「宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました」 | MCNP-media cross network premium/RENSA

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「宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました」

 “6/45”(2022/韓国/ツイン)

 

 監督:パク・ギュテ

 脚本:パク・ギュテ

 字幕監修:松尾スズキ

 

 コ・ギョンピョ イ・イギョン ウム・ムンソク

 パク・セワン クァク・ドンヨン イ・スンウォン

 

 おすすめ度…★★★☆☆ 満足度…★★★☆☆

 

 
 
劇中でJSAという言葉が出てきた瞬間、あっという間にあの頃に記憶が遡った。
 
韓国映画が日本で認知されるようになったのは2000年代前半で、その火付け役となった2000年公開の「シュリ」(1999)に続いてヒットしたのが「JSA」(2000)だった。
 
JSAとは朝鮮半島の軍事境界線エリアにある共同警備区域(Joint Security Area)のことで、ここを舞台に韓国軍と北朝鮮軍の兵士の友情を描いた映画だ。
 
そもそもいわゆる韓流ブームには乗り遅れたというか、あえて意識していなかったので、初めて観る韓国映画のエンターテインメント性に驚かされたのは覚えているものの、それ以上の関心はなかったと思う。
 
ちなみに自分が改めて韓国映画に注目するようになるのは、2004年公開の「僕の彼女を紹介します」を観てチョン・ジヒョンのファンになったのがきっかけ。
 
その後レンタルで韓国映画を観るようになり、同作品のクァク・シェヨン監督の過去の作品「ラブストーリー」(2003)で今度はソン・イェジンにも興味をもったりもした。
 
そのJSAエリアで対峙する南北両軍の兵士が、高額当選の宝くじをめぐって奮闘するコメディ作品だ。
 
韓国軍兵士の元に舞い込んできた宝くじの1等6億円の高額当選券が風に乗ってJSAに舞い落ち、北の兵士がそれを拾ってしまう。
どうしても取り戻したい韓国側と自国では換金できない北朝鮮側の兵士同士の駆け引きが始まる。
 
双方で当選金を分け合うことで合意した両軍だが、換金までどちらから裏切らないように、それぞれの兵士が一人ずつ人質として敵国に渡ることになる。
 
しかしその人質として交換された兵士それぞれが敵陣でその能力を評価されるようになり、一方で換金に向かった兵士はその挙動不審ぶりがSNSで拡散されて騒動になってしまう。
 
果たして無事に宝くじの当選金は手に入るのか?
そしてJSAでの交渉は最後までうまくいくのか?
 
北の宣伝放送を担っている女性兵役のパク・セワンがなかなかチャーミングで楽しい。
 
邦題の「宝くじの不時着」は大ヒットした韓国ドラマ「愛の不時着」にかけたパロディのようだが、そもそもNetflixも加入していないし、日本のドラマだけでも全然追いつかないのに、わざわざ海外のドラマシリーズをチェックするつもりもない。
 
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