出来ない理由を子どものせいにしない | 作業療法士 佐藤明子のブログ 宮城県仙台市より

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ま~ぶる(株) (体と遊びと暮らしにアプローチ)

おはようございます。

ま~ぶる 作業療法士 佐藤明子です。

本日は自戒を込めての投稿です。

事業所を経営し、常に現場に立っていれば、
数々の会議に参加します。

先日参加した会議。
年中さんのお子様の担当者会議。

担当者会議とは、
お子様に携わる関係者が
一同に介して、

お子様の支援に対する見直しや、
これからの目標を共有する会議です。

さて、この会議で、
お子様が集団活動ができないのは、

「知的な発達がゆっくりだから、
自閉症特有のこだわりがあるから」だと。

だから、

集団は無理〜という雰囲気が
漂っておりました。

果たして、そうなのかなぁ?

出来ない理由を
子どものせいにしたら、

大人はもう、
何も出来なくなってしまいませんか?

ましてや保護者さんがいる前で
「発達検査から見て、配慮が必要」=集団が無理

と、いう結果になること自体、
ありえない会議。

さてさて、
この会議この後どうなったでしょうか。



支援の前提は、
出来ない理由を
子どものせいにしない。

支援について、
私がすべてパーフェクトであるわけがない。

私もわからないことばかり。

だけど、目の前の子どもの支援が上手くいかないのは、

子どもが悪いわけでも、
保護者さんが悪いわけでもない。

子どもに関わる大人の
力量がないだけ。

大人側の事前の準備が足りないだけ。

力量を付けるには、
大人の頭の引き出しを増やせば良い。

事前の準備は、何を準備すれば良いのかわかれば、
準備に時間がかからなくなる。

発達障害とか、自閉症とか、知的障害とかのメガネで見るのではなく、

ただただ子どもと見た時に、

子ども時代だからこそ体験させてあげたいこと、
沢山あるはず。

出来ない理由は、
子どものせいにしない。

年度末、自戒を込めた投稿です。