癌を治した人々(6)福田稔先生の気血免疫療法に救われた人々 | 私のおべんきょうノート(ma-windのブログ)

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何でも自分で調べて、自分で考えよう。
本でもブログ記事でも、丁寧に読み込むことで新たに見えてくることがある。そういうものを少しずつメモしていこう。
分野は多岐にわたります。

 

 私が福田稔先生という医師を初めて知ったのは、昨年、ひどい湿疹を自分で治そうと思い立ってあれこれ調べ始めた時だった。詳細は過去記事にあるとおりである。

「突然の湿疹に見舞われる...」

https://ameblo.jp/ma-wind/entry-12422106507.html

 

「アトピーを爪もみで治す! ついでに魚の目も!」

https://ameblo.jp/ma-wind/entry-12422549884.html

この爪もみを考えだしたのが福田稔先生だ。

 福田稔先生は安保徹先生とともに免疫のしくみを解明することにより(福田ー安保理論)、それを治療に応用する形で自立神経免疫療法を編み出した。それは改良を重ねて、さらに気血免疫療法と名前も変わった。様々な多くの病気、特に現代医学ではなかなか治らない病気を治している。もちろん癌も例外ではない。

 その療法は「人間は治るようにできている」という考えが根底にあり、治る力を最大限に引き出すための治療である。だから、「治すのは患者自身」であると、福田稔先生は繰り返し述べている。

 この気血免疫療法については、福田ー安保理論の免疫の話から始めるべきなのだろうが、そこから書き始めると長くなるので、まずは治療について書いていこう。福田稔、松田博公著「福田稔の気血免疫療法」と福田稔・済陽高穂著「自律神経免疫療法 実践編」いう2冊の本からの抜粋です。(多少表現を変えています。)

 

 

 

 


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 気血免疫療法では、気と血液がからだの生理状態をコントロールし、その気と血液は自律神経と深い関係があるという「気血理論」に基づいて治療が行われます。気血免疫療法のポイントは

 

1) 「気を通す」

2) 「血のめぐりを良くする」

3) 「毒を出す」

 

の3つで示されます。

 病気はからだの気血のめぐりの滞りで体内に毒素が溜まることによって発症し、そうした状態の放置がさらに気血のめぐりを妨げる悪循環となり、症状を悪化させます。したがって、すでに溜まっている毒素を排出し、悪いものが体内に蓄積しにくい体質を変えていくことが真の治療なのです。

 排毒という観点で薬をとらえると、西洋医学の薬品の多くは表面的に症状を抑え込む作用から成り立っています。その結果、体内の毒素の排出を妨げ、さらにステロイドに典型的なように薬自体が毒素として蓄積してしまうため、新たな病気を作り出す原因にもなってしまうのです。薬の使用を避け、気血の流通を助けて排毒を促す治療で体質改善をもたらし、病気を根本的に治すことが重要なのです。

 気を通さなければ血のめぐりも良くならず、毒素が溜まると気血ともに滞る。それがからだの冷えの原因となって体調を悪化させてしまう。そのような状態に対して、磁気針や刺絡針、お灸などによる治療で排毒を促進し、患者の免疫力を高めながら、気を通しやすく、排毒しやすい体を日常的に作っていく。そうした体質作りの手伝いをすることこそが気血免疫療法の目的なのです。

 

 さて、この「気」とは何かということですが、「気」は中国医学の概念で、人間のからだを満たし、宇宙の万物を構成する生命エネルギーのことを指します。気は一般に、目には見えないが働きがある物質的なものとされ、からだの中を流れて人体の機能を保ち、皮膚の上を覆って内部を保護するとともに、気功師が行う外気治療や武術家の遠当て術のように、外部に発して作用を及ぼします。一方、中国には、万物は気でできていて、目に見えないものだけでなく、見えるものすべて気だという考え方があります。

 そこには「人の生命は気が集まって生まれたものであり、集まれば生命となり、散れば死ぬのである。万物は気で構成され世界にただ1つ気があるのみである」とあります。見えないもの、見えるものの違いは気の濃淡だけで、本質的には同一なのです。そこから、中国医学では、目に見えない気も目に見える血も同じだと考え、血は気が物質化したものであり、気が流れれば血が流れる。血の滞りを除けば気のめぐりは良くなるなど、気と血の一体性が協調されています。

 

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 福田稔先生の主張はきわめてシンプルで当たり前のことのように思う。体を汚れのない自然の状態に戻せば、おのずと病気も治っていく。だから、特別な薬やサプリメントのようなものは何も必要がない…というより、そういうものは逆に毒だという。この治療に必要なのは針と灸、治療者の技術だけである。そして、患者が自ら治すぞという気持ちだけだ。

 そして、患者の気持ちと「気」という目には見えないものを重要視されている。このあたりはガストン・ネサーンや松野哲也先生の考え方にも通ずるものがあるのではないかと思う。

 そして、中国医学や江戸時代の日本の医学なども、本当によく勉強されながら、この療法を試行錯誤で改善に改善を重ねていかれたようだ。このあたりは、とてもおもしろいので、また次回以降に詳しくメモしていこうと思う。

 興味深いことに現代医学で難病指定されるような病気も免疫を整えることで治る例が多くあるようだ。こういう例を読んでみると、薬を使う現代医学だからこそ治せない、難病指定されてしまうのでは…と思えてくる。

 さて、この気血免疫療法では、免疫の状態を把握するのに、白血球中の顆粒球とリンパ球の割合を見ている。それについてもメモしておこう。免疫が整った時に、様々な病気が治っていくという。

 

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 この療法では免疫の状態を把握するのに白血球中の顆粒球とリンパ球の割合のデータを用いています。白血球中の顆粒球とリンパ球が

 顆粒球54~60% 対 リンパ球35~41%

の割合を保っている時がバランスの良い状態であることを突き止めました。

 これは、自律神経と白血球中のリンパ球と顆粒球の割合、そして病気との結びつきを、福田ー安保理論で解明したことから得られた結果です。それを図式化すると以下のようになります。

 

 ストレス → 交感神経緊張

      → 顆粒球増多 → 組織破壊・病気

 

 リラックス → 副交感神経緊張

   → リンパ球増多 → 免疫活性化・治癒

 

これが病気の成り方、治り方の法則です。

 

-------------- ここまで

 

 安保先生がガンの原因はストレスだというのは、こういう具体的な体のしくみがあるからだ。ここで、自律神経、白血球の関係性はわかったが、自律神経をどうやって整えるかというところで、福田先生と安保先生は相当悩んだということだ。そんな時に浅見先生の刺絡という方法に出会う。刺絡は百会と爪の井穴を針でチョンと指して、少量の血液を出すことで自律神経を整えるという。

 福田先生はそこからヒントをもらう。まずはまねてみて…、次にはより効果的な治療法へと改善していく。そうして生まれたつむじ療法、爪もみである。私もそれで体中の湿疹が治った。

 

 福田稔先生は2014年にお亡くなりになって、その後、お嬢さんの鳴海理恵さん(なるりえ先生)がこの治療を続けている。

彼女のブログhttps://ameblo.jp/kiketsukai/

には、現代医学では絶対に治らないと言われる難病やガンの再発の治癒例が多く出ていて、「人間は治るようにできている」のだなとしみじみ思うのだ。