親亡きあとのことを考えるのはいつ? | 作業療法士 佐藤明子のブログ 宮城県仙台市より

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ま~ぶる(株) (体と遊びと暮らしにアプローチ)

こんばんわ。

現場×発達支援 作業療法士 佐藤明子です。

 

4月、5月は年長さんのお子さんの担当者会議が多い月です。

来年春に小学生になる。

この1年をどのように過ごしていくのかを考えていく時期になります。

そして、同時に、将来のことを考えていく時期になります。

 

保護者さんから

「親亡き後のことが心配です」

と相談を受けます。

 

何が心配ですか?

➡生きていけるかどうか心配です

 

今の日本では、「生きていく事」はできます。

 

その生き方が、本人のニーズに合っているかを心配することですよね。

 

じゃあ、親亡きあと、本人はどんな生活を望んでいますか?

それをサポートしてくれるのはどんな人ですか?

 

と、いうことを保護者さんは自分で説明できるようになることが大切です。

 

自分の子どもはどんなサポートが必要なのか?

 

専門職だからわかるでしょ?

と、言われますが、私達専門職は、あたなのお子様に対しての専門職ではなく、

専門的分野に特化した部分が専門的なのです。

 

専門職が、療育のスタッフがやってくれる。

療育にいけばこの子の人生は大丈夫

なんてことを考えていたら、

あっと言う間に子どもは大きくなり、

子どもは療育のスタッフの言う事は効くけど、

保護者さんの言うことは効かない子に育ちます。

 

 

いつまでも、うちの子の支援をしてくれる人が、

うちの子を理解してくれるとは限らないのです。

 

まずは、「自立とはなんだろう」

ということを知ることが

親亡きあとを考える第1歩になります。

 

みなさんは、自立、自立と言いますが、

みなさんの考える自立ってなんですか?

経済的自立?

身辺の自立?

居住地の自立?

社会的自立?

 

なにを持って自立と言いますか?

 

自立にはこんなに種類があり、こんなにも大変、でも大切だと気が付かせてくれた

みかわさんの勉強会が6月から始まります。

 

1回目のタイトルは「自立ってなんだろう」です。

 

 

 

 

みかわさんは、ご自分のお子様を育てた経験を、

経験談とせずに、知識と実践を交えて講義して下さいます。

 

自閉症、重度知的障害のお子様の保護者さんだけでなく、

多くの保護者さん、そして、支援者さんと一緒に学びたい内容となっています。

 

 

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