短編小説 完璧な女はつまらない!委佑編 | 妄想小説日記 わしの作文

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わたしの妄想日記内にある”カゲロウの恋”の紹介するために作った
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”はぁはぁはぁーーーはふはふ”
一人夜道を走る女性がいた、委佑という中国系日本人である
彼女の黒真珠のような輝きを持つ長い髪を靡かせ颯爽と走る
それを見たものは心を奪われ立ち止まる。
絶世の美女という容姿を持つ彼女。肌はシルクのような透き通る肌で歩く姿はシャクヤク、座る姿はゆりの花、走る姿は枝垂れ桜
彼女はジョギングが終わると公園で一人歌を歌うのが日課であった。
女神のような彼女の歌声は男を誘惑しあまりの素晴らしさに男は失神してしまう。
いつものように公園で一人ベンチに座る。するとどこからともなく
男たちは現れ彼女を囲むように立ちすくむのだ。
「あのう~わたくしに何か御用でしょうか?」
彼女自身に”自分はモテモテ”などという思いは微塵もなかった
だが彼女が口を開くと男たちは興奮しすぎて失神してしまう。

「みなさん、どうされました?」
「大変、救急車呼ばなければ・・・・」と電話しようとしたが
「いっけませんわ、携帯電話は持ってなかった。てへ^^」

しばらくするとジョギングにきた夫婦らしき男女が現れ
「これは一体・・・・・どうしたというのです?」
「さぁわたくしにもわかりません。突然倒れられて。。」

”おまえのせいでみんな失神したのがわからんのか!!”
普通夜の公園だと女性一人では危険であるが委佑にその定石は当てはまらなかった。

こんな女性だったら誰もがつきあいたいと思うでしょう。
でも女神様には一人息子がいた。マリオという幼児である。

彼女が帰宅すると夕飯は出来ていた。マリオが作ったのだった
委佑には夫はいなく世で言うシングルママ。

実はこれが彼女の欠点のひとつ
そうまったく料理が作れない女性で実家の家族達から
「あんたは絶対キッチンに来ては駄目」と言われ続けた。
結婚し子供が出来た彼女も料理にチャレンジしたが・・・・・
てんぷら作ろうとすればグザイはすべて飛び回り、炒め物すればガスボンベは爆発。煮物作ろうとしたときは鍋から噴火。
どうしてそんな事になるのか?これは彼女自身にも不明。
料理を一生懸命やろうすればするほど被害は大きくなっていく

小さな息子に料理を作らせるのは心配だったので
「マーちゃん!パパ欲しくないかなぁ」と聞いてみたら
「ママがいればいい」
「そうですか。わたくしがっかりです」
「だけど、料理のじょうずなパパだったら欲しいかな」

委佑という女性の欠点の二つ目
彼女は安いものに目が無い。期間限定品や本日限りという言葉に滅法弱く飛びついて衝動買いしてしまうのだ。
普段2000円で売ってるものが突然1980円で売っていたりすると必要も無い量を大量に買う。しかし料理が作れない彼女はすべて無駄にする。
「ママ~~いい加減必要も無いものを買ってくるのはやめて」
「ごめんなさい。わたくしやめようと思ってるんですよ」
「ですが”これは買わなければ”との思いが強く・・・・」
「まったく。。」

美貌の女神でもこんな欠点を持っていた。
彼女自身も息子も友人知人親類筋も再婚は無理だろうと考えていたが・・・・・
彼女の未来には倹約で料理上手な独身男性の出現がある。
彼女にはまだその事を知る由もない。

登場人物は実際の人間及び団体と一切関係ありません。