[短編小説] [R15] My Doctor | 妄想小説日記 わしの作文

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わたしの妄想日記内にある”カゲロウの恋”の紹介するために作った
ブログです

「今日の血圧は」

「今朝は125の78昨日は134の80で1週間前は138の8

 6ですから不整脈の疑いがあり追すので心電図をみたほうが

 良いと思われます、心電図をはかりますか」

「Yes/No」

「Noだよ、一昨日計ったばかりじゃないか」

「CTスキャンをしますかYes/No」

「なんでそうなる?」

 

医師からモニターを頼まれ血圧計を買おうか悩んでいた時だったか

ら心電図も測れる優秀なAIと聞いたので私は即決でOKした。医師からAIと聞いた時てっきり市役所にあるような上半身だけの無機質な機械だと思っていたが届いてみれば配送されてきたものは棺桶だった。

 

「なんだこれは」

「栗原医師からの御届け物ですよ」

 

恐る恐る棺桶の様な箱を開封してみるとそれはまるで女の肢体だった。

 

 

柔らかな尻肉のホクロを押してみると確かにS/Wだ。起動すると瞼が開き上唇が開く。見た目が人間そっくりなので音声も期待して

しまうがそこは医療AIで音声は一昔前のロボット、片言でしか話せ

ない。見た目がリアルだと下着姿が気になるのが男の心情で思わず

スカートを捲り上げてしまう。

 

「い・や・ん」

「おまえ、そう言う事は業務外になるから気をつけろ」

 

話す言葉は片言でひっかえつっかえだが音声は女性のような高い声

なので思わず委縮してしまう、しかし人間そっくりに精巧に作られ

ているとしても所詮はロボットで機械を下調べして何が悪いものかと思った。段ボールに貼りつけられた注意書きを含む説明書とモニタ

契約で守る事項を呼んでみると、

1:血圧は毎日測ること

2:A`Iの指示は守ること

3:厳しいかもしれないが夜の恋人には使わない事

4:名前はありません。my doctorと呼んでください

5:モニターですので名前はつけないでください

新しい血圧計を買ったら使ってみたいと思いたくなるものでそれは

市販の血圧計も科学の粋で作られたAIも同じ。

”これは新しい血圧計なのだ”

わたしは早速血圧を測ってみることにした。

 

わたしと対面で座り込むとAIはわたしの手首を小さな手は握った。

ひんやりと感じる手ではあるがそれは人間の女性も同じ、では機械

と違うのはといえばやはり人間の手の柔らかさではあるまいか。握

られた手の感触は猫の肉球のように柔らかく程よい反発力もあり

心地よさに泥酔した。

 

「上が138で下が82、脈拍数は64です時刻は16時32分」

 

血圧が簡単に測れると安心したように思うだろうが今は違う事を考

えていたのだ。電源入れる前なら触り放題なのではなかろうか?

単純に考えたらその考えはあっているだがメモリーバックアップと

言う機能がある、それは電源を切っても時刻や血圧の数値を呼び

出す機能で言い換えると電源を落とした状態であってもメカは完全

停止していない。

 

忍び足で”my dotor"に近づくと瞑っていた瞳を開けるが照明をつ

けていないのでわたしは眼が動いたとは思っていなかった。

 

「眼を開いていたっけ?まぁいいか」

 

まだ起動していないと信じ彼女のTシャツをたくし上げ露わになった

ブラジャーの上から胸を揉みしだく、柔らかな胸の感触につき立て

の餅に思いを馳せ無想すると夢心地で草原で可愛い女性を追いかけている自分が連想される。

 

「おまえ、何する」

「おまえ、いい加減にしろよ」

 

するとわたしはその声に白日夢から現実世界に戻され両手で二つの

肉だんごを掴んだまま硬直した。第3者からすれば手を離しTシャツ

下せば良いのにと考えるだろうが一瞬にして出来る手品師ではなく手を固める事しか出来ないのである。死んだ母が良く言っていた事だが何故所定の場所に置かないのかとの質問にその瞬間だけ記憶がないので自分でもなぜ置いたのかわからない。母は痴呆の毛があったから例えば食器棚に置かねばならない皿を冷蔵庫に入れたりす

が当時は夢遊病のように無意識で片づけた為自分には記憶がない自分には意識がない状態で胸を揉んだから記憶は残らない。

 

「あれ?なんで胸を掴んでるの」

「俺って痴呆症だったのか」

 

判断材料がないような痴呆症ではあるが実はそうでなく痴呆症の患者と正常者では眼の動き、瞳孔が違うので眼の動きさえみていれば

意識があるのか無意識かわかるものなのだ。

 

「痴呆症だと大変、心電図を計ろう」

 

心電図を計るにはマグネットを身体の随所に張り付けるもので人間は心電図を嫌がるとAIのデータにはあったのでAIにはゆとりがあった。だがなぜかAIは服を脱ぎ始め下着姿を披露する。レースのブラ

ジャー後ろにあるホックに手を掛けたところで男を窘めた。

 

「心電図測るからお前も脱げよ」

「へ?」

 

AIが言うには裸で抱き合って30分経たないと心電図は測れないら

い、そうパンツ1枚つけず全裸で抱き合うのだ。それと心電図への切り替えは胸の中央にある突起を捻ったり引っ張ったりしなけれ

いけないそうでこちらとしては”そんな事していいの”と喜々担々

である。

 

おわり

 

この物語はフィクションであり

 

人物団体には一切関係ありません