今日は久々に摂食リハビリの外来を受診してきた。

 

先生の都合で一度予約がキャンセルになってしまい、かれこれ半年ぶりくらい。

 

りょうくんは人工呼吸器をつけており、栄養は胃瘻から摂っている。

それでも、経口摂取も少量から進めていこうという方針で、毎日、ほんの少しだけ、口からものを食べている。

1日1~2回、離乳食用の小さいスプーンに3杯。

 

りょうくんが口からものを入れていたのは、生まれてからのほんの一時期、ミルクだけ。

それも、口蓋裂があったため、嚥下がうまくできず、呼吸状態も悪くてすぐSPO2が下がってしまうから、10ccくらいがやっと、という感じだった。

だからその時も、栄養は主に経鼻でチューブから。

 

その後挿管されてしまい、もちろんその間も鼻チューブで。

 

気管切開して、在宅を目指すに当たって胃瘻を作ることになり、その時初めて「お口からものを食べられるように練習しましょう」という話になった。

 

だけど、口蓋裂の手術も退院前に終わって、さあ、いよいよ!・・・となるかと思いきや、そうすんなりとはいかず。

 

りょうくんはとにかく、口に何かを入れられることが嫌いで、まずはその「過敏」を取るところから始めなければならなかった。

 

その頃のりょうくんは、今よりもずっと、そもそも人に触られることがあまり好きではなかった。

拘束されていた期間が長かったためか、手足を触られると本当に嫌がったし、口の周りは自分でも触らなかった。

 

初めは体を触ったり、ほっぺに触れたりして、段々嫌がらなくなるのを待った。

そうする内にりょうくんも、自分でおしゃぶりをしたり、おもちゃを口に持っていったりするようになって・・・

 

そして、ようやく口に食べ物を入れてみることになった。

 

離乳食用のスプーンを買いに行った時には、なんだか感慨深かった。

普通の赤ちゃん用品を買うのなんて久しぶりだった。

 

食べさせ方としては、少しのとろみのあるもの(ベビーダノンなど)を下唇に塗るような感じでのせ、りょうくんが舌でそれを口の中に運び、ごっくんするのを待つ、という感じ。

 

これがなかなか難しく、遊びで口に触られるのは嫌がらなくなっても、いざ口に何かを入れられそうになると、りょうくんは固く口を閉じてしまう。

 

こじ開けてみたり、泣いて口が開いた隙に入れてみたり、とにかく自分から「あーん」とはしてくれないので、騙し騙し。

 

それでも最近は、少ーしだけ、嫌がり方がマシになったような・・

 

 

そして、今日の外来。

 

最近は大体プチダノンをあげていると話したら、そろそろ飽きてくるだろうから、色んな味を試してみたら、と提案された。

ミキサー食についての冊子も頂き、ちょっとわくわく。

食事っぽいものをあげられるようになるかも・・・!

 

ミキサー食は、胃瘻からの注入も出来るようで、ラコールだけでは不足してしまう栄養を補えるといういい面もあるそう。

 

・・・って、ラコールだけだと不足する栄養があるの??

 

その冊子(他県の有名こども病院が作成)によると、ヨード、セレン、食物繊維、カルニチンなど、何種類かの栄養素が、ラコールのようなものだけを摂り続けていると不足してしまうことが、もう「分かっている」そうだ。(*下に補足)

 

気にはなっていたんだよね。

体がラコールだけで作られているって。

まだまだ分かっていない栄養素って、色々あるだろうし。

 

栄養剤みたいな食事だけじゃ、やっぱりよくないってことかぁ。

普通の人でもそれは同じだしね。

 

ゆくゆくは、胃瘻の穴を大きくして、半固形物も注入できるようにするという話もあるから、ミキサー食も試してみたいな。

 

それはさておき。

当面の経口摂取の方向としては、量を増やしていくことよりも、色んな味を試して味覚を広げてあげることを目標にすればいいよう。

 

口から入ってくるものにいいイメージをつけること、という話。

 

今はまだ、食事になるとのけぞって嫌がるりょうくんだけど、気に入った味が見つかるかなぁ。

 

