大腸内視鏡で取れないと判明したので、次はいよいよ
腹腔鏡手術になります。
まあ、計画通りではあるけれども一応家内同席で説明。
・大腸内視鏡で切除できない。
・腹腔鏡手術で、S状結腸と下行結腸を10cmづつ取る。
・下行結腸ははがすのにちょっと時間かかる。図で説明。
・遠隔転移はない。
・リンパ転移も見る限りではないが、D2(中間レベル)まで
取って検査する。
「あるとすればこれだけどなあ」とCT画像で一か所説明あり。
・中を見て転移が多ければリンパも広範囲に取るけれど、そう
すると、腸に栄養を送る血管も取るので、縫合が上手く
つかなくなる可能性もあるので、短期間は人口肛門にする
選択肢も出てくる。
これくらいだったかな。
人工肛門じゃ無い様にお願いしますって言ったかな。
もう説明が癌ですよね。
この頃に会社提出用に申請した診断書も、S状結腸腫瘍と
ありましたけどストーリーは癌ってなってたと思う。
☆腹腔鏡手術
確か13:00開始で聞いてた。
午前中に看護師さんが来て、おへその掃除を綿棒でしてくれた。
穴をあける5か所のうちの一つがおへそだって事なんだが、
へそのごまを取るとおなか痛くならんの?そう言いますねえ
(笑い)なんて会話をしつつ終了。
連絡があって看護師、家内と3人で徒歩で向かう。
この時は手術着で下はT字帯のみ、腹帯は持って行った。
術前に軽く問診ありました。
身につけてる指輪とかメガネとか全部はずします。
そういえば、「手術担当チームの誰それです。」って自己紹介
されたなあ。緊張してたんでしょうね、覚えてないです。
最初に、氏名、生年月日の本人確認がありましてその後に
「今日は、何の手術をするか聞いてますか?」
「S状結腸癌の切除手術です。」「わかりました」
自分で初めて癌って言ったので、少し複雑な心境でした。
手術室に入ってからは、あっという間なんですが記憶に
あるのが背中にする硬膜外麻酔の処置かなあ。
右を下にして横になって、膝を抱えて顎を引いて丸くなります。
背中の消毒、一回麻酔、その後たぶん硬膜外麻酔の処置と
思われますが、痛くはなかったです。しかしねえ、なんだか
とても不愉快なんですよ。
感覚的には背中をぎゅーっと押される、皮下がチリチリする。
また、ぎゅーっと押される、皮下がチリチリする。
背中のほうから「うっ!」「ッショ」とか声が聞こえるし。
で、ぎゅーぎゅー押します。「ふー、下から行くか?」
ひとりごとだよね....
最後の方で背中に結構広範囲な粘着シート?はって
仰向けになると、麻酔が入って意識喪失しました。
☆☆手術中は意識なし☆☆
次回は、術後の意識のあるところから。