まるでモナコ市街地コースのような片側1車線道路。。
そうです。僕はお盆期間中に実家のある愛知県の北設楽郡に帰郷しておりました。
という訳で I L O始動です!!
こちらは北設楽郡の中でも中心地区にある設楽町田口のメインストリートです。
もうちょっと歩くと商店街なんかもありますよ。
お盆とはご祖先さまの霊を祀る行事。
この期間はご先祖さまが家に戻ってこられるとも言われています。
そんな訳で僕も13日にお墓参りにいってきました。
お墓ではお線香を焚いて、お供えをして、掃除をします。
あと、こんな風に火を焚くんですよね
これはご先祖さまを僕らがお迎えにあがった事を意味します。
田舎の方ではこの風習がしっかり残っています。これは迎え火といいます。
ちなみにこれはお墓から見える景色。
あと、嬉しい事にここから自宅が見え、自宅からもお墓が見えるんです。
なんか安心できます。
家に帰ると自宅前でもこんな風に火を焚きます。
これも迎え火です。
ご先祖様が道に迷わないように「こちらですよ」と明るく照らしておくんですよね。
そして、設楽町にはこんな伝統文化があります。
念仏踊り。
今はほとんど「はねこみ」って呼ばれています。
はねこみ は亡くなられた方を供養する意味で行われます。
その年(前年のお盆以降)に亡くなられた方の家に行き(主に14日)、浴衣に大きな被り物をした衣装で踊りと歌を歌います。
これはかなり昔からあって歴史ある行事のようです。
この歌と踊り、そして楽器や鐘の音色。もの心ついた時から身近にあるので、これを聴くとお盆だなって実感します。
この田口でも一部の地域でしか行われていませんが、町の人がこれを絶やさないように継承し続けているんですよね。
そして、15日には はねこみ は町を回って近くのお寺に行きます。
この時は地元の女の子も踊りに参加します。
昔は小学校低学年だけだったのですが、年々人数が減ってきてしまっている為、現在は保護者の方も参加していたりします。
色とりどりの浴衣がとても綺麗ですね。
ここはお寺という事もあり、本当に神秘的な世界が繰り広げられます。
そして、神秘的ではあるのですがみなさん顔見知りの方ばかりですので どこかしらに和やかさもあって本当に不思議な雰囲気なんです。
踊りや歌は数種類あります。
携帯ですが、動画を撮ってみましたので設楽町の伝統文化 是非ご覧になってください。
15日が終わる頃になると自宅の前に火を焚きます。
これを送り火と言います。(こちらは16日に焚くところもあるようです)
ご先祖様が帰られる時に道を明るく照らす意味があります。
この時は町の道沿いに転々と火が灯され本当に綺麗です。
都会に来ると田舎の良さが分かると言いますが、最近それが身に沁みています。
迎え火、送り火、はねこみ。
昔から当たり前のように行っている行事なのですが、大人になるとその意味や尊さを改めて実感できます。
僕の故郷の町、そして文化、ずっと大切にしていきたいです。
そして、ご先祖さまありがとうございます。来年もまたいらして下さいね。