた、世界でも珍しい礼拝堂です。
ではここで、第二問。
このギアの丘には、ふさわしくないものがあるのですが、それは一体なんでしょう?
ここでは絶対に使わないもの。
普通はありえない。
どうしてここにあるの?というものです。
正解は、こちら。
船のイカリです
これにはちゃんと、理由があります。
台風で飛んできた?違う違う
イカリは、希望のシンボルなんです。
ポルトガル人は航海をしながら、はるばるマカオまでやってきました。
イカリを下ろすのは新天地となる陸を発見したとき。
つまり、航海の成功を意味します。
ここから、イカリが希望のシンボルとして使われるようになりました。
マカオでは、色んなところにこのイカリのシンボルを見ることが出来ます。
あなたの希望、マカオで見つけてみてください