術後すぐ。 | 非結核性抗酸菌症の記録

非結核性抗酸菌症の記録

この病気が見つかった2014年7月から、
肺の一部除去手術を経て、現在の経過を記録します。
私と同じように、思わないところで聞きなれない病気になってしまった方の参考になれば。



手術は4時間くらいかかるだろうから、
14:30オンコールだと、全てが終わるのは7時近くになるかもしれない。

事前説明で言われましたが、実際は
予定より早く終わり、私が一回目に目を覚ましたのは、18:30でした。

早く終わった理由として、ふたつ。
一つ目は、開いてみたら菌が左肺の下葉に限局していて、中葉までとらなくて済んだこと。事前説明では、様子をみて必要があればとります。と早口でキッパリと(笑)
二つ目は、肺がキレイだったこと。
周りに愛煙家もおらず、自分自身喫煙歴がないので、さぞかしキレイだったんだろうなぁ、、と担当医の話を聞いて思いました。
にしても、、キレイと言われたのは肺、なのに、なぜか嬉しくなってしまった自分。。
入院中はノーメイクでボサボサ頭。
鏡を見てガッカリショック
退院したら、自分磨きキラキラ頑張ろうと決意しました(笑)

手術が終わると、待合室で待機していた夫と母が呼ばれて、担当医から手術の様子を聞いたそうです。。

それから、切り取った肺を見せてもらったそうで、夫は触らせてもらいましたびっくり
私も触りたかったのですが、すでに病理検査に出された後だったのでショボーン
結果は退院後になるとのことでした。

担当医が説明してくれたように、菌がたくさんいるところは、こりこりと硬くなっていたそうです。
夫の表現では、「崩れないムースの中に石が入っていた」とのことです。
これは触ってみないとわからないよなぁ、、滝汗
ちなみに、冷蔵保存されていたみたいで冷たかったと言っていました。
あとから、切り取った部位は患者家族に見せなきゃいけないと聞きました。間違いないか、確かめるんですかね。


さて、術後のすぐの自分は、、というと、

遠くの方で、、夫の声が聞こえます。
「お母さん、帰るからね」
そう聞いて、は!起きなきゃ!と。
自分では、しっかり、「ありがとう、じゃぁね、バイバイ」と言ったつもりでしたが、あとから母に、「え?起きてたの?」といわれてしまいました(笑)

そのときは、その一瞬だけでまた寝てしまいました。

次に起きたのが8時頃。
またもや、夫の声で。
「そろそろ帰るね」
は!起きなきゃ!二回目。
その時はしっかり目が覚め、状況を把握。
今いるのは、リカバリールーム。
ナースルームのすぐ横の部屋です。
さっき起きたのは覚えてるけど、意識が朦朧、、
でも、体が重い、起き上がれない。
声を出そうとしても出せない。
足に動くものを感じ、目だけ動かすと、マッサージ器がついています。

夫が帰るのを見送って、また目を閉じました。

その次に起きたのは、たぶん、夜中。
何時なんだろう、どのくらい時間が経ったのだろう。
背中が痛い。ズキズキした痛み。
隣にも、手術した人がいました。
みんなこんなに痛いのを我慢してるの?と一瞬思いましたが、すぐにへこたれて、ナースコールをします。
このナースコールも、頭のすぐ横にあるのに、なかなか取れないえーん
痛み止めを点滴の中に追加してもらいました。

そのとき、ようやく気づきました。
体にたくさん管が付いていることに。

一瞬パニックになりますが、そういえば、そうだった、事前に言われてたっけ。

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いただいた書類の1ページグッ

手や足を動かそうとしてみましたが、しんどかったので、諦めます。
このだるさは、寝るしかないな、とまたもや諦め、寝ることにしました。