“BEFORE I GO TO SLEEP”
(2014/アメリカ・イギリス・フランス・スウェーデン)
監督:ローワン・ジョフィ
原作:S・J・ワトソン
脚本:ローワン・ジョフィ
ニコール・キッドマン コリン・ファース
マーク・ストロング アンヌ=マリー・ダフ
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150529/09/ma7360/14/80/j/o0480064013321125018.jpg?caw=800)
ニコール・キッドマンとコリン・ファースというアカデミー主演賞受賞の共演に製作にはリドリー・スコットも絡んでいるのに、公開規模は小さくひっそりと上映されているのがもったいない。
過去のある事件の後遺症で自分の記憶が一日で消えてしまう主婦をニコール・キッドマン、その彼女の記憶障害を受け止めて一緒に暮らす夫にコリン・ファース、彼女の記憶障害の解決のために協力する医師にマーク・ストロング。
マーク・ストロングは「記憶探偵と鍵のかかった少女」の記憶探偵のイメージそのまま残っているのでちょっとした既視感を覚えた。
前半は心理サスペンスも後半では一転してバイオレンスタッチで一気にトーンが変っていく。
少ない登場人物で謎解きを楽しむタイプの作品だけれど、90分程度のコンパクトな仕上がりなので後半はややせわしないか。
ニコール・キッドマンは相変わらず「普通の人」を演じるのがうまいし、コリン・ファースも今までとは違う役どころで意外性を見せる。
そういえば記憶が一日しか残らないという設定は「PACO~パコと魔法の絵本」の少女を思い出す。
あちらはファンタジーであるけれど。
相変わらず拾い物を上映してくれる当該シネコンはこれからもラインナップには注目していこう。
2015.5.29 プレビ劇場 ISESAKI シネマ4
おすすめ度…★★★☆☆ 満足度…★★★★☆