短編小説 もう一人の貞子 | 妄想小説日記 わしの作文

妄想小説日記 わしの作文

わたしの妄想日記内にある”カゲロウの恋”の紹介するために作った
ブログです

貞子と聞けば映画リングに登場した呪い代名詞
恐怖の貞子と想像してしまうだろう。
あまりにも有名となった悪の代名詞貞子、日本中どころか
世界中にまでその悪名は轟き天国にまで及んでしまった。

天国には苛めや村八部など存在することはない。
それなのにいつも木陰でたった一人寂しそうにしている
女の子がいた。誰からも話しかけられることはない
セーラー服姿の女の子。

「おい、やめとけよ。あのこは貞子だから呪われるぞ」
女の子に近寄ろうとした男を制する高校生達
彼女に近づくどころか顔を合わせようともしない天国の
住人たち。
偶然にも彼女は貞子という名前だった、リングの貞子と
同姓同名だったことが彼女の不運であった。

容姿端麗で顔立ちも可愛い女性それなのに貞子という
だけで忌み嫌われていた。
貞子は今から40年前に事故死してしまった、映画のように
人を苦しめたり呪ったりしたことは一度もなく
生前は気がきいて優しく親孝行な女子高生だった。

立派な人間が幸せになるとは限らない。
貞子はリングが人気になったせいで不幸になってしまった

一人木陰で今日も寂しく過ごす女の子。
果たして彼女を不幸の淵から救い出す人間は現れる
のであろうか?

この物語はフィクションです。