今日は2月2日(金)です。今日は一段と寒い!です。天気はここ3日間曇☁や雨☂の日ばかりです。
どこへ出かけても寒いので、家からほとんど出ることもなく、相変わらずだらだらと過ごしています。
録画したテレビ番組やNetflixを見たり、ネットサーフィンをしたり…
で、今日は昨日見た「ポップスが最高に輝いた夜」のドキュメンタリー映画についてのレビューを! Netflixで1月29日から配信されています。
〈内容〉
1985年1月28日の夜。当時世界で最も活躍していた米音楽界のスーパースターたちが一つのスタジオに集結し、アフリカ飢餓救済のために作られた曲「We Are The World」を歌い上げた。
歴史に残るこのレコーディングプロジェクトの裏に迫るドキュメンタリー映画です。
今でも歌い継がれる「We Are The World」は、マイケル・ジャクソンとライオネル・リッチーが作詞・作曲を共同で担当、クインシー・ジョーンズがプロデュース。ロサンゼルスの「A&Mスタジオ」で収録されました。
映画は、計画の初期段階からレコーディングの舞台裏までを未公開映像とともに振り返っており、当日、集まったスーパースターたちの様子を、これまで公開されなかった貴重な映像を交えて紹介しています。
また、1985年と同じ「A&Mスタジオ」でライオネル・リッチーやブルース・スプリングスティーン、シンディ・ローパー、ケニー・ロギンス、ヒューイ・ルイスらへのインタビューも交えて、当時の思い出を回想しています。
「We Are The World」
USAフォー・アフリカのプロジェクトとして、「バナナ・ボート」で有名な歌手、俳優、社会活動家であるハリー・ベラフォンテの構想をもとに、アフリカの飢餓と貧困層を解消する目的で作られたキャンペーン・ソング。
参加アーティストの数は45人。(下記参照)
22:00、クインシー・ジョーンズの提案で、先ず45人のアーティストが全員でユニゾンとハーモニーのパートを録音。
そしてコーラス間のソロのパートは、約20人のアーティストによって翌朝4:00に始まり、8:00にようやくすべてのレコーディングが終了しました。
〈参加アーティスト〉 五十音順 太字はリードボーカルを歌唱
アル・ジャロウ、ウィリー・ネルソン、ウェイロン・ジェニングス、キム・カーンズ、クインシー・ジョーンズ(指揮)、ケニー・ロギンス、ケニー・ロジャース、ジェフリー・オズボーン、ジェームス・イングラム、ジャッキー・ジャクソン、ジョン・オーツ、シンディ・ローパー、シーラ・E、スティーヴィー・ワンダー、スティーヴ・ペリー、スモーキー・ロビンソン、ダイアナ・ロス、ダリル・ホール&ジョン・オーツ、ダン・エイクロイド、ディオンヌ・ワーウィック、ティト・ジャクソン、ティナ・ターナー、ハリー・ベラフォンテ、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース、ビリー・ジョエル、ブルース・スプリングスティーン、ベット・ミドラー、ポインター・シスターズ、ボブ・ゲルドフ、ボブ・ディラン、ポール・サイモン、マイケル・ジャクソン、マーロン・ジャクソン、ライオネル・リッチー、ラトーヤ・ジャクソン、ランディ・ジャクソン、リンジー・バッキンガム、レイ・チャールズ
〈感想〉
「ポップスが最高に輝いた夜」には、当時のレコーディングに参加した何人かのアーティストが出演していて、特にライオネル・リッチーが語り手となり、アメリカの偉大なアーティストたちとの当時の逸話を紹介しています。
自己主張やエゴの強い一流アーティストたちが、インターネットも携帯電話もなかった時代に、一つの場所で一つにまとまるという奇跡が実現したのは今では考えられないこと。
そして映画は、数えきれないほど見どころが満載でした。参加者をどういう順に並ばせるか? 声域に合わせて誰にどのパートを歌わせるか? 各パートの繋がりをどうするか? クインシー・ジョーンズの葛藤や采配なども素晴らしかった。
ライオネル・リッチーからスティーヴィー・ワンダー、ポール・サイモンと声が重なっていく歌い出しの瞬間、ケニー・ロギンスからスティーヴ・ペリー、そしてダリル・ホールへの鮮やかな流れ、そして、癖の強いブルース・スプリングスティーン。
「何もかも」が気持ち良い!!!
「We Are the World」は、たった一晩で録音され、ビデオクリップが世界中に広まります。
そして世界中で聴かれ、連帯のメッセージを伝えつつ、音楽という普遍的な言語を通じて、より幸せな世界を作る大切さを感じさせました。
80年代の日本人にとっては、キラキラしていた素晴らしい時代に造られた、懐かしくも大いなる曲を想起させてくれた、とてもワクワクするドキュメンタリーでした。
最後のライオネル・リッチーの父親の言葉に感動しました…
【家に帰るのを楽しめ。帰れなくなる時がいつか来るから。】
家はいつまでもここにあっても、人はいつかいなくなる…
45人のメンバーもすでにマイケル・ジャクソンをはじめ数名が亡くなっています。
共に過ごせることの有り難さ。帰る家があることの有り難さ。
当たり前だと思うことが、幸せなことであると。
1985年と言えば過去のブログ第86回「60年間を振り返る⑧勤務地1」でも書きましたが、私が大学を卒業して就職した年…
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そして、プラザ合意を契機に、バブル経済を迎えた時期…
39年前? そんな昔になるのか…
人類にとっての指針となるような偉大な名曲があるのに、残念ながら今も戦争や争いは無くなってない!
皆、「同じ一つの世界を分け合って生きている」というのに…
肌の色も性格も個性もバラバラな偉大なアーティストたちは、助け合い困難を乗り越え、あの夜一つになった。
現代に最も必要とされる「奇跡の曲」のすべてを感じることができる、素晴らしいドキュメンタリーでした。