ピーンポーン


インターフォンが鳴り画面を確かめることなくドアを開けると私の愛しい彼女と後ろに2人の影


「どうぞ、上がって」


3人を部屋に招き入れリビングに進む


守屋「あ〜ゆっかーだ〜やほ〜」


田村「ひぃーちゃんもいるー」


菅井「完全にできあがってる」


森田「ごめんなさい。理佐さん」


「ん?大丈夫だよ?私も楽しかったし」


2人と話している私の頬にふいに伸びてきた手


「どうしたの?」


小林「理佐は酔ってないのかなーと思って」


「きちんとセーブしましたよ」


私の彼女である小林由依は今日、友香とひかる
ちゃんと買い物に出かける計画を立てていた


するとあかねんがじゃあ取り残された組は理佐の
部屋で宴じゃ〜とか言ってきて現在に至る


「2人ともさっき新しいの開けちゃったからそれが
   飲み終わるまで待っててあげて?」


菅井「いいけど、迷惑じゃない?」


「全然!お茶出すからゆっくりしてて」


小林「理佐、私がやるからいいよ」


「ありがと。3人とも買い物は出来た?」


森田「はい!お2人に選んでもらいました」


「そっか良かった良かった」


守屋「理佐はこっち組でしょ!」


田村「そうですよ早く飲みましょ」


「はいはい笑」


守屋「りさおくんさっき友香に微笑んでたでしょ」


「え?あー話はしてたけど?」


守屋「私の彼女に手出さないで下さいよ!

         友香はキャプテンとして無理し過ぎちゃう
         くらいメンバー思いだけど私の前だと甘えて
         来てもうほんと可愛いんだから」


菅井「ちょっと!あかねん!?」


田村「理佐さん!森田にも構ってましたよね

         ひーちゃんはあんな小さいのに沢山のこと
         背負って頑張ってるからもっと甘やかして
         あげるんです!」


森田「保乃ちゃん、酔いすぎ」


小林「理佐に嫉妬してるのに逆にいい所アピール
         しちゃってるよ2人とも」


「もうね、彼女の自慢話耳にタコ」


菅井「もう〜あかねん!そろそろ帰るよ?」


森田「保乃ちゃんも!理佐さんに迷惑だから」


守屋「えーまだいいじゃん!なんならお泊まりー」


田村「お泊まりー」


「別にいいけど、お布団ないから私が友香と一緒
  にベットかなー?あーでもひかるちゃんソファー
  は可哀想だから3人でかなー?」


守屋「帰る!帰ろうゆっかー」


田村「ひぃーちゃん私達も帰ろ!」


小林「理佐、S部分でてるよ」


「ん?こうでも言わないと帰らないでしょ」


菅井「理佐ほんとごめんねありがとー」


森田「お世話になりました」


「いえいえ送ってあげられなくてごめんね!
  また仕事でねー」


「静かになったね」


小林「寂しいんでしょ?お泊まりしてもらえば
         良かったのに」


「由衣がいるだけで十分だよ」


小林「理佐も酔ってるね」


「なんでよ!酔ってないよ」


小林「さぁ片付けしよ」


「ちょっと由衣、本心だから」


小林「はいはい」




宴の後片付けをしてそれぞれお風呂も済ませ2人で
ベットに入る。


特に会話はなくお互い自由にスマホをいじる


突然、彼女が声をあげた


それにどした?と返すと


「由衣は誰よりもグループのこと考えてて
沢山センター任されてそれでも強く立って
カッコイイって思う」


淡々と話し始める彼女に頭が追いつず「えっ?」
と返すのが精一杯


そんな私の困惑をよそにまだ話を進める彼女


「けどもう少し頼ってくれてもいいのになと
思うし…」


「待って一旦ストップ」


「なに?」


「なに?じゃないよ。急になんの話?」


「彼女の自慢話。私だけ言ってないーと思ってさ
それに由衣も聞きたそうな顔してたから」


彼女の言葉で一気に顔が熱くなるのがわかる
これはお風呂上がりから来るものじゃない


あの時確かに理佐は私の話してたのかなと考えた


けどそんな態度もましてや聞きたそうな顔なんてしてた自覚はない


続き話していい?なんて言ってくる彼女に回りかけていた頭はまた停止してうん。と言わざるを得なく
された


「後は、買い物で疲れてるはずなのにお茶代わりに出してくれて

本当は保乃ちゃん達に優しくしてるのやきもち焼いてるくせにひかるちゃんと友香が居心地悪くならないように気遣って

お酒の場とか嫌いなのにそんな様子見せなかったり文句も言わず片付けしてくれたり

そんなとこ、全部好き。」


「……」


「由衣?」


あかねんとほのちゃんの相手にいっぱいいっぱい
だと思っていた


小さな嫉妬心や気持ちまで彼女に伝わっている
なんてあの状況で想像出来る人はいないだろう


些細な変化に気づいてくれた嬉しさとあまり表に
出ない感情を彼女は汲み取ってしまうんだという
恥ずかしさとが私を襲う


「由衣ちゃん?なんか言ってよ」


「急に好きな人にいっぱい褒められたら驚いて
   言葉なんて出ない」


「由衣、顔真っ赤だよ。可愛い」


先程から一向に良くらない頭の回転率は彼女の言動のせいでもう回ることは無意味だと教えてくれる


だから私から発せられた言葉は


「やっぱり、今日の理佐は酔ってる」


なんて可愛げのない言葉でそれでも彼女は


「由衣の愛らしい照れ隠しを忘れてしまわない
   ように酔いが醒めてればいいな」


と顔を覗き込んで言うから私はこの人には一生
敵わないだろうと実感する


せめてもの足掻きで


「理佐、ありがとう大好きだよ」


と伝えると少し驚いた彼女はすぐに優しく微笑み
私にキスをおとした



















































おわり。