男は彼女の携帯電話をゲットした。
突然電話して拒絶されるかもしれないがせっかく教えて
貰った電話番号だったので緊張しながらもかけてみた。
「もしもし・・・かきくけですが!やゆよさん?」
「もしもしわたしリカちゃん。」
・・・・・・・・・!!
あきらかに電話の相手は彼女の声ではなかった。
ドスのきいた低い声、幽霊のような地の底から話すような声に
男はかけてはいけない電話番号にかけてしまったのか
と後悔していた。
そして再び男の携帯に電話の呼び出し音が鳴り響いた
「もしもし。わたしリカちゃん今あなたの家の前にいるの」
それだけ言うと電話は切れた!
やばいこれは!呪いのリカちゃんに違いない。
男は確信した。
再び着信音が鳴ったので怖かった男は電話に出ず
すぐに切った。だがすぐにまた着信音が鳴り切ろうとしたが
間違えて通話ボタンを押してしまった。
「もしもしなんで切るのよ!わたしリカちゃんゼェゼェ
今あなたの部屋の前にいるの!」
またすぐに切れてしまったが呪いのリカちゃんとは少し
違うようだと男は考えてみたがやっぱり怖い。
しばらくして男の部屋にインターフォンのチャイムが鳴る。
”ピンポォ~~~ん、ピンポーーーーぉおん”
怖いと思っていると普通のチャイム音も不気味な音に
聞こえる気がした。
怖るおそる男はドアの内側からレンズ越しに外を覗くが
外には誰もいなかった。それなのにまたチャイム音はする
男は無視していたがしばらくするとドアを叩く音が・・・・
”ドンドンドン”
「開けてぇ~~~寒いよぉ~~。ゴホッゴほっ」
「わたし、やゆよだよ。リカチャンじゃないのよぉ」
確かにやゆよさんの声であった。
ドアを開けるとそこに立っていたのは
長いコートを着て下にレオタードに網タイツとウサ耳ヘアバンド
をつけたバニーガール姿のやゆよだった。
マスクをして枯れた声をしていたから風邪ひいたのか・。
「この寒いのになんちゅう格好してるんだよ?だから風邪
ひくんだ。」
「だってせっかく電話してくれたのにと思って・・・・・」
「調子悪かったんだけどバニーガールが好きっていうから
喜んでくれるかなと。ゴホ、、」
男は地の底から聞こえてくるような声を理解した。
枯れた声でマスクして電話すりゃあ~~言う声だと。
男がそう思っていたらやゆよは真っ赤な顔して腰砕けになる
「あ、、もうだめ!クラクラしてきたわ」
「おいおい、、大丈夫かよ?今寝かせてやるから」
倒れた”やゆよ”を抱きかかえ自分のベッドに寝かせると
高熱を下げるために氷枕を持ってきて女の頭を冷やす。
そして寝込んだ女を一晩中看病する羽目になってしまった。
翌朝、体調がよくなった女は笑顔で帰っていったのだが
男に贈り物を残していったと後で気づく事となる。
男は”やゆよ”からウィルスを移されたようで高熱を発した。
インフルエンザに感染してしまったのである。
ベッドで一人寝込みながら男は思った!
「やっぱりあれは呪いのリカちゃんに違いない」と
この物語はフィクションであり実在する人物とは一切
関係ありません