スターを題材にしたものは「スターの恋」「僕とスターの99日」
「ノッティングヒルの恋人」などいろいろあるが自分なりに華やかな世界で生きる女優さんの表と裏を作りました。
地味な仕事で生きてる日本人男性、しかし彼には意外な友人がいた。それが
世界で活躍する映画スター韓国人のキムギヨン33歳!
誰もが憧れる美人の彼女にはマネージャーと付き人そしてこの日本人男性しか知らない秘密の趣味がある。
決して世間には公表することが出来ない恥ずかしい趣味。もしこれを公にしてしまえば彼女のスターとしてイメージダウンは免れないだろう。
男がいつものように仕事から帰宅してテレビをつけてみると
ニュースで大スターキムギヨン来日と大騒ぎしていた。
「なんだ、あいつ来たのか?」
映画の宣伝で1週間ほど滞在する予定とテレビでは報じている。
だがリアルではあった事のない女だったので所詮は雲の上の人として自分には無縁だとこのときは考えていたのだが、
数時間後、誰かが突然男の家にやってきた。
「hi.How do you do」「会いに来ちゃいましたデス」
突然の訪問、そんな筈はないと読まれる方は多いでしょうですが
わしの書く文よく考えてみたら妄想だったというのをすっかり忘れていました
今までは文のつながりを考えて悩んでいたのがアホみたい
妄想だから突然話が変わるのは当然なのでした。
「どうしてうちがわかった?」とギヨンに尋ねてみたら
「わたし、妄想得意デス。わたしの第6感がピーーンときたからデス」
「代6感って・・・・・取材じゃ韓国語だけで日本語わからないと言っていたのに。」
「わた・しぃ日本語得意ブラブラデス」
「ブラブラ?なんだそれもしかしてペラペラと言いたかったのでは。」
肝心なときにはスルーしてしまうし人の話は聞かないまさに女優の典型的な性格
「わたし、まる男に会いたくてやってきました」
「うそつけ~~。新型コンバインの事を知りたくて来たんだろう?」
「Sit!まるにはなんでもお見通しデスwww」
そう何を隠そうこの世界的に有名な女優のギヨン、実は大の農機具おたく。
トラクターのビデオやコンバインのカタログ、田植え機の画像、ミニチュアカー
を集めるのが大好きで今回も新型トラクターを見るために日本に来たのが真実で
映画の宣伝と言うのは建前だった。
「ところでこんな時間にうちに何しに来たんだよ?マネージャーも心配してる
んじゃないのかい?」
「まるの携帯電話の番号聞きにきました。知ってないとなにかと不便デス」
「マネージャー、ほおっておいてもノープロブレムデス」
「たったそれだけの為に東京からわざわざこんな田舎までやってきたと?」
「思い立ったら吉日と日本のことわざあります。ところで吉日って何?」
結構日本語は話せるのだが諺の意味まではわかってないスター!
まるで歌詞の意味がわからないのに雰囲気だけで外国の歌を
好きな日本人の若人のように。
「実行力はわかったけど帰りはどうする?もうバスないよ!歩いて帰るか?」
「ええ?オーマイガー。」
「悔やんでも仕方ナイデス!今晩はお泊りします」
・・・・・・・・切り替えはぇええなぁ~おい。
「お泊りって・・・・ふとんないよ。だいたいスターが独身男と同じ屋根の下
に泊まるってまずいだろぅ。ちっとは危機感持て」
「やぁーーーーおとまりすりゅのぉ~~」
と駄々をこねるスターを無理やり車に乗せて宿泊先のホテルまで送る
羽目になってしまった男。明日は5時起きだというのにこれから2時間かけて
東京までドライブしなければならない。
「深夜のドライブって楽しい筈なのにどうして悲しそうな顔してはるデスか?」
「楽しい訳あるか!!明日は朝が早いんだよ。泣けてくるわ」
「Oh~~泣けるほど楽しいデスか。。わたしも嬉しいデス」
「こ・い・つは・・・・・・」
人の話をちゃんと聞かない、いやもしかしたら日本語の意味がわからない
のでわからないところはスルーしてわかるとこだけ聞いているのか?
