[短編小説][創作][R18]  オスマントルコの夜襲 | 妄想小説日記 わしの作文

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わたしの妄想日記内にある”カゲロウの恋”の紹介するために作った
ブログです

「戦争をしましょう」

そう彼女から言われて与一は一体なんのことだかわからずに苦悩

したのは1年前の事、当時は言葉通りに受け取り迷彩服を着こみ

サバイバルナイフを装備して約束の地である彼女の部屋を訪れて

みたら彼女の服装を見て意気消沈してしまった。白兵戦を想定した

自分に対し彼女である美優紀は身体の線が鮮明に浮き出るミニ丈

のチャイナドレスであった、与一は戦意喪失し膝をついて屈みこん

でしまった。

「戦争っていうからてっきり、」

「あら女の戦いと言えば決まっているじゃない」

彼女は戦争という名の肉弾戦、3ラウンドKO戦を挑んだのである。

以降今日までつき始めはどちらかの部屋で戦闘をする事になった

のだが十字軍たる美優紀はしぶとく毎回与一は敗北を期している

そこで絡み動画を見て勉強し次回こそはと毎回考えてしまう与一

ではあるが結局その次回も敗北した。

 

「きょうの僕は一味違うぜ」

「あら楽しみね」

前回は無段階電動ドリルだったが修行を積み重ね与一は遂に装備

を進化させ究極の掘削機を手に入れた、ファジー制御の反転式エ

アドリルであり硬い岩盤さえも開通させるスグレモノだ。

モフモフでふわふわする綿毛感触の薄紫色した美優紀のドレスを脱がせ与一はチョモランマを見た。隣にはモンブラン、双山は万年雪

を被り尖らせている。そこに山があるから登るとはクライマーの言葉

ではあるが男もやはりそこに山があるから挑む、これぞ男の浪漫

であるまいか。

 

白く滑らかな岩肌を撫でるように登って行くと山頂には雪の結晶が

硬くなっている。山頂を過ぎると今度は丸みのある岩盤を急下降。

輝く広場へ出るとそこにあるのはツルツルした絹の道、軽い傾斜

の岩盤を滑り下りていけば甲府盆地だ。そのまま進んでいけば緩

やか風に漂うように揺れる緑のジャングル、デカン高原。胸の丈ま

である草を掻き分けながら馬毛で性感帯をくすぐられる快楽に酔

いつつもさらに歩んでいけば雄大なダカールの大砂漠が迎える。

なめらかな丘を越えるとキレット大陸棚、ここが目的地である。

繊細な刺激を与えると大地は揺れキレットの亀裂は広がった。

沸騰した火山のドロドロとした溶岩が流れ始めさらに刺激を与えて

いくと溶岩かと思えたものは油田となって溢れだしている。

与一はここで掘削機を点火し黒くて硬いドリルは閉ざされた硬い

岩盤めがけて突き刺した。

”いや、痛い”

どこかから甲高い声が聞こえた気がしたが与一は構わずドリルに

更なるパワーを与え遂に硬い岩盤を砕くことに成功した。ドリルの

歯には油田の油が絡みつくがドリルは穴開け作業を止めはしない

与一は勝利を確信したのか笑みを見せた。しかし・・・予想外の事

態が発生し豪快に回転していたドリルが悲鳴をあげてしまう。

なんと岩盤はドリルを押えるべく強い挟力で締め上げて行った。

ドリルは徐々に回転が下がっていき遂には煙をあげ回転は停止

した。オーバーヒートしたわけだ。

 

勝利を確信した与一だったが少しの油断によって今回も美優紀に

よってノックダウンしてしまい敗北を期した。事前の計画では美優

紀から”もう許して”と言わせる筈だったが野望は藻屑と消えた。

「またもノックアウトしちゃったね」

「次回こそ膝まつかせてやるよ、覚悟しておけ」

「その言葉聞いたの何回目かしら、まぁいいでしょ頑張ってね」

精一杯突っ張った与一に対し美優紀からは余裕が見えた。美優紀

は勝敗の行方などどうでもいいのだ、結果は必要なくそこに至る

経過こそ彼女の求めるものだった。

 

おわり

 

この物語はフィクションであり実在の

人物団体には一切関係ありません