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私のおべんきょうノート(ma-windのブログ)

何でも自分で調べて、自分で考えよう。
本でもブログ記事でも、丁寧に読み込むことで新たに見えてくることがある。そういうものを少しずつメモしていこう。
分野は多岐にわたります。

 修行、修行…と書いてはいるものの、なかなか思うような毎日にならないのが常である。G.W.は娘が帰ってきたり、息子も彼女を連れてきたり…と、忙しかった。それに拍車をかけるように、玄関の鍵の調子が悪くなり、シリンダーを交換しようとドアハンドルの台座のネジをはずそうとして、ネジをなめてしまった。最初から業者さんに頼めば数万円で済んだかもしれないものを、ドアごと交換で何十万円の出費になるかの瀬戸際…というのが今の状況。

 

 話がそれた…。そういうわけで、たいして、進歩もしていない昨今であるが、何もできなかった日でも、これだけはやろうと思っているものがある。それが「1対4対2の呼吸法」というもの。これは成瀬雅春著「呼吸法の極意 ゆっくり吐くこと」に出ていたもの。

 

   

 

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 『ヨーガ根本経典』(佐保田鶴治訳・平河出版)の中で、佐保田氏は「調気(プラーナーヤーマ)というのは、要するにクンバカつまり息を長くとめておく練習である」と解説しているが、私はそれは呼吸法の表面的な部分だけだと思う。しかし「息を止める」というのが重要な要素であることは確かだ。

 その中で代表的なものに「1対4対2の呼吸法」がある。ヴィシャマヴリッティ・プラーナーヤーマという呼吸法だが、息を吸う(プーラか)のを1としたら、止める(クンバカ)のを4とし、吐く(レーチャカ)のを2とする。ヴィシャマは「不安定」「荒い」「平坦でない」「困難」「危険」「普通でない」という意味で、ヴリッティは「働き」「作用」「活動」という意味である。

 

 中略

 

① 吸う3秒 : 止める12秒 : 吐く6秒

② 吸う4秒 : 止める16秒 : 吐く8秒

③ 吸う5秒 : 止める20秒 : 吐く10秒

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⑩ 吸う12秒 : 止める48秒 : 吐く24秒

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⑬ 吸う15秒 : 止める60秒 : 吐く30秒

 

 このうちどれか一つのパターンを続けて5回できる秒数が、現在の自分の能力と考えれば間違いない。最初の1回は何とかできても、2回目、3回目と回を重ねていくにしたがって苦しくなる、安定した状態で5回続けられればよい。普通は吸うのが8秒くらいから難しくなり、10秒を超えるとできる人がかなり少なくなる。「⑩ 吸う12秒 : 止める48秒 : 吐く24秒 」を当面の目標にして練習すればよい。

 もっとも当面の目標というよりは、かなり困難だと考えたほうがよいだろう。

 実際にやってみるとわかるが、息を止めるよりも時間をかけて吐くほうがはるかに難しい。時間が長くなるにつれて、止めているほうが楽になり息を吐くのが続かなくなって失敗する。

 

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 私は今、5秒吸って、20秒息を止め、10秒で吐く…というのをやっているのだけれど、10秒かけて息を吐くって結構難しい。つまり…現在の自分の能力ってそのぐらいなのだ…。20秒、息を止めた後だから、苦しくて思い切り吐きたくなるのだけれど、それだと息を吐く時間の10秒の最後の方が苦しくなる。なので、吐く時は静かに静かに息を吐き始めなければならない。

 そして、苦しいから、最初の5秒で思い切り息を吸っておきたい。だけど、たくさん息を吸うっていうのも意外と難しい。どうしたらたくさん吸えるんだろうと、いつも試行錯誤。ついつい肩に力が入って思うように吸えない。5秒の最後の方は、吸ってるのか吐いてるのかわからなくなったりする。最近は、「たくさん吸っておこう」というのは間違いではないか…と思い始めた。

 これ、できる人は15秒吸って、60秒息を止めて、30秒かけて息を吐くことができるのだそう。まだまだ先は長い。上記成瀬氏の著書のタイトルの「ゆっくり吐くこと」がキーポイントになるのがよくわかる気がする。

 

 さて、呼吸法が何故、自分を磨くのに役立つのか…ということを成瀬氏は以下のように書いている。

 