とにかく二人の会話は微妙に噛み合わない。
スターのギヨンを誰にも見られないように送り届け自宅に戻ってある事に気づく
「しまった!携帯の番号聞き忘れた。」
と携帯を見てみると”新しく登録されました”と表示が出ていた。
で、その登録内容を確認してみると、、、、
「なんじゃぁ~これ!なぁにが愛しのスターだよ。」
そう登録名が”愛しのスター”となっていてご丁寧に画像まで貼り付けてある
さらには住所から事務所の番号、メールアドレスまで。
電波によって簡単に電話帳登録したようである
だが現時点でまる男は知らなかった。自分の勤務先まで知られていたと
それがどう関係あるのというと
まる男が起きて30分たった5時半、玄関に来訪者がきた。
「誰だよ、こんな朝早く!!」
玄関をあけてみるとギヨンのマネージャーと名乗る女性と付き人のリンがいた
「おはようございます。わたくしマネージャーのセラと申します」
「早朝から申し訳ないのですがお迎えにまいりました」
外を見てみると道路には黒塗りのベンツが停まっていた。
「あの、それは一体どういう事ですか?これから出勤しようと思っていたのですが」
突然、そんな事を言われても困ってしまうまる男。
「会社には1週間の休暇を届けてあります。ですから心配しないで一緒に是非。」
「まる男様がこられないとCMの撮影に支障をきたしますのでお願い致します」
「まいったなぁ~。急にそんなことを言われても」
だいたい1日も休みが取れない仕事をしているのでそれが1週間も
休みを取らせてくれたなんてどう考えてもおかしい。まさかクビになったのでは?
と心配になってしまった。
会社に電話してみると確かに休暇届けが受理された。だがそれだけでは済まない
その後上司は”もう会社こないでいいから”と。
まる男の心配は的中してしまった。職を失ってしまったのだ。
こうなった以上彼女の協力をするしかないまる男。家から出て車に向かう
「やぁ!」と彼女は手をあげた。
「なあ~にが”やぁ”だ。おまえのおかげで職を失ったどうしてくれるんだよ」
「仕方ありませんね、ボディーガードとして雇ってあげましょう」
「ふざけるな。なんで俺がそんなことやらなきゃならないんだ?」
とまる男が怒ってるとギヨンは車の中でひざを立ててストッキングを履き出した。
「ちょっとまて何やってるんだ?////////恥ずかしいとは思わないのか。」
「何っていつものように車内でストッキングを履こうとしてるだけデス」
「まる、何赤くなってるデスか。これくらいのことで!」
と見ていたらスカートの奥には色っぽいショーツが見えた。これは・・・・
ボディーガードとして一緒にいるのも悪くは無いと思ったまる男である。
迎えに来た車に乗せられついた先はJA神奈川の大展示場であった。
コンバインやトラクター、田植え機、管理機、JA仕様軽トラなど一通りのものがある
農業機械おたくのギヨンにとってそれは宝石が大量にアル宝箱みたいなもの
彼女にとってここは楽園であった!
「きゃぁ~~~素敵デス。どれもこれもCOOL!」
彼女を腕を引っ張って阻止するマネージャー。理性が飛んだ女ほど怖いものはない!
まる男ここで何をするのかは一切聞かされていなかった。やってもせいぜい
ボディーガードくらいにしか考えていなかったのだが、、
CM撮影とは聞いていたので一緒に監督やスタッフのもとへ挨拶にいくと
監督の口からは意外な言葉が発せられた。
「コンバインの運転&指導される方ですねよろしく御願いますね。」
「え?えええええ」
今日の撮影にはまる男も出演となっていた。コンバインは確かに乗れるが、
大衆の目に晒されて耐えられる容姿でもない彼。
こっそりとギヨンに問いただすのだが・・・・
「お、おい!そんな話きいてねぇぞ。おれには無理だぞ」
「言ってないもん^^。まるならきっと大丈夫もっと自分に自信持ってください」
「それにまる以外にコンバインやトラクター乗れる人いないデス。
言い忘れたけどわたしにコンバインの運転を教えてくれるのもあなたデス!」
「な、なにぃい~~~。こ・い・つという女は・・・・・」
そう思っていたら衣装係の女性がやってきてギヨンは同行していった。
撮影中楽しそうにしてるギヨンと対照的につまらなそうなまる男
男にとってはそれどころではない。次の就職先を見つけねばいけなかった
ギヨンという韓国からやってきた女悪魔によって生活を狂わされたのだ。
それから数日が過ぎてやっと悪魔が帰ってくれる日がやってきた。
「わたしのボディガードになればいいのに。」
「冗談言うな!だ~~れがやるものか!さっさと国に帰れ悪魔」
「おまえさえこなければ俺は普通に仕事していたというのに。」
「また遊びにきま~~す。そのときはよろしくデス」
「だまれぇ2度と来るな!悪魔よとっと去れ~~」
こうして韓国の可愛い悪魔は飛行機に乗って帰っていった。
職を失ったまる男、明日からハローワーク通いが待っていた。
憐れな男まる男。
だが悪魔に狙われたら最後骨の髄までしゃぶろうとするものだ。まる男に幸あれ