とにかく無性に書きたくなったから書いた。
サスナル…いや、ナルサスかな?
でも、腐向け要素はありません。
まぁ、とらえ方によって変わってきますが…
ちょっとシリアス目です。
では、どーぞ!
いつからだったか。
もう、それさえもわからないほどに
俺はこの場所にいる。
「…!」
たびたび、誰かが近寄ってくるような気配がある。
だが、入るものは一人もいない。
入ろうとしても、やめる。
……毎日が、それの繰り返し。
今、あの日からどれくらいたったのか。
それさえもわからないこの場所は
暗い、暗い洞窟の中。
張り巡らされた札に、成長を忘れた身体。
「…」
今日は、晴れ。
この暗い洞窟では、光は闇に覆われている。
だが、外を見ることはできないけれど
ここ最近、湿度やらなんやらで天気がわかるほどになってきた。
「…たいしてうれしくないけどね」
なぜ、こんな洞窟にいるのか。
その理由はわかっている。
“九尾”
こいつの封印が、溶け始めてきた。
だから、五代目は早急に手を打ったんだ。
たった一つの打開策は…
俺を、この洞窟に封印することを。
『里はまた、ナルトを犠牲にするんですね…』
そういって皮肉げに笑うあの人の顔。
『…しかたないんだ…』
そういって、苦しそうに眉を寄せるあの人の顔。
『仕方ない?…そうやって、偽善をつくろって…あなたたちは』
『カカシ!!』
『…』
『私だって、こんなこと……っ!……こんなこと…本当にしたいわけじゃないよ』
『じゃあ、なんで!』
悲痛なほどの叫びにも似た声。
『……しかた……ないんだ…!』
『…』
そういうあの人を、あの人は驚いた顔で見ていた。
それが、最後に見た光景。
俺は、最後に微笑んで、言ったんだ。
『…俺は、大丈夫だってばよ』
もう二度と…会うことはないだろう愛しい人たちよ。
今思い出しても……
何とも思えない。
俺のココロは死んだんだ。
愛するということも
悲しむということも
泣くということも
怒るということも
俺は、忘れてしまったんだ。
「…あ」
ふと感じた、見知った気配。
そいつはこっちに向かっている。
が、どうでもいい。
「………!」
そして、奴は現れた。
「おまえ、は……」
顔を上げると、見えたのは……
「…あ」
「ナルト…か?」
驚いて目を見開く…
「サスケ?」
黒いマントに赤い雲の記された服を着た、同じチームだったサスケ。
「…なぜ、ここに…」
「さぁー、なんでだろーなー」
「!?」
とてつもない違和感を感じたような表情をするサスケ。
…てか、なんでそんな服着てんだ?
「おまえ、なんでそんな姿なんだ」
「えー?」
「なぜ成長していない!」
「…さぁ…なんででしょう」
「…っ」
本当は気づいているはずなのに、気づいてないふりをするサスケ。
……まるで
「滑稽だな」
「!?」
「お前のことだ、入った瞬間から気づいているんだろう?」
「…」
グッとかみしめるサスケ。
…わかりやすい奴め
「火影もとうとう発狂したのか?」
次には皮肉げに笑い、そんなことを言い始めた。
「お前もそんなダサい服着て、どうしたんだ?」
だから、俺も笑ってやった。
そしたらいきなり攻撃が降ってきたからびっくりした。
まぁもちろん、よけたけど。
「…よけるのか」
「当たり前だろ?あほか、お前」
「…変わったな」
「?」
「おまえ、口癖はどうした」
「口癖ぇ?」
「そうだ。口癖はどうした」
「そんなもん知らねぇよ」
「…」
軽く見開かれた瞳。
…本当にわかりやすい奴だ。
「…九尾、なのか?」
「自分で考えやがれ、あほ」
「ムカッ」
わざとおちょくる。
だって、久々の話し相手だ。
暇つぶしにはちょうどよすぎる。
せいぜい、俺の手のひらでいいように踊ってくれよ。
「……どうりで、札がこんなに張られているわけか」
「…」
「お前がその姿からここにいるのだとすれば」
「?」
「お前が封印されて、軽く六年は経っている」
「へー」
結構長い間いたんだな
「…よく、死ななかったな」
「食べ物もことか」
「…」
「残念ながら、俺はぼーっとしてても生きていられる体になっちまってんだ」
「!」
「もはや、人間を超えてんだよ」
動物以上の六感と五感を備え、飲み食いせずとも生きていける。
…これのどこを、人間だというのだ?
