こんにちは!
【バリアフリー造形教室みんなのアトリエ】主宰の白瀬綾乃です😃

12月17日(日)、いつも造形教室の会場としてお世話になっている『交流広場とつか』さまで多世代地域交流食堂が開催されたため、家族で足を運んでみました!
いつもは東戸塚地区センターで活動されている交流食堂『みらころ』さまと、交流広場とつかさまが初めてコラボしたというこのイベント🍴
とにかくお料理のボリュームと美味しさにびっくりでした😳

◆ミネストローネ
◆紫玉ねぎときのこのパスタ
◆パン
◆フルーツ
こんなに付いて大人300円!
中学生以下はなんと無料!!
すごいっ😱

交流広場とつかさまが普段から提供しているカフェメニューもありました👇
私、ここのにんじんケーキが大好きで❤️
スープとパスタでお腹はいっぱいだったのに誘惑に負けてオーダーしてしまいました(笑)

◆にんじんケーキと紅茶

◆チーズケーキとコーヒー

事前に予約して13:00頃伺ったのですが、会場はほぼ満席!
小さいお子さんを連れたお母さん・年輩のご婦人・中学生グループ・地域活動でよくお見かけする方々など…『多世代地域交流食堂』の名前のとおり、様々な方がお食事を楽しんでいらっしゃいました😊


実は私、地域食堂というものは主に「ひとり親家庭」や「貧困世帯」の方たちが利用する(該当しない人は利用してはいけない)ものという認識でいました。
※今回は、交流広場とつか代表の北川さんからお誘い頂いたため申込みをしました

しかし、みらころスタッフさんから
「地域交流が目的なのでだれでも利用してよいこと」「食事をしながら、その中で子どもを見守っていく役割があること」をお聞きして、これまでの考えが一新されました。


私はひとり親家庭で育っています。
厳密に言うと、中学1年生のときに母が急死したため“途中から”父子家庭になりました。
当時は「ひとり親家庭」と聞くと母子家庭をイメージする人が多く、専業主婦が大半だった時代なので、公的な支援も「母親とその子ども対象」に考えられたものばかりでした。

父子家庭になって、周りの人から必ず聞かれたことは「ご飯はどうしているの?」

これまで家事はすべて母にやってもらっていたので、やはり初めは大変でした(父も家のことは母に任せきりだったので、何も出来ない人だった💦)
コンビニのお弁当ばかりでお腹を壊してしまったり、当時は炒飯しか作れなかったので何日もそれが続いたり。
それにプラスして横浜市は中学校に給食がないので、毎朝のお弁当づくりもしなければいけない。

毎日、品数の揃ったあたたかい夕食を食べているご近所さんを羨ましく思ったり、
母親の作ったお弁当にケチをつけている同級生に対して「なんてワガママなんだろう?こっちは作ってくれる人なんかいないんだよ!」と忌々しく思う気持ちも正直ありました。

ただこういった感情はだんだん薄れていきます。
自分が成長するにつれてやれること(家事)が増えていきますし、単純に「やってくれる人がいないなら、自分がやらなきゃいけない」状況だからです。

もちろん当時の私より小さい、乳幼児や小学校低学年のお子さんには難しいことだとは思いますが、料理・洗濯・掃除といった“家事そのもの”については時間とともに解決していける場合が多いです。

では「ひとり親家庭」「貧困世帯」に必要なものとは何なのか?
それは【安心できる居場所】かなと、現在の私は思います。

「父子家庭」というとテレビドラマの影響なのか、“父親のためにかいがいしく家事をする健気な娘と、ぶっきらぼうだけど実は娘のことを一番に想っている優しい父親”という家族像を描かれがちです(本当に多いです…😅)
言葉は悪いですが【現実はそんなに甘くありません】
綺麗事だけでは済まないことが沢山あります。

上記のエピソードに驚いた方もいらっしゃるかと思います。
なぜ驚く人がいるのか?
それは【当事者は悩みや苦しみを表には出さない・隠そうとするから】だと思います。

私も母が亡くなってすぐの頃、担任の先生や家庭科の先生から「困ったことがあったらいつでも言ってね」と声をかけられた記憶があります。
先生のことは好きだし信頼もしていたのですが、最後まで悩みを打ち明けたことはなかったです。
と言うより、先生・友人・親戚といった“近い人”・”生前の母を知っている人”には【打ち明けられなかった】のです。
(打ち明けられない理由は、余計な迷惑をかけたくないとか自分の家庭のマイナスな部分を見せたくない…など)

現在は私も家庭を持ち、大人になってから出会った素敵な方々が沢山いるので、夫やSNSなどに、自分の苦しかった気持ちを話すことが出来るようになってきました。
今の状況に後悔はしていませんが、ふと「当時の私に、先生・友人・親戚以外で“話せる場所”があったらどうだったんだろう?」と思うときがあります。

前述のみらころスタッフさんの「食事をしながら、その中で子どもを見守っていく役割がある」という言葉を聞いて、もし中学生の私が地域食堂を利用していたら、初めは「あたたかい夕食を食べる」という目的であったとしても、そこにいるスタッフさんや地域の人に自分の気持ちを少しずつ話していたかもしれない…と感じました。

両親が健在・経済的な不自由を感じたことがない家庭で育った人には「ひとり親家庭」や「貧困世帯」の“本当の”苦しみは解らないかもしれません。
それでも“本当のこと”を話してくれていなかったとしても、当事者の方が一瞬でも悩みから解放されるほっとできる場所があって、“程よい距離感”の誰かがいることは必要だと思います。

「最近増えてきている地域食堂・こども食堂の意義」「私は“地域の人”として何ができるのか」など、様々な発見をした『交流広場とつか×みらころ』のイベントでした🍀



バリアフリー造形教室みんなのアトリエ
白瀬 綾乃

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