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はしか(麻疹)

はしかウイルス(麻疹ウイルス)によって起こる病気です。空気感染や接触感染でうつり、感染力がとても強いのが特徴で、潜伏期間は10日前後です。

はじめは風邪のような症状(発熱、咳、鼻水など)が現れ、口の中に「コプリック斑」という白い小さなブツブツが出てきます。熱はいったん下がりますが、数日後に発疹が出て全身に広がり、39℃以上の高熱が3~5日続きます。この数日が最もつらく、体力の消耗が激しい時期で、肺炎や中耳炎、脳炎などの合併症を起こすことがあります。その後熱は下がり、発疹も赤みが消えて、回復に向かいます。一度かかると免疫ができ、もう一度かかることはほとんどありません。 


治療方法は

現在のところ、麻疹ウイルスそのものを退治する特効薬はありません。解熱剤やせき止めなどで、症状を抑える治療が中心になります。


◎ 家庭で注意することは?

高熱が続き、体力も消耗しますから、安静にして、水分を十分補給してください。消化がよく食べやすいもので栄養を摂りましょう。

耳の痛み、ひどい頭痛、10日以上の発熱、嘔吐や下痢、けいれんなどがある場合は、すぐに病院へ。

お休みするのはいつまで?

学校保健法に指定されています。熱が下がってから3日たつまで、登園・登校はできません。抵抗力も低下していますので、他の病気への感染にも十分注意してください。


予防が大切

重い合併症を起こすこともある病気で、根本的な治療法がないため、予防接種をして感染そのものを防ぐことが重要になります。予防接種の時期は、1歳から1歳3ヶ月頃までが適当とされています。

今はしかが減少しつつあるこの時期こそ予防接種が大切です。


寝る子は育つ 正しい睡眠法 親のしつけで覚醒リズム作って

深夜の飲食店や電車などで、幼児を連れた親の姿を見かけることがないだろうか。大人とともに、幼児の生活も深夜にずれ込むことは、睡眠に悪影響を与える。幼児期にきちんとした睡眠、覚醒(かくせい)のリズムを作ることは、健やかな成長に不可欠だ。和洋女子大学の鈴木みゆき教授(人間発達学)に、幼児に十分な睡眠をとらせて生活習慣をただすポイントを聞いた。(柳原一哉)

 「幼児を連れた母親グループが居酒屋で深夜まで飲酒をしているケースは少なくないようだ。確かに、親にもたまの息抜きは必要だろう。しかし、親の都合で幼児の睡眠リズムを狂わせてしまうのは、優先順位が間違っている」。鈴木教授はそう警鐘を鳴らす。

 鈴木教授によると、幼児の就寝時間は遅くなる傾向にある。育児雑誌の協力で読者アンケートを実施したたところ、0~2歳児200人のうち4分の3に当たる157人が「午後11時以降に就寝」しているという結果が出たという。

 「小学生は学校の時間割に沿って登下校する必要があるため、睡眠などの生活習慣のリズムは比較的保ちやすい。だが、幼児にはそれがなく、レジャーなど親の都合次第で、どんどん就寝時間が遅くなる落とし穴にはまりやすい」

 鈴木教授は「ヒトはもともと昼行性の動物。朝に覚醒し、夜に睡眠をとるというリズムを保つ中で、成長に必要不可欠なホルモンが分泌される」と指摘する。

 具体的には、老化を防ぎ、抗酸化作用のあるホルモンの「メラトニン」は、生涯のうちで1~5歳児のころに最も多く分泌される。寝付きやすくするためにも必要なホルモンだ。だが、周囲が暗くなってからでないとメラトニンは分泌されないため、夜間に電灯をつけて部屋を明るくし過ぎるのは禁物だ。

体の発達に不可欠な「成長ホルモン」は、午前0時ごろをピークに、寝ている間によく分泌される。「寝る子は育つ」とよく言われるのには、科学的な根拠があるわけだ。

 このほか、神経伝達物質のセロトニンは、起床後に分泌が活発になり、気分を穏やかにする効果などがあるが、睡眠のリズムに左右されやすい。「イライラしたり、機嫌が治りにくかったりする子供や、すぐにキレやすい子供は、睡眠のリズムが不規則になっていないか調べてみるといい」

 睡眠と体温は相関関係が深く、明け方に安静している状態での体温が最も低くなる。その後、体温は起床とともに上昇して午後にピークを迎え、脳や体を活発に動かす。「しかし、睡眠のリズムが乱れると、体温の上昇カーブも狂い出すので、体が時差ボケのような状態になってしまう」

 そこで、鈴木教授は「子供は自然に寝付くと考えるのは誤りだ。意識的な『しつけ』として寝かしつけることが必要」と勧める。そして、「幼児には『食』など他の生活習慣と同様に睡眠、覚醒のリズムをしっかりしつけることが肝心で、自然に任せても習慣付けはできない」と注意を促す。

 対策としては、まず親が決まった時間に子供を寝かしつけることを決意すること。そしてスムーズな入眠のため、布団に入ったら本を1冊読んであげたり、ぬいぐるみなどのお気に入りのグッズを布団に持ち込ませてあげたりするなど、「毎晩寝るための『儀式』を決めておくと、入眠モードに入りやすい」とアドバイスしている。



MSN産経ニュース

食物アレルギー

  

特定の食物に対してアレルギー反応を起こすことです。2歳以下の乳幼児は、消化管が未発達なため起こりやすいといわれています。どんな食べ物でも原因になり得ますが、多く見られるのは、卵、牛乳や乳製品、小麦、大豆、魚介類などです。

たいていは、食べて2時間以内に症状が現れます。じんましん、下痢、嘔吐、鼻水、ぜんそく、目がかゆくなる、唇が腫れる、口の中がかゆくなる…など、症状は人それぞれです。まれには、けいれんが起きたり呼吸が止まったりして、危険な状態になることもありますので、皮膚以外の症状が目立つ場合には、早めにかかりつけの先生にご相談下さい。

また、食べてもすぐには症状が出ず、2時間以上たってから湿疹が悪化したり下痢を起こす場合もあります。

きちんと治療すれば、ほとんどの場合、成長するにしたがって症状がなくなり、自然に食べられるようになります。


◎アレルギー反応って?

 人間の身体には、細菌やウイルスなどの有害対抗する物質を体の中に作って応戦し、有害なものを排除するシステム(免疫反応)が備わっていますが、このシステムが何らかのかたちで過剰に働き、さほど害がないものにも反応して、自分に対して悪影響を与えることがあります。このような反応を、アレルギー反応といいます。

◎原因を突き止めよう


 アレルギーの原因になる物質をアレルゲンといいますが、これをきちんとつきとめることで、的確な対策と治療を行うことができます。病院で行う検査には、血液検査(アレルギーの有無やアレルゲンを調べる)、皮膚反応検査(原因と思われる物質を皮膚につけて反応を見る)、負荷検査(原因と思われるものを食べてみて反応を見る)、食物除去試験(疑われるものを全て除去してみる)などがあります。