ある兄妹の話です。ざっと書きます。誤字脱字ありましたらすみません。





兄と妹は2つ違いの兄妹。


父親は酒乱でギャンブルと女遊びが激しく借金まみれ。母親は父親からの暴力でヒステリック。


父親は毎晩酒を飲み暴れまくって母親に暴力をふるっていた。


父親の暴力は幼い兄妹にまで及んだ。特に兄に対しては男の子という事もあり酷かった。


母親は父親に逆らえず、ストレスで父親が居ない時に兄妹たちに虐待をしていた。


ある日、母親と兄がいない時に父親は寝ている妹の布団の中へ入った。この日から酷い性的虐待を妹はされ続けた。この時妹はまだ6才。



母親は気づいていたが止めなかった。父親には逆らえなかったから。我が子より自分が可愛い母親だった。



こんな生活に絶えられず母親は男を作って妹だけを連れて家を出ていった。



当然、置いていかれた兄は父親との残酷な日々を過ごす事になる。


自営業の父親は収入をほぼ酒や遊びに使っていたため、兄は小学校の給食費も払う事もできなかった時期がある。いつもボロボロの汚い服を着て学校へ登校していた。
兄は喧嘩も強く友達も多かったため幸いにも学校でイジメにあう事はなかった。

だが、家での生活は耐え難いものであった。


父親からの暴力は酷かった。得に酔っている時の父親の暴力は酷い。
家の中は、母親が出ていってから足の踏み場がないほどめちゃくちゃだった。


時には電気ガス水道までも止まった。父親が帰ってこない日もある。そんな時は近所の公園で過ごしていた。兄の逃げ場は学校しかなかった。だから兄は学校が大好きで毎日通った。


兄の一番仲良しの友達のT君は母子家庭で母親は水商売だった。見かねたT君のお母さんは、度々兄の世話をしていた。


ある日、T君が兄の家に訪ねた。家のドアが開いていたので勝手に開けて家に入った。そこで恐ろしい光景をみた。

酔った父親が兄の首をしめていた。

T君は助けようと父親の腕に噛みついた。兄とT君は走ってT君の家に逃げた。兄の首にはしめられた後が残っていた。T君はこの出来事をT君の母に話そうと言ったが兄は「大丈夫だから、お父さんがいないと学校にいけなくなるかもしれないから言わないで」と言った。だからT君は秘密にした。幼いながらに、兄の中でいろんな事を思ったのかもしれない。


T君が助けていなかったら兄はどうなっていたんだろう。


兄は暴力をふるわれても泣く事はなく強かった。むしろ泣く事を忘れたのかもしれない。




続く!
ねぇヒロ、今日夢を見たよ。


不思議だったけど、とっても気持ちが良かったよ。





空からね、雪が降ってきてたくさん降りすぎてね、私が雪に埋もれて息ができなくて凍えてしまいそうな瞬間にね、


ヒロが空から降りてきたの。天使みたいにね。そしてお前は私を抱き締めてくれて、ぎゅーっと抱き締めてくれて私に言ったんだよ。


「美沙ちゃん、もう大丈夫だよ、いこう」

って。




すごいあったかかった。夢の中で雪に埋もれてたけどね、あったかかったよ。



昔、今日みたいな雨が降った寒い日にさ、2人でコンビニ行った時に親猫から見放されたっぽい子猫がいたね。
子猫、きっと目にバイ菌が入ったのか目が見えてなくて鳴いてたね。

家はペット禁止だし勿論飼えるはずもないから、お前が連れて帰りたいってしつこく言ってきたけど、私はきつくダメだって言ったね。

私だって本当は連れて帰りたかったし助けたかったんだよ。本当は泣きそうだったんだよ。
でも、ダメだから…

そしたらお前、私にこう言ったね。

「美沙ちゃんがもし目が見えなくて、周りの人にほっとかれたら嫌でしょ!俺なら嫌だよ!どうして人は人を助けられんのに動物は助けちゃダメなの?変だよ!」


勝手にすればって言ってお前をまた怒ったけど、私はお前と子猫をずっと見てたよ。

お前、内緒で駐車場で飼ってたでしょ。バレバレだから!気づかないふりしてたけどね。


それで子猫が元気になってきたら市役所かなんかに車で連れてってたね。
きっと、子猫は保健所とかに連れてかれて安らかに逝ったかもしれない。


でも優しいヒロに出会えた子猫は絶対幸せだよ。

私も幸せだよ。


私はまたお前に抱き締めてもらいたい。あったかくなりたい。



もし私が明日死んでも、またヒロに抱かれるならいいと思ったよ。


抱き締めてくれない遺影のお前なんて嫌だよ。


二度と私はあったかくなれないんだからね。