「…ナルト…」
「なに?同情してくれんの?優しいねぇ、サスケちゃん」
「……俺と来るか?」
「!」
久々に、驚かされた。
「来るって?」
「俺と一緒に、ここを出るか?」
「出た瞬間、九尾さまが暴走するかもしれないぜ?」
「別にかまわない」
「へー、食いちぎられても?」
「あぁ」
「まさか、マゾか?」
「ふざけんな」
「…俺が、外を見せてやるから」
「…」
俺はどうも、この顔には弱いらしい。
この、うなだれて、眉を下げるこの顔に。
「……そうだなー…」
「!」
「まぁ、暴走したらしたで」
「!!じゃあ…」
「別に、いいぜぇ」
喜んでいる。
完全に喜んでいる。
…畜生、かわいい奴め。
「じゃあ、行くぞ」
「あぁ、行こう」
俺らは、肩を並べて外へ行く。
同じ闇に住まう者たち。
一人は里を捨て、闇に落ちたもの。
一人は里から捨てられ、闇に落ちてしまったもの。
同じようで全く違う二人。
だが、二人は今日、肩を並べて同じ方向へと歩いている。
闇の道を、進むべく。
「…で、なんでそんな格好してるんだ?」
「俺は抜け忍になって、暁に入ったんだ」
「抜け忍…」
「あぁ」
「…」
外でたら、洞窟に戻ろうかな。
ナルトがサスケと共に行くことを考え直した瞬間だった。
最後の最後でシリアスぶっ壊してしまった…!
でも、悔いはない!
うん…ない…
読んでくださった方、ありがとうございました!
サスナル…いや、ナルサスかな?
でも、腐向け要素はありません。
まぁ、とらえ方によって変わってきますが…
ちょっとシリアス目です。
では、どーぞ!
いつからだったか。
もう、それさえもわからないほどに
俺はこの場所にいる。
「…!」
たびたび、誰かが近寄ってくるような気配がある。
だが、入るものは一人もいない。
入ろうとしても、やめる。
……毎日が、それの繰り返し。
今、あの日からどれくらいたったのか。
それさえもわからないこの場所は
暗い、暗い洞窟の中。
張り巡らされた札に、成長を忘れた身体。
「…」
今日は、晴れ。
この暗い洞窟では、光は闇に覆われている。
だが、外を見ることはできないけれど
ここ最近、湿度やらなんやらで天気がわかるほどになってきた。
「…たいしてうれしくないけどね」
なぜ、こんな洞窟にいるのか。
その理由はわかっている。
“九尾”
こいつの封印が、溶け始めてきた。
だから、五代目は早急に手を打ったんだ。
たった一つの打開策は…
俺を、この洞窟に封印することを。
『里はまた、ナルトを犠牲にするんですね…』
そういって皮肉げに笑うあの人の顔。
『…しかたないんだ…』
そういって、苦しそうに眉を寄せるあの人の顔。
『仕方ない?…そうやって、偽善をつくろって…あなたたちは』
『カカシ!!』
『…』
『私だって、こんなこと……っ!……こんなこと…本当にしたいわけじゃないよ』
『じゃあ、なんで!』
悲痛なほどの叫びにも似た声。
『……しかた……ないんだ…!』
『…』
そういうあの人を、あの人は驚いた顔で見ていた。
それが、最後に見た光景。
俺は、最後に微笑んで、言ったんだ。
『…俺は、大丈夫だってばよ』
もう二度と…会うことはないだろう愛しい人たちよ。
今思い出しても……
何とも思えない。
俺のココロは死んだんだ。
愛するということも
悲しむということも
泣くということも
怒るということも
俺は、忘れてしまったんだ。
「…あ」
ふと感じた、見知った気配。
そいつはこっちに向かっている。
が、どうでもいい。
「………!」
そして、奴は現れた。
「おまえ、は……」
顔を上げると、見えたのは……
「…あ」
「ナルト…か?」
驚いて目を見開く…
「サスケ?」
黒いマントに赤い雲の記された服を着た、同じチームだったサスケ。
「…なぜ、ここに…」
「さぁー、なんでだろーなー」
「!?」
とてつもない違和感を感じたような表情をするサスケ。
…てか、なんでそんな服着てんだ?
