バレンタインの時期がやってきました。
だが、いつも誰からも貰えない男が一人。
名前はマック。
バレンタインを考えないようにしていたが貰えたらうれしい。
夢は大きなハート型のチョコレートであった
翌日、男が畑で農作業してると軽トラがやってきた。
車から降りてきたのは見覚えがある女性であった。ピグ友のゆうりさんである。
「マック、バレンタインのチョコだよ。」
男は嬉しかった!!誰からももらえないと思っていたので感激して涙があふれてきたのだ。
「泣くほどのことじゃないと思うよ(笑」
そこにまた1台の軽ワゴン、そしてワンボックスが1台、セダンが1台とやってきた。
降りてきたのはみなピグ友の女性であった。
おとこは思った!”一体誰の愛を受け入れればいいのだろう”
ゆうりさんは主婦なんで除外すればいいが・・・・と
悩んでる男にまりもちゃんが言った。
「義理チョコだからぁ。」
”ガーーーーーン”
そうではないかと思ってはいたがもしかしたら・・・・と思い期待していた男。
男が背を丸め落ち込んでるところに背後でゆうりさんが言う。
「ホワイトデーのお返しはいらないからお土産ちょうだいね」
「ああ、欲しいものあったら持って行って」
「じゃ私たちも貰っていこう~~」と他の3人も声を揃える
男が”チラッと”女性のほうに目を向けると
車はねぎで一杯!畑に収穫しようと思っていた葱は何も残っていなかった。男は唖然としてしまう。
だが車にはゆうりさんの姿のはなくどこにいったのか?と探してみると背負子を背負いほうれん草を持ってやってきた
ゆうりさんのトラックにはねぎ、たまねぎ、大根、ジャガイモが積まれていた。さらにほうれん草もか・・・・・・
今更そんなにはあげれないから下ろしてともいえず。
男は悲しい目で野菜たちを見つめることしか出来ない。
男には野菜たちが”助けておとうちゃん”と言ってるように聞こえた。
車に乗り込んで「またね」というとさっさと走り去る女性軍。
こうして明るい表情の主婦たちは帰っていった。
正反対の暗い表情の男は
「二度とくるなぁ~」と叫んでいた。
主婦は怖いものである。50倍返しというところだろうか
恐怖の主婦たちが去った後に草一本のこってない畑。
まるでアフリカのイナゴの群れのごとく。
自宅に帰って男はもらった箱をあけてみた
包装紙がいかにも高級そうだったので期待していたら
20センチ4方の箱の中にクッキーが5枚だけほかは梱包材
悲しみよりもむしろ怒りがこみ上げた。
「なんじゃぁあああ、こりゃぁああ」
しかし、捨てるのも勿体無いので噛み締めるように食べる男
食べ物に罪はないのである。
こうして男のバレンタインは終わった。