「欅坂46 ファーストワンマンライブ」 初日 | MCNP-media cross network premium/RENSA

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「欅坂46 ファーストワンマンライブ」 初日

 

 2016.12.24 有明コロシアム 15:55 op./17:00 st,/19:27 end

              スタンド西 1階8扉 Hブロック 16列 39番

 

先行受付の段階でチケット争奪は大激戦となることが予測されたので、あえて初日のみの一本釣りで申込みして、結果無事に欅坂46のファーストワンマンライブのチケットをゲット。

 

前週の名古屋での全国握手会イベントで初めて欅坂の現場に臨んで、デビュー8ヶ月ながらすでに想像以上の大人気になっているのを肌で実感。

 

この時はあまり時間がなかったので握手で並んだのは、渡邉理佐・佐藤詩織レーンと尾関梨香・長澤菜々香レーンそしてけやき坂46(ひらがなけやき)の長濱ねる・井口眞緒レーンと柿崎芽実・佐々木美鈴レーンのみ、それでもメンバーの必死さは十分伝わったので、この日のライブに向けての自身のテンションも高まって当日を迎えた。

 

2日前の発券で確保したチケットは西スタンドHブロック16列…の位置。

 

 

途中の新木場で連番相手と待ち合わせて、開場予定時刻の15時半に合わせて現地入り。

特にグッズも買うつもりはなかったのでそのまま入場列に並ぶも、場内最終調整で時間が押して最終的に15時55分に開場。

 

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指定された西のゲートから入ってすぐの扉がHブロックへの入場口だったのですぐに座席を確認。

 

やはり角の通路際で視界は完璧、ステージの下手モニターがやや観難い以外は、メインステージからは遠いものの、周回ステージのバックステージからはそこそこ近いのでメンバーの姿は確認できそう。

 

いずれにしても長年アイドルのコンサートは観てきたけれど、ファーストコンサートと名のつくステージを観るのはこれが初めて。

しかも2DAYSの初日なので本当の意味でのファーストワンマンコンサートを目の当たりにできるということでラッキーでした。

 

 

もっとも実はこれまでリリースされたCDを買わずにきていたので、果たしてライブの盛り上がりについていけるか若干の不安も。

 

一応“サイレントマジョリティー”でのデビュー直前のカウントダウンイベントは映像で観ていたし、直近の3rdシングル“二人セゾン”は握手会参加で全曲ライブで体験済みなので、実際によく知らないのは2ndシングル“世界には愛しかない”のカップリングくらい。

 

いずれにしても持ち歌が19曲しかないわけで、おそらく2時間半くらいはあるであろうライブのタイムテーブルをどう埋めていくのか、初日の観覧ゆえに文字通りまっさらな気持ちでステージパフォーマンスに臨むことになりました。

 

<出演メンバー>

 

欅坂46

 石森虹花 今泉佑唯 上村莉菜 尾関梨香 織田奈那

 小池美波 小林由依 齋藤冬優花 佐藤詩織 志田愛佳

 菅井友香 鈴本美愉 長沢菜々香 土生瑞穂 原田葵

 平手友梨奈 守屋茜 米谷奈々未 渡辺梨加 渡邉理佐

 

けやき坂46(ひらがなけやき)

 井口眞緒 潮紗理菜 柿崎芽実 影山優佳

 加藤史帆 齊藤京子 佐々木久美 佐々木美玲

 高瀬愛奈 高本彩花 長濱ねる(欅坂46兼任) 東村芽依

 

 

前説:影アナ(小池・原田)

 

<セットリスト> ※一部確認中

 

 オープニング映像

 OVERTURE(3rd.) ※平手「有明コロシアム!かかってこい!」

 

 01:大人は信じてくれない

 

 -ダンスパフォーマンス-

 

 02:語るなら未来を…

 

 -MC- (菅井~織田・小池・鈴本)~声出し(守屋)

 

 03:渋谷からPARCOが消えた日/平手友梨奈

                       ※バックスタンド2階通路に登場

 04:渋谷川/ゆいちゃんず(今泉佑唯・小林由依)
 05:ボブディランは返さない/ゆいちゃんず
 06:青空が違う/志田愛佳・菅井友香・守屋茜・渡辺梨加・渡邉理佐
 07:夕陽1/3/てちねるゆいちゃんず

           (平手友梨奈・長濱ねる・今泉佑唯・小林由依)
 08:制服と太陽/FIVE CARDS

        (上村莉菜・長沢菜々香・土生瑞穂・渡辺梨加・渡邉理佐)

 

 -MC- (菅井~上村~渡辺梨~長濱)

 

 -VTR- ソロインタビュー映像(長沢・土生・長濱・鈴本)

 

 09:キミガイナイ

 10:山手線/平手友梨奈
 11:乗り遅れたバス

     /長濱ねる+今泉佑唯・小林由依・鈴本美愉・平手友梨奈

 12:また会ってください/長濱ねる
 13:ひらがなけやき/けやき坂46
 14:僕たちの戦争

 

 -ダンスパフォーマンス-
   クリスマス・メドレー

    (ジングルベル~サンタが町にやってくる~もろびとこぞりて)

 

 -MC-

 

 15:手を繋いで帰ろうか
 16:誰よりも高く跳べ!/けやき坂46

 

 -MC-

   ・けやき坂に聞く(佐々木久・齊藤・佐々木美)⇒けやき坂 out

   ・ペンライトで観客に質問アンケート

     原田(今でもサンタさんからプレセントきてる?)

