こんにちは!
【バリアフリー造形教室みんなのアトリエ】主宰の白瀬綾乃です😃

この夏に開催した講座・イベントのレポートも今回がラスト!
①東俣野特別支援学校・授業
②みんなのアトリエ作品展
③みんなのデコ・アート
④夏休み上矢部こどもまつり
これまで4つのレポートをご紹介させて頂きました。
お読み下さった皆さま、ありがとうございました😆

最後を飾るのは『はじめのマンガ講座』✒️
横浜市上矢部地区センター様にて、6月1日・7月6日・8月31日の三回連続で小中学生向けの漫画講座を開催いたしました。
漫画をきちんとした講座として教えるのは初めてのことだったため、2時間×三回の中で漫画の基礎を伝えるには「何を取り入れるか・逆に何を省くのか」かなり悩みました。

結果、
《第一回目》ストーリーの組み立て方
→起承転結のことやプロットづくり、ヒット作品を例にしたお話の膨らませ方など

《第二回目》キャラクターの描き方
→男女の描き分け、年齢による頭身の違い、基本的な顔の描き方など

《第三回目》漫画用画材の体験
→基本的な画材の紹介、原稿を描く手順の説明、つけペン・スクリーントーンを使って作品を仕上げる
このような形に落ち着きました☝️

写真は第三回目の画材体験のときのもの🎵
あらかじめ宿題として描いてきてもらった下絵にGペンや丸ペンでペン入れをした後、スクリーントーンを貼っているところです。
(『スクリーントーン』とは半透明の薄いシールに模様がついているもので、絵に合わせて切って使います)

トーン貼りはみんな初体験❗️
「どこに貼ればいいの~!」
「何コレすごーい!」
「わーっ!ちぎれちゃうーっ!!」
あちこちから悲鳴があがります😅

大まかに貼ったら、そこからさらにナイフで細かく切り出し。
この作業『ザ・アナログ』だよね~💧
でもみんな集中していて、いい表情です🌟

【※掲載許可いただいています】
学年も住んでいる地域もバラバラなみんなですが、作品を描き上げたあとは“謎の団結力”が生まれていました🔥
「漫画」という共通の趣味があるからなのか、アナログ作業の苦しみを乗り越えた結果なのか(笑)


漫画講座を担当させて頂いて、私も久し振りに童心に返ったような気がしました。
つけペンを傾けて持ってしまって線が引けないと苦戦していたことも、ペン先で原稿用紙を毛羽立たせてしまうくらいにインクを塗りまくっていたことも、スクリーントーンがうまく切れなくて端がギザギザになってしまったことも…
みんなが真剣に取り組んでいる姿を見て、漫画を描き始めた頃の自分を懐かしく思い出しました😊

はじめから上手くできなくていい。
完璧にやらなくていい。

とにかく「漫画が好き」「描くのが好き」という気持ちを大切にして欲しいなと思っています。

たった三回で、かなりかけ足の内容の講座でしたが「この友達のはなし、漫画のネタに使えそう!」とか「今日はお家でトーン貼りでもしてみよっかな?」とか、みんなの生活の中の“ちょっと楽しい時間”のきっかけになったら嬉しいです🎵


✳️マンガ講座こぼれ話✳️
参加して下さったひとりのお子さんから
「夏休みの自由研究で綾乃先生のことを調べました!」
とのご報告がっ(笑)

え、なになに…めっちゃ気になるじゃん💦
と言うか、なぜ私を選んだんだい?!
有名人とか歴史上の偉人とかもっと適任(?)の人がいるであろう😅

何でも今回の講座のことや、私の造形教室のホームページまで読んで研究をまとめてくれたそうで。
(実際に「綾乃先生の好きな食べものは納豆なんだよ!」と豪語してくれていました👾
→ホームページのプロフィールに書いてある(笑))

嬉しいような恥ずかしいような、これまで経験したことのない気持ちになりましたが、その子にとって“漫画以外で何か感じるもの”があったのかなと前向きに受け取らせてもらいました。

漫画をはじめ造形も絵も“私が表に立つ”ということは無いものです(講師として“前に立って教える”ということとは異なります)。
あくまでも主役は、作品や生徒さま・参加者さまであって「私は黒子だ」といつも心に留めながら活動をしています。

それでもやはり“にじみ出るもの”はあるのかなと思っています。

知識や経験を積んで、この先、私の活動内容が変わっていったとしても、お子さんから「この人のことを知りたい!」と思われる人間でいられるよう初心は忘れないでいたいなと思います🍀



バリアフリー造形教室みんなのアトリエ
白瀬 綾乃

❇️お申し込み/お問い合わせ

❇️みんなのアトリエホームページ