短編小説 はじめての磯4 | 妄想小説日記 わしの作文

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わたしの妄想日記内にある”カゲロウの恋”の紹介するために作った
ブログです


会社の後輩女子社員の幸江のつり道具を購入するために釣具                                       
 チェーン店まで同行し選んであげた歌舞伎茶太郎。
それで後輩を家まで送り届ければ自宅に帰れると思っていた
 のであるがその後なぜか後輩に言われるままに食事をする
 羽目になった。
ドレスアップしてきた後輩の雪江は最初からそのつもりだった
 すべて女心を理解していなかった茶太郎が悪いのだ。

普段茶太郎はあまり外食しないので雰囲気のあるレストラン
 など知る由もない。そんな茶太郎を知っていた雪江は
 お洒落なレストランを予約していたのである。
だが・・・・・・・
Tシャツとジーンズ姿の茶太郎を入店許可する高級レストラン
 など皆無である。予約を入れて置いたものの二人は
 レストランに入れてもらえるのだろうか?

「お客様、当店は男性ネクタイ着用となっております。」
「予約をされておられまして誠に申し訳ないのですが
 ご理解頂きたく申し上げます」
見下した態度でもなくあくまで冷静にものをいう店長に
 不快感を示すことなくその場を立ち去った茶太郎。
予約を入れておいた雪江は立つ手がなかったのだが
 そこで無理を通すほど我侭なお嬢様でもない。
ただ茶太郎には申し訳ないとの思いが募る。

「雪江ちゃん、気にしないでいいから。折角だから俺の
 よく行くインド料理の店いかない!?」
ちょっと不潔なイメージを持っていたので雪江はインド料理
 のレストランに今まで一度も行ったことがなかった。
それでも折角の茶太郎からの誘い無下に断る事も出来ない
「インド料理ですか・・・・・行ってみるのも
 いいかもしれませんね。」

二人が訪れたインド料理店は人気店でもあり店内は
 清潔感あふれる趣であり店内には香の匂いが漂うが
 あとは特に普通のレストランとあまり変わらない。
「何頼んでいいかメニュー見てもわからないでしょう?」
「おれと同じスペシャルセットでいいかな」
「あ。はい」

ルーはチキン、マトン、グリーンの3種と野菜サラダ、スープ
ライスとナン2種類に肉料理そしてラッシーのセットである。
「わ!!すごい量。」
「でしょう~量だけじゃなくうまいんだよこれが。」
「これで一人前1700円」
値段は安いと思った雪江だったがそれよりこのナンって
カレーをどのようにして食べるのか悩んでいた。
「う~~~ん・・・・」

「何悩んでるの?悩むことないって!いいかいこれはね」
とナンを手で持ちそのままルーが入ってる深い皿の中に入れ
ルーが染み込んだナンをそのまま口の中に入れる茶太郎。
「え、そんな・・・・手で食べるものなのですか?」
「そうだよ、やってごらんよ」

と言われたので勇気をだしてナンを持つお嬢様の雪江。
このような水っぽいカレーは自分の好みではないと
 思っていたのだが、
「あ、これ!おいしい。辛いだけじゃなく旨みがあって」
インド料理、偏見で毛嫌いする人もいるがまず食べてみて
 から意見を言っても遅くない。
うまいものを偏見だけで食べないのは不幸ではないだろうか。

何度か着たことがある茶太郎は苦しくならないようにセーブ
 して食べたのだがはじめてきた雪江はそのおいしさで
 すべて食べつくしどうなったかというと
「ぜ・んば・い、、、、ぐるじぃ~~」
雪江のおなかは妊婦さんのように”ぽっこり”膨張していた。
「食べすぎだって。わっははは」

転んでも唯では起きない女の雪江は
この状況を打開する手段をひらめいた。
「せ・ん・ぱ・い、お願いこんな醜いおなか。両親には見せられ
 ませんので今晩だけでいいのでお泊りお願いします」
・・・・・・・・・・
「だめぇ~、御両親にはおれが話してやるから自分の部屋で
 寝なさい!家まで送ってあげるから」

雪江は自宅まで送ってもらう車中、ぶす~~としていた。
豚のようなおなかをさすりながら。

つづく

この物語はフィクションです。