とにかく、少しずつ、だね。

 

 

 

*ミキサー食を入れてあげる以外に、食品タイプの経腸栄養剤を併用することでも不足が補えるということです。(F2α、CZ-Hi、メイバランスなど)

3番目の子が生まれるまであと2ヶ月。

いよいよお腹も大きくなり、りょうくんの抱っこが大変になってきた。

 

りょうくんのお風呂は、平日は私が入れている。

 

訪問看護師さんが来てくれている夕方の90分。

 

まずはお兄ちゃんのこうくんのお迎えに行く

       ↓

帰宅後、りょうくんを私がお風呂に連れて行き、入れる

       ↓

りょうくんを脱衣場に寝かせて拭き、看護師さんを呼ぶ

       ↓

私は再びお風呂に入り、看護師さんがりょうくんのケア

       ↓

こうくんも一緒にお風呂に入る

 

という流れ。(90分で結構ギリギリ。)

 

最近は、りょうくんの抱っこが辛くなってきたので、脱衣場までりょうくんを看護師さんに連れてきて貰っていた。

だけどいよいよ、お風呂で抱っこして洗うのも、お腹が大きくて大変になってきて・・

 

看護師さんからは「いつでも代わりますよ」と言って頂いていたので、今週からお風呂を看護師さんに入れて貰うことにした。

 

これが思っていた以上に楽で。

 

私がこうくんのお迎えに行っている間に、りょうくんのお風呂を済ませて貰える。

私は帰宅して、こうくんとお風呂に入るだけ。

 

りょうくんを洗うのも、チャチャっと済ませてはいたので、正直そこまで手間だとは思っていなかった。

だけどそれをやって貰えるだけで、ここまで気分的に楽になるとは・・・

 

やっぱり抱っこを結構負担に感じていたのかな?

それとも10分くらい、時間的な余裕が出来たからかな。

 

りょうくんとお風呂に入れなくなるのも淋しいなぁ、なんて思って、出来るだけの間自分で入れてあげようと思っていたんだけど。

 

お任せしてみるものだなぁ・・・

 

 

もうひとつ、最近、朝ヘルパーさんに来て貰う日を作った。

 

毎朝父親がこうくんを保育園に連れて行っているのを、ヘルパーさんに来て貰うことで、私が代わりに行ける。

旦那はこうくんの登園の都合に関係なく、早く仕事に行けて、早く帰ってこられる。(そうはいかない日もあるけど)

 

結果、一番忙しい夜に人手が出来て、私が助かる。

赤ちゃんが生まれたら、きっとなおさら。

 

これがまた、結構いいなと思っている。

 

ヘルパーさんに9時半の注入をお願い出来るのもあるんだけれど、朝、家に人が来ることで、午前にメリハリが出来る。

 

もともと人の目が無いとダラダラしがちなのが悪いんだけど、ヘルパーさんが来ると思うと、色んなことをそれまでに済ませなければという気になり、家事がはかどる。

 

在宅介護をしている人には、家にしょっちゅう人が出入りするのが面倒という人もいるけれど、私は人が来てくれた方が、ダラダラしないし家もきれいに保てるし、りょうくんと離れる時間も少し持てるし、いいことの方が多い気がしている。

 

 

抱え込んで、何でも自分でと思いがちな私だったけど、妊娠をきっかけに、人に頼らざるを得なくなった。

でも、お任せしてみたら、案外今までとは違った考え方も見えてきた。

 

先の長い在宅介護。

これから、使わせて頂けるものは、どんどん利用していこうかと思っている。

 

りょうくんには、近々弟が生まれる。

兄弟が3人になるのだ。

 

 

3番目を授かったことがわかったのは、今年の年明け。

かなり動揺した。

 

金銭的にも負担だし、何よりりょうくんのことが疎かになってしまうのが怖かった。

 

妊娠が分かったのは、りょうくんが帰宅してまだ数か月の頃。

在宅生活に慣れた、年度明けの4月からにでも、発達センターに通うことも考えていた。

それも難しくなってしまう。

 

「無理だよ・・・」

初めは夫にそう言ってしまった。

堕ろしてしまおうかとも真剣に悩んだ。

 