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 呼吸は精神状態と深い関係にある。精神が安定しているときは、ゆっくりと規則的な呼吸になるが、不安定な精神状態のときには、早くて不規則な呼吸になる。

 スポーツ解説などで選手に対して「呼吸が落ち着いていて余裕があります」とか「呼吸が乱れていて、あまりよい状態じゃありません」といった表現が使われることがよくある。呼吸を落ち着けることは、スポーツ選手にとって重要なことであり、優秀な選手ほど、呼吸のコントロールができるものである。

 また呼吸は寿命とも関係があり、ゆっくりとした呼吸や長い呼吸を常にしている職業の人は、平均的に長生きである。たとえば僧侶は読経のときに長い呼吸でしなければならないのと、常に平常心を保っているように心がけているので、長命の人が多い。画家や書家にも長命の人が多いというのも、やはりゆったりと気持ちを落ち着けているのを常とする仕事だからだろう。

 呼吸が気になるのはどういうときかを考えてみると、熱を出して息が荒くなっているときや、走った後で呼吸が乱れているときなどだ。つまり呼吸は「早く」なったり「乱れ」たり「荒く」なったりすると、何とか落ち着けようとするので、呼吸に意識が向くのである。そして意識が向いた瞬間から呼吸は落ち着く方向へ向かい出す。

 この「意識を向けだした時から落ち着く」という呼吸の性質を利用すれば、さらにゆっくりとした深い呼吸を身に付けることができる。つまり呼吸の落ち着いているときに意識を向ければ、もっと落ち着いた深い呼吸になる。

 そこからスタートするのが、ヨーガ呼吸法(=プラーナーヤーマ)なのである。つまり、まず呼吸を落ち着けて、それから深い呼吸のテクニックを練習するのである。

 

中略

 

 さて、ヨーガ呼吸法のプラーナーヤーマは、単に呼吸のテクニックというだけではなく、プラーナ(生気=宇宙に満ちている根源的生命エネルギー)をアーヤーマ(コントロール)することを指す。アーヤーマは伸ばす、拡張、長さ、幅、規則的、などの意味がある。

 具体的には呼吸をコントロールすることで、肉体と精神のバランスを整え、スムーズに解脱に至れるようにするのが、プラーナーヤーマである。

 世界中に呼吸法と名の付いたものは数多くあるが、ヨーガ呼吸法はテクニックの繊細さにおいては、どんな呼吸法も比較にならないほどの内容を持っている。

 たとえば、ヨーガ呼吸法では、吐いていく息の音を細かく分析したり、吐き出す一瞬の間に、意識や腹筋の状態をいかにコントロールするか、などを磨き上げていくのである。

 数あるヨーガ呼吸法を覚えていくと、だんだん繊細な感覚が身に着いてくる。そしてヨーガ呼吸法の最も重要な部分に辿り着くことになる、その最も重要な部分とは「ヴァーユ(風)」のコントロール」のことである。

 

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 というように、ヨーガの呼吸法で、繊細な感覚が磨かれていくのだそう。重要だと言われる「ヴァーユ(風)」のコントロール」については、全然わからない。

 夜、寝る前に、部屋を暗くして目を閉じてやると、おもしろいことが起きることがある。この世の音でない、自分の意識の中での音が聞こえてきたり、まぶたの裏の模様が急に鮮明に浮かんできたり、ふと自分が軽くなったかのような錯覚に囚われたり…。全て錯覚といえば、錯覚なのかもしれないけれど…。

 そのようなことが起こると、例えばすべての音を聞きとるという「ナーダ行法」とか、一つの瞑想のやり方として成瀬氏が瞑想の本に書かれていた「まぶたの裏を観察する瞑想」というのを思い出す。その状態が勝手に向こうからやってくる感じである。

 これは繊細な感覚と言えるのかどうかわからないけれど、まずは、もっと長く吸って止めて、吐けるように…と練習する日々である。

 呼吸法って奥が深い…と実感している今日この頃。この本のタイトルが「ゆっくり吐くこと」というのがよくわかる。普段、誰もがあたりまえにしている呼吸…そんな簡単そうなことをコントロールすることは、実はとても難しい。

 

 

   

   伊良湖岬に行く途中 アロエの花(3月末)