当り前のことだ。リアルの世界だって、人は言葉で伝えていくのだ。ただ、リアルの世界であれば目の前で事実を見せることができる。それは言葉だけで伝えるよりも遥かに説得力がある。
当り前のことだ。リアルの世界だって、人は言葉で伝えていくのだ。ただ、リアルの世界であれば目の前で事実を見せることができる。それは言葉だけで伝えるよりも遥かに説得力がある。
C9H10Cl2N2O2
有機JAS認定圃場 9,889ha 圃場全体の面積の0.22%
有機JAS格付け農産物量 61,291t 農産物全流通量の0.24%
この数字を見る限り、有機JAS普及は失敗しているとしか言いようがない。
私が知っている限り「有機」とタグが着いている農産物は全流通量の3%。本物は0.6%しかないという認識だった。
「そんな認証制度は面倒だから認定なんてされてない」
「ウチだって堆肥使ってるんだし、有機資材だって使ってるから有機野菜でしょ」
そんな生産者が実に多いということか…。
誤った認識や知識で勝手に生産すると、何が本物かわからなくなってしまうから認証制度があって制度化される。でも、有機JAS認証を受けているからと言って、全ての農産物が生産工程管理されているわけでもないし、安全だとは言えない。
生産者の生産工程管理は実にいい加減で、どの圃場に肥料と農薬をいつどれだけ散布したかさえも管理できていないことが多い。有機JASでは生産工程管理者と呼ばれる担当者がいるが、実質的には生産工程管理規格ではないので工程管理はされていない。例え有機JAS認定資材を使用していても、繰り返し多投していれば農産物には影響が出る。過剰摂取すれば何でも害になるのだから。
有機JASの根本的な考え方は「生産された農産物の残渣に由来する堆肥の施用またはその周辺に生息する生物の機能を活用した方法で、土壌の性質に由来する農地の生産力の維持増進を図ること」となってはいるが、実際にはその循環モデルを作ることは至難の業であり、その場合には「肥料及び土壌改良資材を導入することができる」ということになっている。化学合成物質はNGとか遺伝子組み換え技術が使用されていない原料などを使うとは言っているが、畜産場や工場から排出される廃棄物が膨大であり捨て場が必要で、製造工程で有機溶剤を使っている産業廃棄物を使って良いとか、遺伝子組み換え飼料を与えている家畜の排泄物は原料にしても良いなど特例が多い。
つまり、工場から排出される廃棄物を原料としたリサイクルで作られた資材や化学合成物質、農薬を使用することが前提となっている。"土壌に与えるダメージを最小限にしながら畑をゴミ箱にしましょう"とも理解されかねない規格だ。地力のない土壌を復活させる手段と言うよりも、現状では安全だろうと思える資材を土壌に放り込んで農産物が生育すれば有機JASなのだ。
ちなみに、保湿や保温、雑草抑制の為に使用しているマルチ(畑に張って使うビニール)は有機JASでは使えない。
特に有機JASが悪だとは思っていない。消費者はそういう状況も知らずに「有機は安全」「日本の野菜の品質は高い」と勝手に思い込んでいる。
有機だから安全なのか?
有機だから高品質なのか?
有機は汚れ切った地球を救うのか?
農業の実状を知らない人たちが勝手な妄想を続ければ、現実と解離した主張が続くだろう。
有機という言葉の定義とその意味を今一度考えなければならない。個人的には「有機という言葉・規格が新しい農業への障壁となっている部分もある」と考えている。
Q.本当にいるのか疑ってしまう、イマドキの子どもの名前を教えてください(複数回答)
1位 泡姫(ありえる) 70.3%
2位 姫星(きてぃ) 43.1%
3位 光宙(ぴかちゅう) 37.0%
4位 恋恋愛(れんれこ) 33.3%
5位 大熊猫(ぱんだ) 30.6%