短編小説 わたしが有名になった訳 | 妄想小説日記 わしの作文

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わたしの妄想日記内にある”カゲロウの恋”の紹介するために作った
ブログです

世間には有名な人がいる。小説家、芸能人、技術者など高い評価を受け有名になった方々。
しかし、湘南にはみんなが知る”スケベ”な男が存在していた。
スケベな男として有名なのだから本人は嬉しいはずが無い。

なんでスケベで有名なのか?
よくナンパしてるNO.あちこち見境なく子供を孕ませてる。NOだ。
当人は顔にコンプレックスを持っていてナンパする勇気はないし
若くないから特に人生のパートナーを探す気も無いのでナンパの必要性は皆無。それゆえ子供を孕ませるなど無理なのだ。

ではどうして有名なのか?
あれは真夏の国道を車で走行してるときの事。
渋滞してるとエロ本を見ながら運転する癖があった男であるが
一人”ニヤニヤ”しながら運転していたのだ。
「おおおお~~このねぇちゃん、良いケツしとるのう~」と

背後か前方のドライバーからは男の行動が見えないのだが
たまたま反対車線も渋滞でありそこにちょうどパトカーが来た。
乗車する警官は男が何してるのかすぐにわかったので

「はい!そこの軽ワゴンのドライバーさん!危ないからエロ本見ながら運転しないでね。気持ちはわかるんだけどね」
と拡声器で警官は注意した。

警官の声を聞いて周囲にいた運転者達は大笑い。
渋滞していたからみな軽のドライバーを知ってしまった。

当人はすぐに自分のことだとわかり運転しながら焦って本を片付けるのだがすれ違う人たちはみな男を指差していく。

「あちゃぁ~~まいったなぁ。。あの警官め・・・・・」
軽ワゴンは社用車であったから車のサイドには会社の名前も入っていた。これだけではそんなに広まらなかったのだが
みなブログの話題にことかいていたのだろう。
こんなにおもしろい話を記事にしない手はないとそれぞれ思ったのかもしれないがこの事件はあっという間にネットに広まってしまったのだ。悪いことに会社名までも・・・・・

ブログではこの男のことを誰かが名前をつけそれが広まると
会社にまで電話がかかってくる始末。

「すいません、そちらにエロ本ドライバーがいるのですか?」
「はぁ~?何のことでしょうか?」
電話対応の女性は何の事か思い当たる事が無い。

社内には男のあだ名を知る人間は一人としていなかったので
それが幸いだったかもしれないが。
いずれ男のことは会社内で知れ渡ることになるだろう。

会社内では知られていなかったのだが一度人の多い繁華街近くへいくと男はみんなから声をかけられる。
「あーーー!あの人よエロ本ドライバーって」

「エロ本あげようか?」

「がんばれ!エロ本ドライバー」
指を刺して声をかける人もいるのだ。
男は恥ずかしくて仕方なかったが今は仕事中、逃げ出すわけにはいかない。恥を忍んで得意先を回っていく男。

今までは唯一の安らぎを得られるガソリンスタンドだったが
今は・・・・・・・
「お客さん、この前エロ本見ながら運転していたでしょう~」
スタンドの若いおねぇちゃんからもそういわれてしまった男。

湘南地区では男を知らないものはいない程有名になってしまった。どこに行っても恥ずかしい思いをする男だったがそれでも
男は会社を辞めるとか引っ越すことはしなかった。
そんな事でやめて逃げてしまってはどこへ行っても通用しないとわかっていたからである。
男にとってここは地元だから”スケベ”という烙印ははるか昔に
押されていた今更何が変わるのか?
今ではファンも出来てしまいエロ本はよくプレゼントされてしまう

エロ本は男の動力源なのだ。軽のワゴンには大量のエロ本を収納し男は今日もエロ本を見ながら運転していく。

”おれはエロ本ドライバーさ!!文句あっか?”と