今日は69の日ということで
最高にロックな銀モノを。
A&G GUILLAUME / ギローム
スカル×ダガーリング
銀モノファンなら誰もが知るビッグネーム。
シルバーアクセサリーの礎を築いたと言われている 3G の一人
GUILLAUME PAJOLEC / ギローム・パジョレック のリングです。
フランスのニースで彫刻家と音楽家の長男として生まれ、16歳までパリで過ごしたという、芸術的な環境の中で育ったギローム(ギヨーム)。
1986年に本格的にジュエリーを学ぶ為、アメリカに渡る事になります。
そこでジュエリー業界の中では最高峰とされる、G.I.A(宝飾専門教育機関)でカッティング、グレーティング、色彩学等のあらゆる技術、知識、資格を習得。
その後、アメリカに拠点を置き、ジュエリー業界ではなく、銀モノの業界に身を投じ、クロムハーツ、A&G、BWL、そしてガボールと数々のブランドでデザイナー及び技術屋として活躍をしてきました。
Guillaume Pajolec 日本公式サイト
このリングは初期A&Gに在籍中、自身の名前を冠したラインで発表したリングです。
ギロームに関しては本当に様々な雑誌などでそのエピソードが語られてきた訳ですが、僕の中で最も印象に残っている一説がこちら。
あの天才デザイナー、ギローム氏も「このシルバー業界で本物のジュエラーと呼べるのは、ガボールと俺だけだ」と語ったほど。
特筆すべきはこれがギローム関連の記事ではなくGABORATORYの記事の中の一説という事です。
他のブランドやデザイナーの記事の中で自らのエピソードとして 「○○はガボールの右腕として・・」や「Gaboratoryで仕事をしていた・・」 という記事は星の数ほど目にしてきましたが、ガボールの記事の中で逆にガボール氏を輝かせる為に 名前が挙げられたのは、カール・ファベルジェとこのギロームだけのような気がします。
僕の記憶を掘り起こせば、ガボールのアニマルの土台部分。いわゆるボートと呼ばれているデザインを「ギロームロック」と呼んでいる方が過去にいました。
後にギロームが自身のブランドとして立ち上げた LPルシアン.P にも似たテイストの作品がありますし、あれはもしかしたらギロームのデザインなのかも。
と、そんな数々の伝説・逸話が残るギロームですが、このリング。
やはり独自の雰囲気を持っています。
無骨すぎるなスカル。
何かを見透かすような、まん丸な目。
額に施されたバイカー色漂うバロンクロス。
彫り自体は大変深く彫られています。
しかし、ご覧のとおり現在巷にあふれているシルバーアクセサリーのような、彫りの精密さや繊細さはありません。
このリングは製作されたのはそんなブランドが溢れてくる遥か以前の、1995年頃。
現在のようにたくさんの銀ブランドやデザインが溢れる前の空気感を強く感じると同時に、その後の銀モノ業界の指針を示したような重みをも感じます。
そして、リング全体に漂う、ある種アンバランスとも言えるトップのボリューム感。
このようなトップが大きく、裏側がそれに比べてかなり細くなっているリングは節で留められないサイジングの難しい指=人差し指に向いているのかな・・なんて僕は思いこの指で着用をしています。
それにしてもやはり男っぽく、そして大人なデザインです。
銀モノは線が増え繊細になりすぎると、時に子供っぽくなってしまう危険性があります。
その辺りを認識して敢えて作りこみを抑えているようにも感じます。
そして、ギローム氏は大変インテリな方でありながら、同時にハーレーをこよなく愛すリアルバイカーでもありました。
華美な装飾を省いた真っ直ぐで男っぽいデザイン。
本当のバイカーが好むのはこんなアクセサリーなのかもしれません。
リングの裏側には 「GUILLAUME」 の名前がしっかりと刻まれています。
ここでどうしても思い出すのが
ピーター・モレノ のブランド Guillaume (公式サイト )
このブランド、あまり知られてはいませんが、ギミックや細かい所で実に面白い物を持っているんです。
デザイナーであるモレノ氏は、ディズニーランドやユニバーサルスタジオ等のデザインも手がけたマルチクリエイター。
彫金技術や加工技術はあるのだろうか・・と思うと、この全く同じ名前の Guillaume にも、表には一切出ていませんがもしたらもしかしたら ギローム・パジョレック氏が関わっている?なんて勝手な妄想が湧き上がります。
(これに関しては全く100パーセントの僕の想像です。)
シルバー界の重鎮、ギローム・パジョレック。
その謎と妄想はますます深まります。
次回につづく・・

















