慈悲と真理は聖地にあり | 社会の窓まで ―飽くなき探求心―

社会の窓まで ―飽くなき探求心―

くだらないことに全力を注ぐ女、荒木麻由のロマンあふれる妄想全開突撃系ブログ
   
類稀なる発想力とバイタリティを遺憾なく発揮し、その真実にせまる!

仏とは、この世の真理なのだという。
 
 
全ての宗派を受け入れる
真言密教の聖地。
 
大阪に住んでいながら
いまだ1度も行ったことがなかった。
 
 
だけど今こそ
 
 
 
参ろうぞ。
 
 
 

 
 
 
高野山に来ますた。
 
 
世界遺産見たいとか言っときながら
最も身近な世界遺産には行ってないとは何たること。
 
ここはひとつこの世の真理に触れ
大いなる慈悲の心を得て
大いなるご利益をいただこうではないか!←こっちが本命
 
 
ということで、まずは最奥部の聖地
奥之院へと向かいましょう。
 
 
 
 
 
 
苔むした遊歩道。
約2kmに渡って、延々と墓がならぶ。
 
 
静かに眠る。
これ以上の表現がみつからない。
 
時間が動いていないかのような
それとも永遠ともいえるような… 
 
なんとも鎮まる場所だ。
 
 
 
 
 
 
墓地といえば
なんだかオカルトチックな響きだけど
 
この参道は、オカルトとはむしろ対局だろう。
 
 
ここにたどり着いたら精霊になれる、とか言われたら信じちゃえそうなくらい
神聖で、霊的。
生えている木さえ、霊樹に見えるもの。
 
湧き出ている水は実は浄化の水で
不死者的な不浄なるものを溶かしてしまいそうな気がする。
 
 
 
 
 
 
誰もが知ってる会社の、記念碑やモニュメントも。
 
ここで多くの人に見てもらうことが前提で
ものすごく立派なモニュメントや
人型だったり、会社のマークだったり
 
シロアリ撃退会社は
シロアリの墓とか作ってたり(笑)
 
 
ああ、なんか。
 
 
ここがオカルト的な感じがしないのは
「ありがとう」という感謝の気持ちがたくさんこめられているからかもな。
「お前らが生きたことはみんなが知ってる」とでも言うような。
 
墓やモニュメントのまわりには、小さな花がたくさん咲いていたり
植物が豊かに育っていて…。
きっとここで眠っているのは幸せだろうと思う。
 
天国ってのは、きっとこんなところだ。
 
 
これは世界遺産だわ。
 
すごい。
 
 
 
 
 
歴史的な将軍たちの墓もある。
 
もちろんホンモノはここにはないだろうし
そもそも魂もここにはない、と有識者に聞いたことがあるけれど…
 
まあ、別荘はいくつあってもいいってことで(笑)
 
 
 
 
豊臣の墓はこんなかんじ。
 
大きな墓の前に
それを守るように、小さな墓が並んでる。
 
私は歴史にはどうしようもなく疎くて
豊臣の臣下とか全然知らないんだけど
きっと見る人が見たら思うところがあるに違いない。
 
 
 
んでこれが、武田信玄↓
 
 
 
 
思ったより…なんというか、シンプルですね?
 
いや…
こういうの、かえって心に迫るものがあるね。
 
 
強固な城を作るなら、外に攻めようといって
守るための城を作らなかったんだっけ。
 
そんな人間性が、この墓に現れているようで。
 
 
 
そのほかにも徳川やら明智やら
いろいろな人の墓が、ひしめくように並んでいる。
 
生きてる間は敵同士でも
死んだらみんな仲良しってわけかい。
ドラゴンボールかよ←
 
 
 
 
 
 
ここから先は、カメラ禁止
 
なんでも、弘法大師がまだ修行しているということで
邪魔するなということらしい。
もちろん、タバコも禁止だよ!
 
 
奥之院に入ると
陽の光がほぼ入らない。
 
真っ暗な部屋の中に、蝋燭の光が 揺蕩 たゆとうて。
 
 
 
この世の真理…か。
 
こうして仏の前に立つと
仏を通して自分を見ているような気持ちになる。
自問自答、とはちょっと違うか。
 
 
とりあえず50円をいれて
お願いはしておく。
 
 
どうぞ、いい未来へと導いて下さい。
 
 
縁結び的なものはともかく
縁に感謝するような人と出逢えていると思うから
きっと、少しはご利益いただけているんだと思う。
 
絆、という言葉は綺麗すぎて、私はあまり好きじゃないけれど。
 
 
「また」と願えることが嬉しい。
そんな縁が明日も紡がれることに、感謝です。
 
 
 
 
奥之院を出て。
高野山の二大聖地の、もう片方。
 
 
壇上伽藍 だんじょうがらん へ。
 
 
 
 
 
 
弘法大師が真言密教の根本道場を開くにあたって、最初に整備に着手した場所。
 
真言密教の根本道場のシンボルの根本大塔。
伽藍の中央にあり、高野山の総本堂である金堂。
弘法大師が住んでたとされるお堂、御影堂
 
そのほか、全19の建造物が立ち並ぶ。
 
 
もちろんここも撮影NG
 
静かに、参る。
 
 
 
こういうところに来ると
「死」というものをものすごく身近に感じる。
 
誰にでも、等しくやってくるもの。
 
魂の還ってゆくところ。
 
 
短い人生の時間の中で
私みたいなヤツの近くに寄ってきてくれる人たちを
とてもとても、尊くおもう。
 
 
 
 
 
 
最後は、大門!
 
 
ここ、下から歩いてきた人は最初に通る門なんだって。
この宗教都市の結界のシンボルらしい。
 
展望台ではないとおもうんだけど
ものすごく見晴らしがよくって!
淡路島や四国がみえるんだ!
 
小高い山に登ると、四国から和歌山が見えたり
和歌山から明石海峡が見えたり
大阪湾近郊のそういう景色は本当に素敵で、大好き♥
 
 
和歌山はめちゃくちゃ地味だけどさ。
和歌山が京都の場所にあったら、きっと日々観光客であふれかえる町になっただろうになあ。
 
 
 
 
なんやかんやで、4kmほど歩いたのかな。
 
もう足パンッパンだよ~~!!!><
 
 
 
と、いうことで。
 
 
 
 

 

 

ごまどうふをいただきます♥

 

 

 

高野山と言えば、ごまどうふ。

ごまどうふといえば、高野山。

 

それを黒蜜きなこで。

 

 

パク

 

 

 

なんて濃厚なんだ…!(*^o^*)

 

 

 

いつもの、でした(笑)

私はくいしんぼうです。知ってるか(*゚ー゚)ゞ

 

 

 

 

高野山。

 

あらゆる宗派を受け入れる、静かな聖地。

 

 

 

今ある幸せを

 

確かめられる場所。