でも、悩みながらも、初めの瞬間のショックから、徐々に新しい命を迎えられる嬉しさが湧き上がってきているのを感じていた。

 

もともと、もう1人子供が欲しいという気持ちは、どこかにあったんだと思う。

 

数日後には、多少迷いはありつつも、夫婦で「産もう」という結論に辿りついた。

 

 

産もうと決めた後、まずは相談支援員(ケアマネージャーのような人)の方に連絡して、このタイミングでの第3子は無謀かどうか、意見を聞いてみた。

 

意外にも、まず「おめでとうございます!」と喜んで下さり、

「下の子がいるご家庭もたくさんあります。

とにかく制度をフル活用すれば、きっと何とかなります!」

と力強い言葉を頂いて、少し勇気づけられた。

 

もっと、戸惑われてしまうかと思っていた。

なんて無計画な、と。

 

その後、訪問看護師さんなどにも報告したけれど、皆さんそういう反応で、「協力できることはしますから、がんばって!」と応援して下さった。

ひねくれた私は「まあ結局は他人事だから・・」などと思いつつも、相談できる人がいてくれることのありがたさを感じていた。

 

 

りょうくんと赤ちゃん。

赤ちゃんが保育園に入れるまで、日中は私1人で2人をみることになる。

 

こうくんが帰宅したら、3人をみながら、ご飯を作って後片付けをして、洗濯物を畳んで、りょうくんのケアもして、あかちゃんにおっぱいあげたりして・・・。

 

どうなるんだろう。

今でも割といっぱいいっぱいなのに。

寝る時間あるのかな・・・・

 

でも、何とかなるように、今から色々段取りを考えて、使える制度は使わせて頂こうと思っている。

 

忙しく働きながら、孤立無援で子育てしているお母さんなんてたくさんいる。

私なんて、制度に人手を助けてもらえるだけ、恵まれているのかもしれない。

 

 

赤ちゃんを迎える日まで、あと3ヶ月もない期間だけど、出来る限りの準備や体勢作りをしておこうと思う。

 

そしてとにかく、無事に、元気な子が生まれてきますように!

りょうくんはまだ首が座らない。

9月には3歳になるのに。

 

りょうくんは今の病院で遺伝子検査をしてもらい、軟骨の形成などにかかわるSOX9という遺伝子に異常があることが分かった。

 

口蓋裂や、気管軟化症、頭が大きいことなども、それに起因しているみたい。

 

先生の話だと、この染色体に異常がある人でも歩くことが出来る人はいるし、人によっては寝たきりだし、個人差があってりょうくんがどうなるかは分からないということだった。

 

 

りょうくんは寝たきりではあるけれど、結構活発に動く。

手足をバタつかせたり、首も寝ながらなら自由に動かすし、体をひねってずりずり移動したりもする。

 

退院したての頃は、そこまで動き回らなかった。

でもしばらくして、足で踏ん張っておなかをぴょこっと持ち上げて、手を使わないブリッジのようなことをするようになった。

そうなると、それに体のひねりを加えてジリジリ位置を移動することが増えた。

 

りょうくんは日中、リビングに作った160×180cmくらいの小上がりに、こども布団を敷いてゴロゴロしている。

布団の占めるスペースは半分くらいで、ケアをする時には私も残り半分のところに上って座って世話をする。

ちょっと目を離すと、すぐその布団じゃないスペースに進出してきて、なんなら足は小上がりからはみ出してブラブラさせていたりする。

 

つまり、まだ寝返りが出来ない赤ちゃん程度には動き回るのだ。

もちろん、呼吸器のホースが届く範囲で。

 

 

そんなりょうくんだけど、寝返りに関してはとっくの昔に諦めてしまったようで(本人が)、全然そんなそぶりを見せなくなっていた。

 

首から下は、半年の間に徐々に寝返るようになっていて、完全にうつ伏せ状態の時もあった。

訪問看護師さんも、「もうすぐ寝返りしそうね~」なんて言ってくれていた。

ただ、首が座らないせいか、肝心の頭をごろっと回転させることは全くしようとしない。

だからそんな風に言って貰っても、私には、寝返りをするようになるとはちっとも思えなかった。

 

