リコー/ペンタックスが2022年12月に発表した「フィルムカメラプロジェクト」から誕生した新モデル「PENTAX 17」が7月12日に発売開始されます。
仕様はハーフサイズフォーマットで単焦点(35㎜換算37mm)レンズを搭載、フォーカスは “ゾーンフォーカス” 式を採用しています。
ハーフサイズフォーマットとは35㎜判フィルム(36 x 24mm)の約半分(17 x 24mm)を使用するもので、通常撮影ではスマホと同じような「縦構図」になるのが特徴。撮影枚数は倍になりコスパにも寄与するというわけです。
ここがネーミングの由来でもあり「17」は “イチナナ” と読みます。
外形寸法は127.0 x 78 x 52mm(突起部を除く)で、富士の「X100Ⅵ」(128 x 74 x 55.3)に近い感じかなと思われます。
最新の技術を採り入れつつも、手動レバーによるフィルムの巻き上げなど、オールドカメラならではの “所作” が楽めるというコンセプトに溢れますね。
販売価格はメーカー小売希望価格が税別107,000円、実販価格は88,000円前後となるようです。
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とても魅力的なカメラですが(ハーフサイズとはいえ)やっぱりフィルムコストは厳しいかな。。
ゾーンフォーカスなどスナップ向きの仕様ながら、デジタルカメラのようにバシバシ撮るわけにはいきませんからね(これでデジタル仕様なら買っちゃうかも?)。
しかしプロジェクトのOUTPUTとしては素晴らしいもので、懐かしさと共に受け入れるベテラン層にはもちろん、若い世代にもカメラ・写真の新しい楽しみが浸透するきっかけになればいいなあ。。と思います。