アメリカには災害などのために自己防衛のためシェルターや食料品の備蓄を行ってる人々が多数いるという。
日本人の中にも少数だが自己防衛のためにやってる人がいる
平和ボケしてる日本人と海外から言われているが本気で災害時のことを考えているのだ。
ディスカバリーチャンネルでシェルター特集を見ていた男がいた
「おれもちょっと考えてみるか・・・」
男にシェルターを購入して工事してもらう金などなかったが男には技術と知識があった。自分でシェルターを作ろうと考えたのだ。
男の案はアリの巣シェルター。避難用のシェルター1っこ作るだけではなくほかにも部屋を作りもし水が流れ込んでもシェルターは水が抜けるように
そうまるでアリの巣のようなものを作ろうとしていた。
アリの巣のように。。なんて穴掘りだけで一年はかかりそうなんですでに下のブロックは完成したところから話をはじめよう。
小説では突然工事が完成するのがいいところなのだ(笑
シェルター下には二つの予備ブロックとそこに行くための通路はすでに出来上がった。
ブロックといってもコンクリートで作った小部屋であり水をためることもできる部屋である。
シェルターの壁はコンクリートにするのであるがコンクリートを流すまえに鉄筋で骨組みを作りそこにコンクリートを流す本格的な工法を目指していた。
真っ暗な素掘りの穴、夜になるとムカデやミミズそしてゲジゲジ
団子虫が多数姿を現してくる。
当初はキンチョールなどの殺虫剤を使ってはいたが暗闇を好む虫は排除しても排除しても減ることはなく次から次へと出現
さすがにキリがないので多少服につこうが構わなくなった。
技術は持っているがやっぱり素人の男。
男は穴掘る段階ですでにミスを犯してしまった。
穴を掘るだけなら誰でもできる。コンクリートだって誰でも打てる
ではミスとはなんだろうか。
男は穴掘るときにヒタスラ力を入れスコップなどを地面に突き刺していたのだ。だが地中には水道管や配水管が通っている
そんなことを気にもしないで掘り続けたから配水管を破壊してしまい修理に時間を費やしてしまったのだ。
そんな失敗した経緯があったので慎重になった男。
換気扇取り付けのスペース、送風ファンの設置や床の水平度
床のコンクリートが経年で割れてしまわないように砂利や砕石を固めて基礎を作ったりもした。
他ブロックへの通路に行くための扉も配置や素材など考慮
換気扇につながる換気ダクトも水の浸入を防ぐように配慮した
工事している最中にどういうわけか鳩の姿を見かけた男。
どこから進入したかまったくわからない。
鳩を追い払っても何度でも工事現場に現れる鳩。
なぜか日を追うごとに鳩の数は増えていった。
外は真夏、ここは太陽の光や紫外線が届かない地下そして
地下ブロックには水もあるし素掘りの穴の壁には虫もいる
鳩にとって最高の別荘なのかもしれない。
だが、鳥のために家を作っていた訳ではないのだ。
シェルターの壁、床は木製フローリング。換気扇や送風機も無事作動している。配電盤やコンセントも設置した
シェルターと自宅の部屋をつなげる通路は円筒形移動には梯子を使用。部屋からシェルターに行く扉は床に設置。
とりあえず部屋からシェルターにいく為梯子を降りてみると
まるで潜水艦内部のようである。
男という人々にとってこれぞまさしく男のロマンかもしれない。
照明はLEDサークラインをつけたので明るい室内。
物音ひとつしない静かなシェルター内でひとり佇む男。
冷蔵庫から取り出した缶ビールをあけ口に注ぎこむと至福のひと時である。
のはずだったのだが・・・・・・・・・
”くーくーっくっく”となぜか鳩の鳴き声。
耳を澄ませると”ちっちっち”と違う泣き声も
まさか。。。。
男は地下ブロックへの梯子を降りてみると
地下ブロックは。。水浴びする鳩や尾長、ムクドリ。
なんとスズメは巣を作ってしまっていた。
もはや野鳥の棲家となった地下ブロックである。
「おまえら、、なぁーーーー」
怒鳴る男に無関心な鳥たち。
ああ無情!誰がために 作ったシェルター。
この物語はフィクションです。V