貞子と聞けば映画リングに登場した呪い代名詞
恐怖の貞子と想像してしまうだろう。
あまりにも有名となった悪の代名詞貞子、日本中どころか
世界中にまでその悪名は轟き天国にまで及んでしまった。
天国には苛めや村八部など存在することはない。
それなのにいつも木陰でたった一人寂しそうにしている
女の子がいた。誰からも話しかけられることはない
セーラー服姿の女の子。
「おい、やめとけよ。あのこは貞子だから呪われるぞ」
女の子に近寄ろうとした男を制する高校生達
彼女に近づくどころか顔を合わせようともしない天国の
住人たち。
偶然にも彼女は貞子という名前だった、リングの貞子と
同姓同名だったことが彼女の不運であった。
容姿端麗で顔立ちも可愛い女性それなのに貞子という
だけで忌み嫌われていた。
貞子は今から40年前に事故死してしまった、映画のように
人を苦しめたり呪ったりしたことは一度もなく
生前は気がきいて優しく親孝行な女子高生だった。
立派な人間が幸せになるとは限らない。
貞子はリングが人気になったせいで不幸になってしまった
一人木陰で今日も寂しく過ごす女の子。
果たして彼女を不幸の淵から救い出す人間は現れる
のであろうか?
この物語はフィクションです。