ある男の元に神様が降臨してきた。
”地球をどのようにすればいいか”と神は尋ねてくる。
男は言った。
「こんな地球滅んでしまえばいい」
男は地球に嫌気が差していたのだ。
減少する雇用、値上がりする物価や税金、増加する自殺者
増え続ける殺人事件、成りすまし詐欺、低下する賃金などなど
”本当に滅ぼしていいのだな?決定したら阻止は出来ぬ”
「構いませんよこんな地球」
”よろしい了解した”と神は言うと消滅した。
夜になり人々は眠りにつく。
夜が更け静寂が訪れた頃太陽は爆発消滅してしまった。
反対側の地上では爆発でまぶしい光を見た筈であるがここアジアではほとんどの人が気づくことはなかった。
太陽が消えたことで星や月も輝くことはなくなり空を見上げても
ただ真っ暗な闇しか見えない。
朝が来る時刻になっても明るくなることはなくただ闇があるだけ
暗くなるだけでは済まない。
植物は太陽のおかげで光合成し生き続けてこれたがそれができない今植物は枯れていった。大きな木々も枯れ木となってしまう。海では大量の微生物が死滅しその後2日で大量の小魚が死骸となって海岸に打ち上げられていく。
次は小魚を食べてるアジや鯖などの魚が死滅比例していくかのように徐々に大きな魚も死んでいった。
陸上では小型の草食類からはじまり大型の草食動物へ死の連鎖は続いていく。
植物、野菜、果物、穀類それから豚肉、鶏肉、牛肉、羊肉すべてが食べられなくなる。鳥は一匹、また一匹と木の巣から餓死により落ちていく。すずめから鴉大型の鷲に至るまですべての鳥が死に絶える。
食料のなくなった人間はというとまず弱い赤んぼうから死に至り次には幼い子供や年老いた老人。
だが人は次が自分の番かも知れないというのに故人を埋葬し
生き延びようと試みるが食料がない今どうする事もできない
太陽の消滅により気温も徐々に低下していきマイナス30℃
気温はまだまだ低下し続けていくことを人類は知らない。
ノストラダムスの予言でアンゴルモアの大王のことを隕石や彗星だと思っていた人類はおおきな誤解をしていたのである。
誰も太陽の消滅を唱える人がいなかった。
もし、はるか昔から太陽の事を心配していたならばもしかしたら
人工の太陽が出来ていたかもしれないのだが今となっては何もかも遅い。
凍った枯れ木、凍土、凍りついた犬や猫、あちこちある凍りついた死体の群れ。湖や川はすべて凍結してしまった。
生き物がいなくなった海ももうじき凍りついてしまうだろう
青い地球は姿を変えいまや白い死の惑星となってしまった。
それでもごく僅かに生きている人たちがいたが食料も無い
水も無い。水の蒸発がなくなった今酸素ももうじき無くなるだろう。
神と話したあの男はどうしただろうか?
地球以外の惑星に神様の祝福を受け飛ばされた。
祝福されたおかげで食べなくても飢える事はない、しかしだ
その惑星、植物はあるものの動物は一切いない。男に何の楽しみも生きがいもない。
人間も己一人のみだから話すこともないし生きる糧もない
一日中ぼーーとして過ごすだけ。
これではある意味生き地獄ではあるまいか!それでも男は死ぬことが出来ない。
事実とは何も関係ない話です。筆者より