「Xシリーズ」の本質 | ぶらり散歩写真@sapporo

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富士フイルムのXシリーズについてやや批判的なことを書いていますが、これはXシリーズの「本質」から離れていっている気がするからです。

 

Xシリーズといえば「APS-C」サイズのセンサーにこだわる。

その理由は「コンパクト」さのメリット。

もう一つ「価格・値段」のメリットも明らかにありますが、この点は(富士は)あえて強調はしていませんでしたが、かつての(Xシリーズの)開発者へのインタビューで。。

 

「フルサイズ用のレンズの場合、50mmのF1.4なのに20万円以上しますからね。普通はそのスペックなら5万円以下です。同じ焦点距離のレンズと同スペックのボディをAPS-Cで揃えたら、フルサイズの3分の2の大きさ、値段は半分以下で済みますよ」

というコメントも残しています。

 

。。こうだったはずなのです。

また、センサーサイズの性能差については。。

「どうしても差が出るのは “ボケ感” ですが、フルサイズのレンズでもある程度絞り込んで使うことが多い。そこで、“開放から使える” レンズを作ることである程度対抗できる」

とも言ってました。

 

これは賛同できるコンセプトであり、その理由から私もXシリーズを使い続けてきました。

その中でも、2014年に発売した「X-T1」は富士フイルムの新たな方向性を決定付けたカメラだっといえます。

それまで “四角い” レンジファインダー機っぽいスタイルのカメラしかなかったXシリーズに “一眼レフ” のテイストを持ち込んだ新機種でした。

 

そして、その後の “2桁シリーズ” の走りとなった「X-T10」。

「さらに小さく、さらに安い」

これこそは「APS-C」センサーカメラのコンセプト・本質を明確化した機種でしたね。

 

X-T1の発売は2014年で、ボディ単体の販売価格は15万円前後。

当時はターゲットとしていたフルサイズのスタンダード機が20万円台で販売されていたので、コスパメリットは明らかでした(昨今とは違いw)。

 

一方のX-T10は翌2015年に発売され、こちらはボディ単体では10万円を切る販売価格。

私も発売日に購入して(昨今では買えません!)数日後の東南アジアツアーに持参しました。

パンケーキに近い薄型レンズである「XF27mmF2.8」をつければ、まさに“コンデジ”風。

カメラ好きの同行者にも「小さいね!富士フイルムもこんなカメラ出したんだ」と注目されましたよ。

 

ちょっとしたズーム用にはさらにコンパクトな「XQ2」を持参。

こちらは2/3型センサーでしたが、ポケットに入れっぱなしにできました。

この2台の組み合わせは旅行に最適でしたね。

 

さて、長々と昔話を書きましたが、これが富士フイルム Xシリーズの「本質」だったのに!

ということが言いたかった。

そして出来うるならば、そこに戻って欲しいってことです。。しつこくてスミマセン。