男ならだれでも一度は経験したことがあるだろう、股間に血が
充分すぎる程に流れ込んで皮の余分な弛みがなくハチ切れん
ばかりにいきり立ってしまう、なぜそうなってしまったか本人に
もわからない。若い頃ならいざ知らず30過ぎてアダルトな映
画を見てもそこまで隆起しない程膨張するのがたまにある。
おっぱいが張ってどうしようもないの!おっぱいが張った事が
ないからその感覚は理解できないが完全に隆起すると同様の
まるで神経を裸にされたかのように少し触れただけで反応する
過敏な物になる。
近頃異性と性交渉していない40代半ばの男が部屋で感動作
と知られるアニメを見ていた。教会で主人公が寒さと飢えで倒れ
主人の後を追うように大きな犬が倒れ込むといったものなので
涙は流れるかもしれないが性的な興奮は皆無の筈なのだが股
間が圧迫されているような感覚に苛まれる。それは次第に痛み
を覚えパンツを下すしか手段はない。パンツを脱いでみると普
段は薄紅色のコスモスみたいな色をしてしな垂れたゴムホース
が一変し赤グロイ狂気に狂ったメガトン砲になっている。
握ってみるとケヤキの樹皮を触ってるかのように硬く余分な脂
肪もない筋肉だけ肉質、傘は大きく太くキノコの裏側に生える触
手を触っているような手触りだった。
「おお、久しぶりに立った。どうしたことだ」
3頭身のこけしとでもいうべきか頭が大きくそこに血が流れ膨張
自分の手で握ってみるといきり立つ怒りは少し鎮まったようだ。
このぶんなら夜にアダルトものを見ればフンダンに出せると男は
考えていたのだが30分たらずでいつもの柔らかなゴムホースに
戻ってしまった。
夜1時を過ぎた頃だろうか股間に何かがいるような気配で目覚め
ると瞼はあがる、しかし身体は動かない、左手は曲げたままそこ
から動くことがない。だが犬でも触っているかのような毛を触る感
触があるので目を向けて見るとそれは白髪頭だった。身体は動か
ないもののなぜなのか性器だけが気持ちう良いと感じた。
「なんたる大きさかの、これならいっぱい啜えるというものじゃ」
陰毛には時折滴が落ちる感触、その老婆が何をしているのか男
は気づいてしまった。灰色をする濁った瞳で上目遣いに男を老婆
が見上げるのを見たら男には恐怖しかなかった。
「さてそろそろ咥え込んでみようかの」
「おまえの精気はわしのものだ、もし自分で出したら噛み切って
喰らおうぞ」
顔や髪の毛は老婆なのに丸く豊かな尻は20代の若い娘に思え
る程艶やかで肉の反発があるほどに柔らかく男は憎悪を発散さ
せてしまった。
連夜、老婆が現れ80キロあった体重は60キロまで落ち頬がこけ
蒼白い顔をする男だったが股間だけは痛みを感じる程に膨れてる
そんな時にインターネットで見てしまった網のレオタード姿をする
若き女性の画像、耐えられなくて遂、手で擦ってしまった。日が落
ちて外が暗闇に包まれていくと次第に男の鼓動は早くなっていく
闇が黒く染まる、星が輝き満月が光を落とし影をつくる。恐怖が僅
かづつ男の心臓を支配していく。
”眠れない”
深夜が近づいてくると男は震えはじめた。すべての虫が声を止め
周囲に静寂が訪れた、その時にあれは姿をみせる。
「今宵もご馳走になるよ」
不気味な嗤いをしたかと思えばすぐに顔を顰め異変に気が付いた
老婆。
「おまえ・・・わしとの約束を違えたな、わかっておるだろうな」
「お、御赦しを」
男の股間に顔を近づけたと思った瞬間、老婆は鋭い歯で千切った。
男の絶叫と共に血が舞った。
「この一物はあとでゆっくり頂くとしようじゃないか」
男が痛みで転げ回ってる隙に老婆は霞のように消えていく。
結局男は男性機能を失うことになってしまったが精気を奪われ続
ける男に未来はあったのだろうか?男は精気だと考えていたが実
は生気だったのかもしれない。