こんにちは!

【バリアフリー造形教室みんなのアトリエ】主宰の白瀬綾乃です😃


前回の『はじめてのマンガ講座』に続き、今回も今春スタートの新しい講座のお知らせです!


南区にあります障害者地域活動ホーム『南福祉ホームむつみ』様にて美術の時間を担当させて頂くことになりました🎉

※お写真は法人ホームページよりお借りしています

障害者支援施設で定期的に講座を開催させて頂くことは、臨床美術士を目指して勉強していたときからの夢でした。


むつみ様に通われているのは、重度知的障害や自閉症・強度行動障害をお持ちの成人の方。

身体障害をお持ちで車椅子を利用されている方もいらっしゃいます。

主宰している造形教室『みんなのアトリエ』は障害の種類に関わらずどなたでもご参加可能としていますが、自力で会場へと通って頂かなければならないため、強度行動障害や重度身体障害をお持ちの方にはどうしても難しいというのが現実でした。

なので“私から会いに行く”というかたちでアートを提供することも必要なのではないかと、以前から考えていました。



今回、美術の時間を担当させて頂くことになったむつみ様はご利用者さまの障害の特性上、はさみなどの危険がおよぶ可能性のあるものは使えないそうです。


やはり扱える画材や道具が多い方が表現の幅も広がるし、制作できるものも増える(私も作品を考案するのが楽になる)のが正直なところなのですが、“出来ないから・危ないからやらない”という安易な理由で諦めるようなことはしたくないなと思っています。


“今あるものをどうしたら活かせるか”

はさみを使用しない作品の考案はちょっと大変ですが、ご利用者さまに「楽しい!」と感じて頂ける作品・時間を提供できるよう頑張りますっ✊️



さてさて、むつみ様は南区にあります。

戸塚区が主な活動場所になっている私とどうしてつながったのか…

そこには不思議なご縁があります✨


約2年前、横浜市の広報に『神奈川県障がい者芸術文化活動支援センター』代表の方のインタビューが掲載されていました。

芸術文化活動支援センター様は簡単に説明すると、アートをやってみたい障害者とアートを提供したい支援者をむすびつける取り組みをされている団体です。

当時の私は造形教室で独立をして、これから障害をお持ちの方にお教室の存在を知って頂くにはどうしたらいいか考えていたところでした。

すぐに「これは!」とピンときて、お教室の説明や私の想い・チラシやタウンニュースを同封したお手紙を書き、代表の方へ送らせて頂きました。


その後、センターのスタッフさまからご連絡があり、みんなのアトリエの作品展で実際に作品をご覧になって頂いたり、障害者アートに関する勉強会に参加させて頂いたり、手紙やメールで近況をお知らせしたり…と交流を続けて頂いていました。



むつみ様は以前にも美術のレクを行っていたそうなのですが、講師の方の都合で中止となってしまい悩んでいらしたそうです。

お知り合いに相談したところ、前述の芸術文化活動支援センター様を教えられ、スタッフさまから「戸塚区に白瀬さんという人がいる」と紹介されたとのことでした。

その後、みんなのアトリエのホームページをご覧になって理念に共感、私に講師依頼を下さったそうです。


数年前にだした一通の手紙がきっかけで、念願だった夢が実現する。

本当に不思議なものだなぁと思います。

そして私の理念に共感して下さる場所(障害者支援施設)と出会えたことが何より嬉しいです。


みんなのアトリエの方針でもある【上手下手で評価しない】【作ることそのものを楽しんでいただく】ということに対して、「わけが分からない!」「そんなのやっても意味がない!」と批判を受けたこともあります。

その度に「絶対に必要とされるときが来るはずだ」と自分を奮い立たせてやってきました。


むつみ様との打ち合わせのときに、職員さまから頂いた「白瀬さんのような方を探していたんですよ」とのお言葉。

どんなに時間がかかっても、理解(共感)してくれる人はいるんだと確信に変わりました。

そんな【理解者】をもっと増やしていきたいですし、そういった方々のお気持ちには全力でお応えしていきたいと思っています😊

むつみ様での美術の時間、どんなものになるか今からとても楽しみですっ🎶




バリアフリー造形教室みんなのアトリエ

白瀬 綾乃


❇️お申し込み/お問い合わせ

ayano_atelier@yahoo.co.jp


❇️みんなのアトリエホームページ

https://ayano-minna.jimdofree.com/