「おまえ、なんでそんな姿なんだ」
「えー?」
「なぜ成長していない!」
「…さぁ…なんででしょう」
「…っ」
本当は気づいているはずなのに、気づいてないふりをするサスケ。
……まるで
「滑稽だな」
「!?」
「お前のことだ、入った瞬間から気づいているんだろう?」
「…」
グッとかみしめるサスケ。
…わかりやすい奴め
「火影もとうとう発狂したのか?」
次には皮肉げに笑い、そんなことを言い始めた。
「お前もそんなダサい服着て、どうしたんだ?」
だから、俺も笑ってやった。
そしたらいきなり攻撃が降ってきたからびっくりした。
まぁもちろん、よけたけど。
「…よけるのか」
「当たり前だろ?あほか、お前」
「…変わったな」
「?」
「おまえ、口癖はどうした」
「口癖ぇ?」
「そうだ。口癖はどうした」
「そんなもん知らねぇよ」
「…」
軽く見開かれた瞳。
…本当にわかりやすい奴だ。
「…九尾、なのか?」
「自分で考えやがれ、あほ」
「ムカッ」
わざとおちょくる。
だって、久々の話し相手だ。
暇つぶしにはちょうどよすぎる。
せいぜい、俺の手のひらでいいように踊ってくれよ。
「……どうりで、札がこんなに張られているわけか」
「…」
「お前がその姿からここにいるのだとすれば」
「?」
「お前が封印されて、軽く六年は経っている」
「へー」
結構長い間いたんだな
「…よく、死ななかったな」
「食べ物もことか」
「…」
「残念ながら、俺はぼーっとしてても生きていられる体になっちまってんだ」
「!」
「もはや、人間を超えてんだよ」
動物以上の六感と五感を備え、飲み食いせずとも生きていける。
…これのどこを、人間だというのだ?
「…ナルト…」
「なに?同情してくれんの?優しいねぇ、サスケちゃん」
「……俺と来るか?」
「!」
久々に、驚かされた。
「来るって?」
「俺と一緒に、ここを出るか?」
「出た瞬間、九尾さまが暴走するかもしれないぜ?」
「別にかまわない」
「へー、食いちぎられても?」
「あぁ」
「まさか、マゾか?」
「ふざけんな」
「…俺が、外を見せてやるから」
「…」
俺はどうも、この顔には弱いらしい。
この、うなだれて、眉を下げるこの顔に。
「……そうだなー…」
「!」
「まぁ、暴走したらしたで」
「!!じゃあ…」
「別に、いいぜぇ」
喜んでいる。
完全に喜んでいる。
…畜生、かわいい奴め。
「じゃあ、行くぞ」
「あぁ、行こう」
俺らは、肩を並べて外へ行く。
同じ闇に住まう者たち。
一人は里を捨て、闇に落ちたもの。
一人は里から捨てられ、闇に落ちてしまったもの。
同じようで全く違う二人。
だが、二人は今日、肩を並べて同じ方向へと歩いている。
闇の道を、進むべく。
「…で、なんでそんな格好してるんだ?」
「俺は抜け忍になって、暁に入ったんだ」
「抜け忍…」
「あぁ」
「…」
外でたら、洞窟に戻ろうかな。
ナルトがサスケと共に行くことを考え直した瞬間だった。
最後の最後でシリアスぶっ壊してしまった…!
でも、悔いはない!
うん…ない…
読んでくださった方、ありがとうございました!

