最近の理佐は何を考えてるのか全くわからない
私が卒業してから月日はかなり過ぎ
グループの活動も色々あり忙しかった理佐
やっと会えるようになったけど
なんか、なんかなぁ
「理佐」
「んー?」
「大好きよー」
「なに?急に笑」
「急じゃないよ!いつも言ってるでしょ!」
「声おっきい笑、近所迷惑でしょ」
「まったくもーツンツンしちゃってさ」
プルルル
「愛佳じゃない?鳴ってるよ」
「あ、ほんとだ。ちょっと出てくるね」
〜〜
「おかえり!仕事の電話?」
「いや、事務所の先輩。今からご飯行こって」
「あーそうなんだ行っておいでよ」
「え?いや、でも」
「お付き合いも大切だよ?」
「そうだけど」
「じゃあ私は帰るね」
「まって!り「また、連絡するねー」
そそくさの荷物をまとめて帰ってしまった彼女
最近の理佐はほんとにわからない
私が友達と理佐の約束をダブルブッキング
してしまった時も
友達優先しな?と涼しい顔して言うし
あの時は私が悪かったんだけどさ
ちょっとくらいごねてくれてもいいのに
それに、どんなに大丈夫って言っても
電話やメールが来ると出なよと促してくる
今日だって理佐と過ごしたくて
先輩とはまた今度ご飯いこって断ったのに
理佐は私を避けてるのかな?
「はぁー」
自然とため息が出た
.
.
.
あれから数日、久しぶりに理佐に会える!
「愛佳?」
「あれ?ふーちゃん!久しぶり」
「待ち合わせ中?」
「そっ!愛しの理佐ちゃんとデート」
「おアツいことで何よりです」
「あっ、ふーちゃんさ最近の理佐変じゃない?」
「変?いや、特には。いつも通りだよ」
「そっか、ごめん急にこんな話」
「いやいや全然いいよ、なんかあった?」
「んー、ちょっと気になっただけ」
「そっかそっか」
理佐が来るまでふーちゃんと話していたら
「ごめん。愛佳遅くなっちゃって」
と少し息を切らしてやってきた理佐
「あれ?ふーちゃん!」
私と全く同じ反応で面白かった
「やっほ理佐!さてと私は帰るとしますかね!
デート楽しんでね!」
笑顔で手を振り帰路についたふーちゃんを見送り
行こっかと理佐に声をかける
「よかったの?」
「ん?なにが?」
「ふーちゃんと久しぶりだったんじゃない?」
「そうねー」
「ふーちゃんご飯誘えばよかったのに
私とはまた会えるんだし」
「……」
なんなんだこの子は
あなたとだって会うの久しぶりなんですよ?
「わかんないよ。理佐が何考えてるのか」
「えっ?」
「先輩とか友達とかもちろん大切だけど
それ以上に理佐は大切なんだよ
他のことより理佐と一緒にいたいって
会いたいって思うのに
これって私だけなのかな?」
「っ……」
「それとも、私の事好きじゃなくなった?」
「ちがっ「じゃあどうして…」
「ごめん」
「そのごめんって別れたいってこと?」
「違う!それは違う、ごめんなさい。
愛佳に嫌われたくなくて…」
切なさを顔に浮べる理佐は
「私の周り皆居なくなっちゃったの。どうしても
まだ辛くて、、お仕事頑張って自分に自信つけようって思っても時々考えちゃうんだ
愛佳か完全に私の前から消えちゃったらって
だから、嫌われないよう…にして…た。」
涙をグッと堪えそう語った
そうだった、この子は大切な仲間が離れていき
それでもファンのために懸命に努力して
ずっと辛くて苦しかったのに
私は自分のことばかりで
気づいてあげられなかった
私自身が憎いよ
「ごめんね、理佐」
「なんで?愛佳のせいじゃない…」
「理佐の苦しみに気づいてあげられなかった
もっとちゃんと向き合えばよかった
でもね理佐これだけはわかって欲しい
理佐の前から居なくなったりしない」
「…ほんと?」
「ほんと!!だから我慢しなくていいんだよ?」
「うん。ありがとう、愛佳」
理佐の努力に見合うように私も努力しないとね
理佐を幸せにする努力を
「愛佳」
「ん?」
「あ、あんまり他の子ばかりはダメだよ?」
目を潤ませながら彼女にそんなこと言われたら
たまったもんじゃないよ
そもそも理佐が他の子と遊ぶように
促してんじゃないか
あー、もー、かわいいな
私の袖なんか掴んじゃって
デレが凄まじいのよこの子
「理佐。私の家行かない?」
「デートは?」
「いや、うん。早く理佐の事抱きしめたくて」
「…バカ」
「理佐ちゃんが可愛すぎるのがいけないんよ!」
「声おっきい!」
「だめ?」
「ふふっ、いいよ!私も早く愛佳に触れたい」
はい。
もう完全に理性吹っ飛びました
可愛くて無理
こうやって理佐がちゃんと自分を出せる
そんな居場所にならないと
また、抱え込まないように
理佐を守るよ、何があっても
帰宅後、理佐を愛しすぎてめちゃくちゃ
怒られたのは言うまでもない
おわり。