10年生存率だそうな。 | 町なか散歩人の大腸がん・抗がん剤・その後

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開設してから、ほったらかしにしてたのが今年になって
「大腸がん」が見つかりましてね。検査とか手術とか副作用とか
同じ病気で不安に感じている方に少しでも役に立てば良いなと
思ってまとめて見ました。抗がん剤治療から少したってまた、
現状報告始めます。

ネットを見ていましたら、「癌の10年生存率が公開」って
有りましたから。当事者としては見ますよね。

ニュースを見てから、癌センターのHPとか紹介の
データベースも見てきました。

これまでの数字とあまり変わりない印象でしたが
データベースの「詳しく見る」で自分と類似の事例で
確認してみると思ったより高かったですね。

ただ思ったのは、ニュースなどでは「生存率:生存期間」の
様に表現しているものもあり、ちょっと違うのではないかと。
率直に言って、生存率の数字そのものにあまり意味を感じ
無いです。

今ある「5年生存率」も今回の「10年生存率」も治療効果の
程度を、癌の種別、グレード別にまとめた物と理解した方が
良いんじゃないかと思いましたね。
癌にかかった人の寿命の物差しじゃないんだから。

使っているのは「相対生存率」でしょ。
年齢、性別で病気でもなんでもない人が標準的に期待する寿命
っていうのをコホート生存率表っていうので毎年出してる訳で。
何も無くても、5年10年生存率でみると、2%ぐらいは死んで
るというのがベースみたいです。
ですから、何もない普通の同年代の人でも98%とかですよ。

それを基準にして、癌にかかった人はどうかって補正をかける。
治療の効果とか、進行度とかで変わってくる数字ですね。

患者個人としては、生きてるか死んでるかは確率っていうより
なんの治療に、どのように努力するかっていうのが大事で
「あー、俺って三割は死んじゃうんだ」ってのが重要な筈は
ないですよ。

むしろ、「俺の癌は、治療効果がこれくらいか。」とか
生存してる人は何が良かったのかな?っていう方が、興味を
ひきますね。
実際に、癌の生存率は上がって来てるし、それは早期発見
だったり、治療法の進歩だったりする訳ですからね。

スティーブン ジェイ グールド先生も、中皮腫って癌に
なられて、免疫学でノーベル賞を取った恩師に癌の必勝法を
聞いたら「楽天的な性格」と言われたと、著書に有りました。

私としては、「あなたの場合、5年生存率は70%です。」って
言われても、「で、俺何すれば70%メンバーに入るの?」と
聞きたい訳であまり数字に意味は無いってそういうこと。

それよりは「楽天的な性格」って言われた方が、納得。
前向きだし、治療に積極的に関与できるしね。

ま、ニュースを見てそんなことを考えてました。

ではまた。