「千島桜」ってあまり聞かないかも知れませんが、原木は千島列島の国後島とのことで、よく根室で「日本一開花の遅い桜」として紹介されたりします。
咲くのは北海道だけではないと思いますが、それでも北の地域でないと見ることはできないんじゃないでしょうか。
それとこの桜の大きな特徴は、高さが3mから5mの「低木」ってことなんです。
ゆえに、目の前に桜の花弁が出現します。
もちろん、撮影にはうってつけの桜と言えますね。
この珍しい千島桜が札幌市内に咲いています…と言っても、普段は入れない場所なんです。
豊平区地下鉄中の島駅すぐ近くの「寒地土木研究所」です。
元々は「環境美化のため」との目的で、道東は浜中町霧多布から苗木を取り寄せて植えたことが始まりとのことです。
そして、この開花の時期だけ一般にも解放しています。
低木ゆえに、お年寄りの方にも楽しめるということで、今日もデイサービスの車がたくさん来ていました。
桜の下で宴会!…ってわけには行きませんが、さに親しみ季節を感じられるということではとても素敵な場所でした。
寒地土木研究所さん、ありがとうございました!