こんにちは。
現場×発達支援 作業療法士 佐藤明子です。
昨日のブログの続きから。
特別支援が必要な4歳児のお子様の保護者さんから、
みんなと同じことを、同じようにさせて欲しいと言われます。
親の想いにどうこたえたら良いのですか?
と訪問先の保育士さんに相談されました。
皆さんだったら、どうお答えされますか?
悩みますよね。
私は、集団の中にいる、その子の目標をもう一度考えます。
周りの子と同じことを同じようにできるようになることを目標としているのでなく、
集団生活の中で、その子の発達段階を考慮して配慮のある環境の中で、自分でできることを増やしていく。
それが、その子の集団生活での目標ではないかと考えます。
他の子と同じようになるということが目標ではありません。
「みんなと同じ」とはなにか?
・同じ空間
・同じルール
・同じ材料
・同じ声がけ
・同じタイミング
・同じスピード
などなど。これらの1つでもかけたなら、みんなと同じにはならないのです。
まるっきり同じは難しい。
だから、どこかを取り入れて、その子が楽しく過ごす、他の子と関わることができたら、
それで良いのではないかと思う。
みんなと同じを目指すのではなく、
集団の中でのその子が何を学ぶことができるのか?をもう一度保護者さんと考えていきましょう。が、保育士さんへ伝える言葉になりました。
もちろん、保育士さんだけが考えるのではなく、
そのために「保育所等訪問」という制度があるのです。
みんなと同じを目指すのではなく、
その子のできるを探すお手伝いのメンバーとして、
保育所等訪問を活用して頂けたら、嬉しいです。
現場では、どんなことに悩んでいるのか?
また、今度、お伝えしていきますね。
児童発達支援・保育所等訪問に関するお問い合わせは、
こちらからお願いいたします。