     長沢(Xmasケーキはショートケーキ派か、チョコレート派か?)

     志田(カップルで来てるか、友達か一人で来てるか?)

 

 17:二人セゾン

 18:世界には愛しかない
 19:サイレントマジョリティー

 

 -MC- (平手)

 

 [アンコール]

 

 -MC- (菅井)

    新曲のダンスレクチャー(石森・齋藤・米谷)

 

 20:W-KEYAKIZAKAの詩

 

 -MC- (平手)

 

 ending

 

 

予想通り2時間半の公演でした。

そして予想に反して本当に持ち歌だけで構成してきました。

この日に初披露された”W-KEYAKIZAKAの詩”を含めても20曲。

 

てっきりお姉さんである乃木坂46の曲や時期的にクリスマスソングのカヴァーなどを織り交ぜてくると思っていたので、最後まで欅坂46として勝負したのは潔かったですね。

 

もちろん歌唱力等においてはまだまだお世辞にもプロの歌手のそれではないメンバーもいるのも事実だけれど、それを口パク等でごまかすこともなかったと思います。

もちろん今の欅坂46にそこを求めてはいけないのはわかっていますが、ほんとにガチでこの日を迎えたというか、ノーガードで打ちまくってくるようなスタンスがまさに新人アイドルのファーストコンサートっぽくて逆にうれしかった。

 

さらにメンバー紹介など個々に寄った演出はすべて排除するというのも意外。

もちろんまだまだMCで時間を稼ぐというような話術もないし、そのあたりもあえて仕掛けてこなかった理由なんでしょうが、もう少し水増しもあるかなと覚悟はしていたのでそれもまたよかったですね。

 

楽曲に関してはまず平手友梨奈のソロ“渋谷からPARCOが消えた日”でしょうね。

最初のMCのとき、彼女がさっとステージ裏へはけたのでソロの準備だとは分かりましたが、まさかのバックスタンドの通路に降臨というのは驚きました。

 

スタンドA・Bブロックの後ろの通路にスタンドマイクで現れると、間奏では今度はスタンド下手に移動、つまり自分がいるHブロックの真後ろにやってきました。

スタンドの通路は自席の二列後ろということで、視界で十二分にその表情が見える距離での歌唱は圧巻でした。

 

最後のサビでは上手の通路へと移動してしまいましたが、15歳の彼女が放つオーラというか、一部で「山口百恵の再来」とまで持ち上げられたその存在感は確かに何かを感じずにはいられません。

 

結局その一回しかスタンド席を使っての演出はなかったわけですが、いいものを見せてもらったという思いしかありません。

この子が一年後二年後どういう風にグループの中でポジションをとっていくのか、欅坂46というグループのコンセプトも左右する逸材には間違いないようです。

 

個人的に高まったのは長濱ねるメインの“遅れてきたバス”の演出ですかね。

この曲は知っているので楽しみにしていたのですが、オーディション時の諸事情もあってグループへの合流が遅れた彼女が先を行くメンバーたちを追いかけるようなステージパフォーマンスがよく曲にもあっていました。

 

オリジナル曲以外ではクリスマスソングはあるとは思っていましたが、まさかのダンスパフォーマンスで貫いたのも意外でしたね。

客席と一緒に歌って盛り上がった方が面白かったかもしれませんが、これが欅坂46の見せ方なんでしょうね、いいと思います。

 

大ヒットした3曲のシングルで本編を締める構成はこれしかなかったかもしれませんね。

てっきりオープニングで“二人セゾン”を歌うような気がしていたのですが、それがなかったのであとは後半かアンコールだろうなと想像していましたが、ここもある意味オーソドックスに攻めてきました。

 

アンコールでは乃木坂46の“乃木坂の詩”と同じような作品になりそうな新曲“W-KEYAKIZAKAの詩”で客席との一体感を演出してエンディング。

 

ひとことでいえば直球で攻めてきたなというファーストライブでした。

 

ここにきて各局の年末特番に出たり、紅白出場が決まってその準備があったり、きっと少ない時間の中でできる精一杯のコンサートだったのでしょう。

本当ならもっとコンサートそのものの準備期間を用意して公演をしたかったかもしれませんが、クリスマスというこのタイミングでできるギリギリの内容だったと思います。

本当の勝負は、おそらく来春にあるであろう一周年記念ライブではないでしょうか。

 

それまでに個々のメンバーの底上げがどこまでできるかわかりませんが、欅坂46というグループのコンセプトは何となく見えてきたので、そのあたりをどんどん極めていっても面白いのかも。

 

あとは長濱ねるを加えた21人全員選抜と早くも始動したけやき坂46とのバランスをどう取っていくのか、ひらがなけやきに関しては間違いなく乃木坂46の2期メンバー決定時よりはファンの食いつきはよさそうなので、32人をどう組み合わせていくのか期待しながら見守りたいと思います。