こちらが働きかけてやらせることが出来ることでもないので、もうやらないのかなぁ、そういう時期を逃してしまったのかなぁ、なんて思っていた。

 

それが。

 

先月から急にりょうくんが、頭をひねって、顔を布団につけるような動きをし始めたのだ。

ひねるときには、肩の高さがあるので頭が一瞬布団から持ち上がる。

それを更にひねって、ゴロッと顔を布団に突っ伏すようにするのだ。

 

びっくりした。

 

突然、何を思ったのかわからない。

自分の中で、何かが「いける!」と思えたのか。

ほんとはずっとやりたかったのか。

 

とにかくその日から、1日に数回、興が乗った時にその動きをするようになったりょうくん。

徐々に徐々に自信をつけて、コツを掴んで、だんだん突っ伏していた顔を、ひねった反対側から覗かせるようになっていった。

 

その、覗いた顔の嬉しそうなこと。

 

そう、それをやった後、いつも「できたよ!」と言わんばかりの笑顔を見せてくれるのだ。

やっぱり嬉しいんだなぁって思う。

本人にとっても結構なチャレンジなんだろうな。

 

そして今日。

 

今まで、頭を寝返りさせる時には、なぜか今度は体がついてきていなかったんだけど、それが体もひっくり返って、手も足も抜けて、ついに完全に寝返った。

正確にはうつ伏せ状態になった、かな。

 

でも本当に、すごい進歩。すごい成長。

りょうくんの顔も誇らしそうに見えた。

 

 

これからも、さらに進化していくのかな。

何がどこまで出来るようになるのかな。

 

りょうくんは、歩けるようにはならないかもしれない。

 

そんな覚悟も段々芽生えてきてはいるけど、日々、少しずつ成長していく姿を見ると、期待せずにはいられない。

親が諦めてちゃしょうがないしね。

 

ゆっくりでも、色んなことが出来るようになって欲しい。

りょうくんは胃瘻から、ラコールをイルリガートルで滴下して注入している。

 

胃瘻を作る前は、すぐに穴をサイズアップして、半固形のラコールに切り替えるという話だった。

それが退院してからのバタバタで、何となくうやむやになっていた。

 

イルリガートルでの注入は、車の中でする時などはなかなか面倒。

(高低差があまりつけられず、途中でしょっちゅう落ちなくなったりする)

イルリガートルの洗浄・消毒も、地味に面倒。

 

そこで半固形ラコールの話を思い出し、前回の通院時、改めて担当医に話してみた。

 

穴のサイズアップについては、次回の外科の受診の時に相談してくださいということで、ただ、液体のラコールも何回かに分けてシリンジで注入して良いですよ、と言われた。

 

それから2週間。

1回150mlを、50mlづつ3回に分けて10分おきにシリンジで注入。

全部入れ終わるまで合計20分。

 

すごく楽で、どうして早くこうしなかったんだろう・・と思っていた。

 

なんだけど。

 

ここのところ、うんちがシャバシャバな状態が続いていた。

下痢なんてもんじゃなく、おしっこ並みに、オムツに吸い取られるくらいシャバシャバ。

(体調は問題ないのに)

 

今までもたまに液状のこともあったから、初めは気にしていなかった。

でもそれがずっとで、オムツから漏れることもしばしば。

 

さすがに気になって、訪問看護師さんに伝えたところ、シリンジ注入が原因かも、という話になった。

一気に入れるから、腸にそのまま流れてしまう分があるかも、と。

(半固形だったら胃に留まってくれるそう)

 

そこでここ2日は、30mlづつ5回に分けて、10分おきに注入してみた。合計40分。

夜間は200ml入れるから、合計1時間・・・

結構面倒。

 

それでもうんちはあまり変わらなかった。

 

とりあえず、今日からまたイルリガートルの注入に戻している。

これでうんちが元に戻るようなら、胃瘻のサイズアップまでまたイルリガートルでいくかも。

 

イルリガートルで滴下するって、やっぱり意味があることなのかもしれないなぁ。。